Main_MG_6545

[Live Report] ヒトリエ – 2016年4月29日『one-Me Tour “DEEP/SEEK”』ツアーFinal

All_IMG_5681

個人的にもとても楽しみにしていた、ヒトリエのツアーファイナルの日がやってきた。
会場の新木場Studio Coastの中は、僕が着く頃にはすでにギュウギュウの観客で埋まっていた。
あまりにも衝撃を受けた最新アルバム『DEEPER』を聴き込み、開演前からテンションの上がっていた僕は、18時になり会場が暗転すると、観客の凄まじい歓声で更にテンションが上がった。

そして、会場にはSEが流れ、ヒトリエのメンバーが登場。wowakaの「ヒトリエです。よろしくどうぞ。」の一声から、いきなりDEEPER1曲目のキラーソング「GO BACK TO VENUSFORT」これは上がる!
イガラシとゆーまおの強靭なリズム隊、シノダの特徴的なギター、そしてwowakaのボーカルは調子が良さそうで、とても伸びやかに歌声が響く。
続けてDEEPER2曲目「シャッタードール」まるで、アルバムの進化版を目の前で爆音で聴かされている気分だ。2曲目にしてすでに最高!
暗いステージに赤い照明が映えていて、演出も素晴らしかった。

ここで、ギターのシノダからMCが入り「みなさん、準備はよろしいかー!?」と煽りが入ると、観客もそれにしっかり応える。
最初の2曲ですでにボルテージが上がっている観客達の準備は確かに万全だと思った。
3曲目「Swipe, Shrink」シノダのギターソロの最中、左右に飛び跳ねながらギターを弾くwowakaが印象的だった。
矢継ぎ早に4曲目「アンチテーゼ・ジャンクガール」今日のライブはとにかく照明が幻想的且つ派手でテンションが上がった。
これぞヒトリエとでも言うべきギターリフから、どんどん展開してゆく楽曲に震える!
ギターのシノダは、とにかくステージ上を右へ左へ前へ移動しながら観客を煽る!
wowakaから「改めまして、今日は集まってくれてありがとう。ワンマンツアーのファイナルをやりに東京へ戻ってまいりました。今日はここにいるみんなと一緒に笑って泣いて、踊り狂って我を忘れて帰れるような日にしたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。」というMCが入り「ワンミーツハー」ヤバイ!カッコいい!
ボーカル・ギター・ベース・ドラム、全てが一体になって、凄まじく強靭なリズムを叩き出す。本当に痺れる!
更に「サークル サークル」へ。思わず体を動かして踊らずにはいられないリズムの連続。続けて「バスタブと夢遊」全く手を抜かないセットリスト!すでに会場の一体感が凄い。サビで観客が飛び跳ねると、比喩ではなく会場が揺れていた!
間奏のギターソロがヤバイカッコいい!各楽器の音作りもめちゃくちゃ素晴らしい。

そして、とても幻想的なブルーのライトで会場が照らされミドルテンポで聴かせる楽曲「Inaikara」個人的に、この楽曲の振れ幅が大好きだ。
前半ラッシュのようにキラーチューンで観客を躍らせたと思ったら、聴かせる楽曲にシフトする。この振れ幅の大きさはヒトリエの武器だし魅力だと思う。
途中からファンクなリズムになるも、とにかく歌を聴かせるアレンジが素晴らしい。歌詞が心に飛び込んでくる。

wowaka_IMG_6254
そして、wowakaがギターを下ろし、イントロのギターフレーズがインパクト大の「なぜなぜ」ヒトリエの中でもシンプルなアレンジの演奏が、逆に胸を鷲掴みにする。鳥肌!

続けて、キーボードでピアノを弾くwowakaにスポットライトが当たり「フユノ」アルバムDEEPERでも凄く印象的なバラードだ。今までのヒトリエにはなかったタイプの楽曲。しかし、メロディや歌詞がとにかく良い。僕の中ではDEEPERの中でもハイライトに当たるような楽曲だ。生演奏で聴くと肉体的で、音源よりもさらにエモーショナルだ。

MCでwowakaがバンド活動を始めてからの4年半に渡る活動を噛み締め、この日まで、一緒についてきてくれたバンド、スタッフ、ファンへと「ライブをしていると実感して、だから僕はこうやって音楽で生きてられる」、「本当の意味であなた達に生かされています。いつもありがとう」と熱く感謝を述べると会場からは盛大な拍手が。さらにその拍手に応えるように「もっともっと幸せになれると思うんだよ。だから、一緒に行こう!よろしくお願いします!」とwowakaが決意とも言えるように語った。

wowakaの頭の中には、きっと今後の展望や未来が色々描かれているんだと思う。そして、その場所にライブという濃い場所を使い一緒に行きたい。と言うwowakaの真っ直ぐで誠実な言葉は確実に観客に響いているようだった。

