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[Live Report] Dragon Ash – 2016年4月15日 Tour 2016 “The Lives” 初日

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Tour初日のこの日、開演前Zepp Tokyoの前には、この日先行発売されたツアーグッズを求める列で数え切れない程の人だかりが出来ていた。
そして、会場に入るとそんなツアーグッズを身に付け、動きやすい服装に着替えたファン達がすでにギュウギュウに会場を埋め尽くしていた。この「動きやすい服装」というだけで、如何にDragon Ashのライブが熱く盛り上がるものかを物語っているかのようだった。

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19時の開演前になると、会場の期待感や熱気が伝わってくる。観客達は今か今かとステージを見つめていた。そして、会場のライトが落ちる。SEはアルバム「HARVEST」収録の「Art of Delta」だ。凄まじい歓声と拍手。みんなこの瞬間を待ちわびていたのがよく分かる。そして、僕の鼓動も早くなり始め、これから始まるライブへの期待感が一気に上がる。

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ステージには、次々とメンバーが現れると会場のボルテージは一気に上がる。そしてライブがスタート。途中Kjが「飛び跳ねろ!」というと会場は観客のジャンプで揺れるかのようだった。
ドラム櫻井にスポットライトが当たりドラムからスタートし、他の演奏隊が入ってくると会場からは「オイッ!オイッ!」という掛け声!そして、コーラスをシンガロング。早くもボルテージがヤバイ。
続けて「Blow Your Mind」一瞬たりとも力を抜かず、盛り上がらせられる選曲。よく「ボルテージが最高潮」なんて言葉を使うけれども、1曲目からずっとボルテージは最高潮なままだ。凄い!! 楽曲の中でしっかりとコールアンドレスポンスが成り立っていて、聴いていて気持ちが良い。観客席ではクラウドサーフが至るところで起こっている。この景色、最高な光景だと思った。
テンションを一切落とす事なく「Neverland」Kjの言葉が刺さってくる。素晴らしいメロディ。観客のシンガロングが美しい。会場が幸福感に包まれる。

その後も、曲間を空けずに矢継ぎ早に繰り出される楽曲にテンションもどんどん上がってゆく。常に全力なその演奏に、気付けば観ているこちらも夢中になってる。こんなに盛り上がるライブは久しぶりだ!これも、全く手を抜かないDragon Ashの演奏あってのものだと思った。
途中Kjから「ゴリゴリの新曲をやらせてください。」とMCが入り、新曲も披露された。ちなみに、演奏された新曲はこれぞDragon Ashとも言うべき、ハードでBPMの早い印象的なメロディの楽曲だった。音源化が楽しみでならない。

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Kjがギターを下ろし、ハンドマイクでの「Revive」。続けて「百合の咲く場所で」イントロから歓声が上がる。Kjの歌声もよく響き、言葉が胸を鷲掴みにする。サビではクラウドサーフが凄い事になっていた。途中サビ前にKjが「怪我すんなよ!」と言ったのが印象的だった。

この日のライブは、本当に盛り上がる楽曲ばかりの選曲で、終始一息入れる瞬間なんてものはなく、ずっとステージに釘付けだった。
更に、もう1曲演奏された新曲を演奏する前にKjからMCが入る。「俺達はお前らと他人だから、お前らが助けて欲しい時とかに助けられないかもしれないし、地震があった時に力になってやれないかもしれないけど、みんな色んな想いがあって生きてて、それでもライブハウスに来たら俺達は一つだって俺は胸を張って言えるから、それは夏フェスでもそうだし、野外でもそう、屋内でもそう、でかいちっちゃい関係ない。みんな色々あるだろ、そんなんみんな一緒だ。でも、ライブハウスではみんな仲間だ。」と言うKjの真っ直ぐで誠実な言葉はきっと観客達の胸にも響いたと思う。
そして、演奏された新曲「Circle」はとても素晴らしかった。メロディのとても美しいDragon Ashにしか鳴らせないロックという印象を受けた。初めて演奏された楽曲にも関わらず、観客からはコーラス部のシンガロングがすでに起こるほどキャッチーなメロディだった。この楽曲も早く音源化してもらいたいと思った。

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そして、Dragon Ashとファンを繋ぐアンセム「Fantasista」!!カッコよ過ぎる流れ!会場からは割れんばかりの歓声。みんなが待っているライブの超定番曲だ。観客のシンガロングに「全然聴こえません!」と煽るKjが素敵だった。
サビは言うまでもなく、凄まじい盛り上がりを見せ、間奏ではサポートベースKENKENへの感謝をKjが述べ、ベースソロを披露した。

九州で地震があったこの日、会場に募金箱を設置してある事を話し、ツアーラストが九州だから、自分達が直接募金を渡しに行くから安心して募金して欲しい。とMCが入る。

本編最後「morrow」Kjの歌声と歌詞が心に響く。演奏も素晴らしく気持ち良い。会場が完全にDragon Ashの空間に変わっていた。

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この日のライブは、本当にDragon Ashが素晴らし過ぎるロックバンド・ライブバンドである事を実感させられるライブであった。Tour初日にして、すでに完璧に出来上がっていると思わせるステージングだった。この後のツアーも必ず素晴らしいものになる。そんな予感を感じさせずにはいられない完璧な初日の内容だった。
アンコールを終え、マイクを使わずに「ありがとうございました!」と叫ぶKjの姿に感動した。

僕はDragon Ashが大好きだ。もちろん楽曲も、バンドの姿勢も、その存在が日本の音楽界にとって本当に貴重だと思う。そして、この日会場にいた観客達・ファン達もきっと同じ気持ちでいてくれていると信じたい。

それほど、熱く最高のライブを観せてくれた。ありがとう、Dragon Ash。

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2016年4月15日 Zepp Tokyo
Dragon Ash – Tour 2016 “The Lives” 初日

Photo by 浜野カズシ

Kohei Murata

Kohei Murata編集長・ライター

投稿者の過去記事

バンド活動を通して、自分の音楽を世界に発信する事を志しながら、同時に仕事での独立を目指して様々な業種を経験する。バンドでは日本のみならず台湾でも活動を行い、台湾でのアルバム2枚のリリースや大型野外フェスティバルへの出演も果たす。
その後、様々な仕事を経験し2015年独立。
現在は音楽メディアOptimanotesの編集長兼ライターとして、記事の執筆をしている。

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