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[Live Report] GLIM SPANKY – 2016年4月16日 “ワイルド・サイドを行け”ツアーFinal

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僕にとって、この日のGLIM SPANKYのライブは先日のVirgin Rocks 1以来となった。
ツアーFinalという事で、開演前から期待感で胸が溢れていた。会場は当然の如く満員、チケットは完売と大盛況となっていた。

僕が会場に入る頃には、すでに観客達がライブの開始をまだかまだかと待っている。いつ見ても、このライブ前の独特の緊張感と期待感は素敵だと思う。

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そして、会場が暗くなり、まずはplentyの登場。GLIM SPANKYのファンも合わさって温かい歓声と拍手で迎え入れられた。そんな温かい空気感もあってか、plentyは素晴らしい演奏で会場をしっかりと温めライブを終えた。

さあ、いよいよ次はお待ちかねのGLIM SPANKYの出番だ。僕の胸の鼓動も早くなる。

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会場暗転!凄まじい拍手と歓声で会場が埋まる。ステージにメンバーが現れ、いきなり演奏されたのはツアータイトルにもなっている「ワイルド・サイドを行け」だ!テンションが上がる。イントロの亀本のギターが最高だ!松尾の第一声も素晴らしい!2人とも調子が良さそうだ。
この日のGLIM SPANKYは先日のVirgin Rocks 1より更に進化しているように見えた。とにかく迫力が凄い!新たに加わったキーボードによる演奏の厚みもあるのだが、本人達もツアーFinalという事で気合いが入っているのか、亀本のギタープレイもいつもより冴え渡り、松尾のボーカルもいつもより力強く感じた。単純にカッコいい!と見惚れてしまった。

松尾の「こんばんは、GLIM SPANKYです。」という一声から、続けて「褒めろよ」。途中のコーラス部で観客のシンガロングが起こる!亀本のギターソロでは歓声が上がる!更に「リアル鬼ごっこ」とGLIM SPANKYのロックチューンが連続で爆発する。松尾のリッケンの音が今日も最高だ!すでに会場のボルテージは最高潮!
ここで、亀本がレスポールからSGへギターを持ち替え、ギターソロからの「ダミーロックとブルース」イントロのリフ、いつ聴いても痺れる!続いて「夜明けのフォーク」。GLIM流ロッカバラードとでも呼びたくなる名曲を演奏。松尾のボーカルが特に冴え渡る1曲だ。
僕は彼らの音楽に本当に胸を鷲掴みにされてるんだな。なんて考えながら気持ち良い演奏に身を委ねていた。

MCで松尾がリリースツアーFinalに沢山の観客が集まってくれた事への感謝を述べ、「BOYS&GIRLS」へ。跳ねたリズムとイントロのギターリフが印象的な楽曲。個人的には90sのUKロックシーンとかを思い出す曲だ。

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続けて、5/13に配信リリースされる新曲「時代のヒーロー」!イントロから亀本のトーキング・モジュレーターをかけたギターサウンドが印象的でたまらない!彼のギタープレイは本当に底が知れない。観る度に確実に進化してゆく。それは、他の楽曲におけるギターソロでもそうだし、今回の新曲でもそうだ。観る度にその進化のスピードに驚かされる。
本当に現代の日本にはほとんどいない、本物のギターヒーローの1人だと思う。

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次に演奏されたのは、「NEXT ONE」個人的にこの楽曲は本当に大好きで、普段からよく聴くのだが、やはりライブは良い!松尾のボーカルに痺れ鳥肌が止まらなくなる。間奏後の落ちサビでのファンとのコールアンドレスポンスが気持ち良い。この日の演奏も最高だった!

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松尾がアコギに持ち替え、弾き語りから始まる「太陽を目指せ」。歌詞の内容がとても前向きなこの楽曲は、聴く度にいつもGLIM SPANKYによる決意表明のように感じる。ギターソロも素晴らしく、聴いていてとても心地よい。そして、MCで「セットリストを見る度にもうおしまいか。と思う」「NEXT ONEでみんなが歌ってくれて助かった。」「GLIM SPANKYのライブは自由だから、もっとお酒飲みながら観てもらえるライブがしたいな。」と話し、今年の7/9に東京キネマ倶楽部でコンセプトライブ「Velvet Theater 2016」ワンマンをやる事や、他にもワンマンを何度かやる予定という告知を挟み、本編ラスト定番曲!待ってました「大人になったら」。なんだろう。この曲は本当にGLIM SPANKYのアンセムとでも言うべき曲だと思うのだが、松尾のボーカルに胸が締め付けられる。そして、「この世の全ては大人になったら解るのかい」という歌詞が心に刺さってくる。きっと、年齢とか音楽のジャンルなんて垣根を超えて誰にでも響く大名曲だと思う。余計な感想なんていらない。ただただ、沢山の人に聴いて欲しい楽曲だ。

「大人になったら」で本編を終えると、早速割れんばかりのアンコール!当然だ!もっと聴いていたい。もっとステージを観ていたい。

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そして、アンコールに応えメンバーが再登場。松尾がアコギを持ち、MCで亀本からキーボードが加わった事がアナウンスされ、アンコール1曲目は、新曲でアニメ「境界のRINNE」のED曲にもなっている「話をしよう」の初披露だった。GLIM SPANKYも初めて演奏する。というこの楽曲は、とてもキャッチーなメロディが印象的な楽曲で、GLIM SPANKYの中でも特に明るい楽曲だと思った。「ただ思ってるだけじゃ、未来は変わらない。」という真理をついた歌詞が響く。亀本のギターソロはボトルネック奏法で、これもGLIM SPANKYの中では珍しく新しかった。

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そして、松尾からメンバー紹介があり、アンコール最後は予想を裏切る「Gypsy」!そう来るか。と思った。BPMの早いロックナンバーで、松尾のボーカルと亀本のワウをきかせたギターが冴え渡るこの楽曲でライブが終わった事で、よりライブの余韻が残った。最後の盛り上がりが本当に凄かった!

GLIM SPANKYのライブは、もう何度も観ているが、本当に観る度に新しい刺激をくれるし、観る度にその進化に驚かされる。
様々なフェスへの出演も決まっている彼らは、これから先も、スピードを緩める事なく進化しながら、ステージを重ねてゆくのだろう。
そして、次に僕がライブを観る時には、また新たな刺激をくれるのだろう。まるで麻薬のようだ。

近い将来、GLIM SPANKYが日本にいなくてはいけないロックバンドになる事はもう明らかだと思う。圧倒的個性。他に一切類を見ない亀本のギタープレイと松尾の心に訴えかけてくる声とボーカルは、そんな新世界を切り開いてゆくのだと思う。

これからも、彼らの快進撃を見逃さないように追っていきたいと強く思いながら帰路についた。

“ワイルド・サイドを行け”ツアーFinal、とにかく最高の内容であった。

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2016年4月16日 恵比寿LIQUID ROOM
GLIM SPANKY – “ワイルド・サイドを行け”ツアーFinal

Kohei Murata

Kohei Murata編集長・ライター

投稿者の過去記事

バンド活動を通して、自分の音楽を世界に発信する事を志しながら、同時に仕事での独立を目指して様々な業種を経験する。バンドでは日本のみならず台湾でも活動を行い、台湾でのアルバム2枚のリリースや大型野外フェスティバルへの出演も果たす。
その後、様々な仕事を経験し2015年独立。
現在は音楽メディアOptimanotesの編集長兼ライターとして、記事の執筆をしている。

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