そして、後半戦スタート。
まずは、バンド結成して最初に作ったという彼らにとっての大事な楽曲「カラノワレモノ」会場が照明で紫に染まる。サビではブルーとホワイトのレーザーが印象的に会場を照らしていた。
今のヒトリエの原型になっているような楽曲だと思う。
続いてDEEPERより「輪郭」。「カラノワレモノ」からの流れで聴くと、今のヒトリエが如何に成長しているかがとても見えるようだった。とにかくリズム隊の強靭さが凄い。もちろんギターも成長なんて言葉で表せない程カッコ良くなっている。
これはライブなのだが、ヒトリエという4人組バンドの成長物語を観せられているようだ。

シノダの「新木場Studio Coast、まだまだ踊れるんじゃないですかー!!」という一声とタイトルコールから「後天性のバックビート」!ステージ上も観客もボルテージがヤバイ!
楽曲が終わると、イガラシが凄まじいテクニックのベースソロを披露!シノダが「踊り足りない人はいませんかー!」と煽り、カウントから「踊るマネキン、唄う阿保」人力ダンスビートからのキャッチー過ぎるサビのメロディ。観客の盛り上がりも凄い!

次は、ドラムから始まる「MIRROR」。本当に緩急の付け方が上手い。これも、全国ツアーで身に付けてきたものなのかと勘繰ってしまった。心地良いエイトビートにギターのアルペジオ、そしてwowakaのボーカルが映える。途中からギターがフレーズに変わり展開するところが秀逸なアレンジだ。

All_MG_6808
シノダのギターソロに続いて、ついにキタ!!「インパーフェクション」!!本当に個人的な気持ちだが、ヒトリエで一番好きな楽曲!テンションが上がって鳥肌が立つ!
ライブの「インパーフェクション」は、音源をはるかに超えたカッコよさがある!

そして、本編ラスト「トーキーダンス」!これが踊らずにいられるか!イントロからテンションがヤバイ!
ニコニコ動画時代の楽曲の雰囲気も彷彿とさせるようなこの楽曲も、バンドになる事でさらに肉体的に強靭になっている。最後まで盛り上げ続けて本編を終えた。本当に素晴らしいライブだ!

「もう一回!もう一回!」という鳴り止まないアンコールに応え、メンバーが再度ステージへ登場する。
アンコール1曲目は「プリズムキューブ」。wowakaのボーカロイド曲をヒトリエというバンドで表現をする。ヒトリエのポップな部分がよく出ている楽曲だと思う。本当に様々な側面を観せてくれる。

続けてMCを挟み、なんと新曲披露!「ハグレノカラー」というタイトルのこの新曲は、BPMの早いとても明るいイントロから始まるヒトリエにしか書けないような楽曲だった。初めて聴く観客達も楽しそうにしていたのが印象的だった。

All_IMG_6045
そして、アンコールも最後の曲。まだやってない曲あるなぁ。と思っていた。そう、「センスレス・ワンダー」!ラストにふさわし過ぎる選曲。
イントロから鳥肌が止まらなかった!!勢いが凄い!
本当にカッコ良い曲だと思う。四人一体。1人でも欠けたらこの強靭な演奏は失われる。そんな力強い演奏だった。

この日、途中のMCで、この日がツアーファイナルという事でツアーの集大成だと言っていたが、本当にそんな印象を受けた。ツアーを通してひと回りもふた回りも大きく強靭になったヒトリエの姿がステージには常にあった。
そして、wowakaの今の想いも語られ、本当に本当に素晴らしいステージだったと思う。

ヒトリエは、DEEPERという最高のアルバムを出したばかりで、これから更に快進撃を続けるに違いない。そんな事を裏付けるような最高のライブだった。

また、この日のライブの模様はDVD/Blu-rayとして発売される事も決まっており、こちらの発売も今から楽しみだ!

———————
2016年4月29日 新木場Studio Coast
ヒトリエ – 『one-Me Tour “DEEP/SEEK”』ツアーFinal

Blu-ray:Sony Music Shop
DVD:Sony Music Shop


Photo by 西槇太一

Kohei Murata

Kohei Murata編集長・ライター

投稿者の過去記事

バンド活動を通して、自分の音楽を世界に発信する事を志しながら、同時に仕事での独立を目指して様々な業種を経験する。バンドでは日本のみならず台湾でも活動を行い、台湾でのアルバム2枚のリリースや大型野外フェスティバルへの出演も果たす。
その後、様々な仕事を経験し2015年独立。
現在は音楽メディアOptimanotesの編集長兼ライターとして、記事の執筆をしている。

特集記事

LIT

コラム記事





Staff Recommend

PAGE TOP