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[Live Report] Le Lien – まだはやい?んなことないない!Le Lien 初ワンマンライブ〜40x〜

Le Lienの初ワンマン、とてもバラエティに富んだ楽しいライブだった。

Le Lienは現役女子高生4人組によるガールズバンドだ。っていうと、アニメ「けいおん」とか思い出すよね。
実際、彼女達も結成当時は楽器をやった事のないメンバーがいる状態だったという。2013年11月結成当初から、練習に練習を重ね、ガールズバンドとして成長してきた。
この日のワンマンは、そんな練習の成果を存分に発揮する機会だったと思う。

会場はスタッフが観客に「一歩前に進んでください!」と声をかけないと、後ろのお客さんが入りきれないほどの満員。当然チケットはSold Outの400人がライブ開始前から各々サイリウムの確認などしながら過ごしていた。
そして、ライブがスタート。メンバーが制服姿でステージに出てくると「ウォー」という凄まじい歓声で会場が揺れる。
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1曲目「Be My Boyfriend!」から演奏が始まった。1曲目から観客のテンションがヤバイ!すでにボルテージ最高潮である。
2曲目「Every time〜きらいのはんたい。〜」3曲目「がんばりDoki」4曲目「Brand New Beat」と立て続けに演奏。そして、5曲目は私立恵比寿中学のカバー「大人はわかってくれない」を演奏。
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ここで一旦MCを挟み、Ba,KarinとKey,Minamiがステージからいなくなる。戻ってきた時にはジャージにTシャツというラフな服装だった。そして、入れ替わりでVo.Gt,ShioneとDr,Hikariもステージからいなくなり、同じくジャージ姿で登場した。
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ステージには椅子が用意され、アコギ・ベース・ピアニカ・カホーンという編成で、「初めてメンバーが作詞した曲で、等身大で一番の思い出がある」という、この日の為に練習してきた「きずな坂」のアコースティックバージョンを披露。Shioneの声がより聴き取りやすく、とても良い演奏だった。

そして、ここからが面白かった。またバンド演奏に戻るかと思いきや、なんとMinamiがソロでAIの「Story」をカバー。続けて、Shioneが中島美嘉の「Glamourous Sky」、Karinが森高千里の「気分爽快」、最後にHikariが安室奈美恵の「GIRL TALK」をダンス付きで披露!それぞれのキャラクターにとてもよく合った選曲で観客も大盛り上がりだった。

それぞれのソロコーナーが終わった後、メンバー全員ステージからいなくなり会場には4人の会話だけが流れる。この日のライブは、Key,Minamiが「高校卒業前最初にして最後のワンマンだから」という理由で、文化祭をテーマにしており、会場には『第1回私立絆高校文化祭「絆祭」』というポスターが沢山貼られていて、観客の中にも学生服姿の観客が沢山いた。そのテーマに合わせるかのように「4人が学園祭で出し物をする」という会話だった。コント調の面白い会話でLe Lienをモジってドリアンというグループで学園祭のステージに立つ。という設定でTシャツとホットパンツ姿でステージに4人が戻ってきた。
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そこで披露されたのは、1月27日に発売された2ndシングル「斬鉄剣」のダンスバージョンだった。楽器は持たず、これまたこの日の為に練習を重ねてきた。というダンスを披露した。観客のテンションもMAXで、終わった後Shioneが「かわいかった?ダンスよかった?」と言うと、観客席からは凄まじい歓声が上がった。

そのMCの流れのまま、ここでファミーユ(Le Lienのファンの事)達との絆を深める。という意図で、究極の2択(ケーキ味のピザとピザ味のケーキどっちがいい?などなど)をファミーユに提示し選んでもらい、ステージではメンバー達が同じく選択した答えを隠しておいてファミーユの後発表する。という企画を行った。
5問やった結果、Minami以外の3人が4問ファミーユと同じ選択をしており、急遽ジャンケンで1位を決める事に。ジャンケンに勝ったHikariには大きいうまい棒がプレゼントされた。笑

