2016

[Live Report] ビクターロック祭り~2016~ – 2016年2月14日

Victor_Rock_Matsuri

今年で3年目を迎えるビクターロック祭り~2016~が今年も始まった。
ビクターがいかにロックに力を入れているかを表すかのようなこのフェスティバルに、今年も本当に数え切れないほど大勢の観客が参加した。

2016年の参加アーティストは、出演時間順にヒステリックパニック,THE BAWDIES,ヤバイTシャツ屋さん,kiki,サンボマスター,Gacharic Spin,THE BACK HORN,Awesome City Club,Dragon Ash,藤原さくら,レキシ,go!go!vanillas,DJやついいちろう,くるり,SAKANAMON,サカナクション,DJダイノジが名を連ねた。
残念ながら、ヒステリックパニックはVo,ともがインフルエンザを発症してしまい出演キャンセルになってしまったが、本人が一番悔しかった事だろう。

ステージはメインのBARK STAGEと少し小さめのROAR STAGEに分かれており、その他ハイレゾの視聴が出来るコーナーやフェイスペイントのコーナー、ダーツコーナーや様々な食事が楽しめるエリアなど、1日いても全く飽きさせない作りだった。

僕はサンボマスターから参加出来たのだが、会場に着いた時にはすでに会場中埋まるほどの観客が集まっていて盛り上がっていた。こういったフェスの良いところは、参加者が本当に自由にその場を楽しんでいるところだと思う。
ちょうどお昼時という事もあり、食事をしながらビールを飲んで楽しむ人やフォトエリアで写真を撮って楽しむ人、次のライブに備えステージ前で待つ人、本当にそれぞれがそれぞれの過ごし方をしていた。

sanbo
さて、ライブの方だがサンボマスター熱かった。登場と同時にVo.Gt,山口のMCが絶好調だった。まだ演奏を始めていないのに観客も盛り上がりを見せ、そのまま演奏に突入。山口の「踊れー!」という煽りに観客が全力で応える。次々とハイテンションな楽曲が演奏され、隙間隙間にとにかく観客を煽る。ライブバンドとしての実力みたいなものを凄く感じるライブだった。この日のライブで山口がずっと言っていた「安月給」というキーワードが、最後まで盛り上がりの一端を担っていたのがとても面白かった。笑

Gacharic Spin
続いてROAR STAGEでGacharic Spin。彼女達のライブを観るのはビクターロック祭り・番外編以来だ。より大きなステージという事もあり、演奏もよりダイナミックに感じた。相変わらずガールズバンドの中でも群を抜くステージングと楽曲の激しさだ。観客も会場が埋まるほど入っていた。

backhorn
Awesome City Club
その後、BARK STAGEでTHE BACK HORN、ROAR STAGEでAwesome City Clubと続いた。THE BACK HORNはさすがのステージングでモッシュを起こしていたしギターの音が最高だった、初めて観たAwesome City Clubはまだデビューからそんなに経っていないにも関わらず貫禄のステージングで極上のシティポップを聴かせてくれた。

Dragon Ash
ここで、ビクターロック祭り3年連続出演のDragon Ashの登場。ライブ前から観客の集まり方も凄かった。満員の観客を前にメンバーが登場すると、観客の凄まじい歓声で会場が埋まる。Kj(vo & g)は「お前らをダイブさせる為だけに俺らはここにいるんだよ!」「屋根ぶち破るぐらい飛び跳ねろ!」と観客を煽り、観客もそれに応える。「For divers area」「AMBITIOUS」「The Live」「Neverland」「百合の咲く場所で」と次々と盛り上がる楽曲を披露し、最後はライブでの定番曲「Fantasista」で終了。終わった後、マイクなしで「ありがとう!」と叫ぶKjの姿が印象的だった。そして、ここまで有名なバンドにも関わらず「名前だけでも覚えて帰ってください。Dragon Ashでした。」と締めくくるあたりが憎いな。と思った。

fujiwwara
一方、ROAR STAGEでは藤原さくらが、その相変わらずのスモーキーな歌声を披露していた。フォーキーなサウンドに乗せ独特の歌声で歌っている。ロックフェスは、やっぱりこういうところが良いなぁ。と感じる。
とても自由に様々なサウンドが鳴らされて、全く観客を飽きさせない。音楽好き達の夢の空間だと思う。

rekishi
メインのBARK STAGEには次のレキシを待つ観客が稲穂を手に待ちわびていた。
登場したレキシは1曲目から代表曲「狩りから稲作へ」を披露。曲途中にMCも挟みながらの演奏で観客は大盛り上がりだった。みんなレキシグッズのINAHOを振りながら「縄文土器、弥生土器、どっちが好き?どっちも土器」と大合唱が起こっていた。楽曲の途中でもMCを挟んだり、誰でも聴いた事のある大名曲のパロディを出してきたりと、レキシならではのステージングに会場は大受けだった。
続いて「年貢 for you」からの十二単衣を羽織っての「SHIKIBU」、曲が始まる前、十二単衣を羽織りながらMCが長すぎる事を突っ込まれている事をネタに、「レキシからMCを取ったら何が残る?カツオからいたずらを取るのと同じだぞ!」と笑いを取るあたり、やっぱり好きだなぁ。と思った。続けて、ラストに披露されたのは「きらきら武士」だった。観客も次々と集まり、終わる頃には凄い一体感で会場は満員だった。

go!go!vanillas
ROAR STAGEではgo!go!vanillasがスタートし、軽快なロックンロールを鳴らす。こちらも会場は観客で一杯になっており、大変盛り上がっていた。go!go!vanillasの後は、その熱さを引き継ぐかのようにDJやついいちろうが会場を盛り上げる。名曲オンパレードで観客は笑顔でシンガロングしていた。

qururi
BARK STAGEでは、くるりが登場。岸田がアコギを持ち、「グッドモーニング」からスタートしたと思ったら、続いて「Morning Paper」「Race」「ロックンロール」「Hometown」とアルバム「アンテナ」の再現ライブ!現在くるりの実施している「NOW AND THEN」の「アンテナ」編じゃないか!とドキドキした。その後、「すけべな女の子」からNHKのみんなの歌で流れている「かんがえがあるカンガルー」を披露。最後はなんとまだレコーディングもしていないシングルにもならない。という未発表曲「どれくらいの」という曲でライブが終了。岸田の言う「幕張の思い出にしてください」という言葉通り、会場みんなの素晴らしい思い出になった事だろう。

SAKANAMON
くるりの後はROAR STAGEでSAKANAMON。サウンドチェックですでにライブが始まってるかのようであったが、一旦メンバーが引き正式にライブスタート。いきなり「マジックアワー」でテンションが上がる!観客も一気に踊るモードに突入。その後「アリカナシカ」「PLAYER PRAYER」など披露し、「TSUMANNE」で締め。今日のフェスで初めてのアンコールが飛び出し、SAKANAMONのメンバーが再登場!「サカナクションがまだ始まらないからアンコールやります」と1曲アンコールを披露して終了した。観客も大満足の様子であった。

sakanaction
そして、最後BARK STAGEのトリ、サカナクションの登場。会場へ入りきれないほどの観客を前にメンバーが登場。ステージ前方に設置されたコンピューターの前にメンバーがスタンバイし、「ミュージック」からスタート。一瞬で会場がクラブのような空気感を纏い、観客からはシンガロングが巻き起こる。途中ステージが暗転し、バンドセットになると一気にバンドらしい力強い演奏に切り替わる。こういうところ、サカナクションの魅力だと思う。続けて「アルクアラウンド」「モノクロトウキョー」を演奏。山口の「まだまだ踊れる?」というMCを合図に日本舞踊の踊り子が2名登場!これには驚いた。そして「夜の踊り子」を披露。
その後、和太鼓の入ったインストのダンスナンバーを演奏し音が途切れる事なく「アイデンティティ」へ。これには鳥肌が立った。観客のシンガロングに山口から「すげぇ!」と言葉が漏れる。そして、またしても曲が繋がるかのように「ルーキー」へ。最後は「新宝島」で終了。しかし、鳴り止まない拍手に再度登場し、「まだ踊り足りない?じゃあ、1曲だけ」とアンコールで「Aoi」を演奏し、ライブが終わった。

この日1日ビクターロック祭りに参加していて思ったのは、本当にビクターはロックを大事にしているんだな。という事。そして、所属しているアーティストもビクターの事が好きなんだな。というのを凄く感じられる1日だった。
そして、この日会場へ訪れていた観客達もしかり、みんなロックが大好きなんだな。という事をとても実感させられた。
まだ始まって3年目のフェスティバルではあるけれど、ビクターがロックを大事に思う限り続いていき、どんどん大きなフェスティバルになっていくんじゃないか。そんな事を考えながら今日の様々なライブを思い出しながら僕は帰路についた。

しばらく、僕の中のロックブームがきそうだな。笑

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2016年2月14日 幕張メッセ 国際展示場
ビクターロック祭り〜2016〜

Kohei Murata

Kohei Murata編集長・ライター

投稿者の過去記事

バンド活動を通して、自分の音楽を世界に発信する事を志しながら、同時に仕事での独立を目指して様々な業種を経験する。バンドでは日本のみならず台湾でも活動を行い、台湾でのアルバム2枚のリリースや大型野外フェスティバルへの出演も果たす。
その後、様々な仕事を経験し2015年独立。
現在は音楽メディアOptimanotesの編集長兼ライターとして、記事の執筆をしている。

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