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企画も大盛況に終わり、ここから後半戦が始まった。再度楽器をそれぞれ持ち、Shioneが観客を煽り私立恵比寿中学のカバー「ザ・ティッシュ 〜とまらない青春〜」、チームしゃちほこのカバー「抱きしめてアンセム」、mihimaru GTのカバー「ツヨクツヨク」を演奏。MCも挟まずハイテンションで演奏していき、また観客のボルテージが最高潮に達していた。
そして、Shioneが「次で最後の曲です。でも、みんなが盛り上がれる曲を用意したから、飛んでタオルを振って楽しんでください。」と言い「虹色ハイジャンプ」を演奏。Shioneの言った通り、ファミーユ達は各々最高に楽しそうに盛り上がっていた。
演奏が終わり、ステージをメンバーが去ると、すぐさま観客席からは大声のアンコールが。途中からコールが「Le Lien」に変わる。

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しばらくして再度メンバーが戻ってくる。僕が今までみてきた様々なライブではアンコールというと大体ラフな服装になっている事が多いのだが、彼女達は全員お揃いの衣装に身を包み登場した。
そして、Shioneが「今日まだやっていない曲をやります。」と言い「斬鉄剣」を演奏した。(ダンスバージョンはあくまで文化祭のドリアンのパフォーマンスという設定なので。笑)
バンド演奏での「斬鉄剣」はさすがにカッコよかった!

そして、アンコールの最後の曲。「君に幸あれ」を演奏してアンコールも無事に終了した。
アンコール終了後、「重大発表があります!」との事で、9月4日に東京・代官山LOOPで2度目のワンマンライブをやる事が発表された!

その後、Shioneがメンバーに今日の感想を1人1人求めると、Karinは涙を浮かべながらワンマンを出来た事について感謝を述べた。みんな想いは同じようで、HikariもMinamiもファミーユやスタッフへの感謝をそれぞれ口にしていた。最後にShioneが「初めてライブをやった場所がここでした。その時は1曲だけでした。今は目の前にこんな凄い光景が広がっています。本当にみなさんのおかげです。」と涙を流しながら話した。観客席ではもらい泣きをするファンが沢山いた。
この日のワンマンライブの為、北海道や韓国!からわざわざ参加していたファン達にとって、本当に特別なライブだったのだと思う。
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こうしてライブは終わった。振り返ってみると、本当にテーマに掲げていた「文化祭」というのがぴったりなライブだった。そして、バンド演奏だけではない彼女達の様々な才能を見た気がした。
MCはまだあまり慣れていない感じがして、それがまた彼女達の魅力やかわいさに繋がっていたし、一度楽器を手にして演奏をすると、本当に楽器と真剣に向き合ってきた事が分かるしっかりとした演奏が聴けた。
KarinのベースとHikariのドラムはしっかりとボトムを支えていて、ずっしりとしたロックな演奏だったし、元々ピアノは弾いていた楽器経験者のMinamiのピアノとシンセサイザーは楽曲を華やかにしていたし、Shioneのギターはとても柔らかい手の動きでストロークを刻んでいた。ギター初心者はストロークが固くなってしまってグルーブが出ない。という事がよくあるのだが、Shioneのストロークは実にスムーズで楽曲のグルーブ感をしっかり出していた。
本当にみんな真剣に楽器を練習し続けてきたのだろう。それがとても見えるライブだった。

僕は、終始面白いライブをするなぁ。と感心しつつ、ちゃんとガールズバンドとしてカッコいい演奏も出来るんだなぁ。と感心しっぱなしだった。
彼女達はまだ2ndシングルを出したばかりで、この日が初めてのワンマンだったし、本当にこれからのバンドだと思う。

だけれど、この日のライブを観ただけで、今後ますます成長して大きくなっていくのが目に見えて分かるようだった。
僕は、これからも彼女達の成長してゆく姿を見ていたいな。と純粋に思ったし、彼女達はその期待にきっと応えてくれるバンドだろう。とも思った。

きっと、この日のライブに来ていたファミーユ達全員がそう思ったに違いない。
それほど、最高のファーストワンマンライブだった。

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2016年2月11日 原宿アストロホール
Le Lien – 2016年2月11日 まだはやい?んなことないない!Le Lien 初ワンマンライブ〜40x〜

Kohei Murata

Kohei Murata編集長・ライター

投稿者の過去記事

バンド活動を通して、自分の音楽を世界に発信する事を志しながら、同時に仕事での独立を目指して様々な業種を経験する。バンドでは日本のみならず台湾でも活動を行い、台湾でのアルバム2枚のリリースや大型野外フェスティバルへの出演も果たす。
その後、様々な仕事を経験し2015年独立。
現在は音楽メディアOptimanotesの編集長兼ライターとして、記事の執筆をしている。

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