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ハイロック的音楽のすすめ Vol.7 – 何も無いも重要だ

こんにちは、ハイロックです。

今回は、ある意味「音」についてとは間逆な「無」についてのお話。
無、つまり、音の無い世界、何も無い世界。

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小学生のころ、音楽のカスタネットの授業で
「タン」「ウン」「タン」「ウン」「タン」「ウン」と叩くと教わりました。
タンが叩くとこで、ウンが休むとこ、
そしてその先生は、音が出ている「タン」も大事なんだけど、音が出ていない「ウン」の部分もすごく大事なんだよと教えてくれました。
子供ながらにそのことがとても印象的で今でもその言葉を覚えています。ぼくは、音楽家ではないので、それをうまく音楽で説明することはできないんだけど、なんとなくそのイメージを自分なりに解釈してみると、たとえばお笑いの世界で言ったら、「間」。間が悪いと面白い話も笑えないですよね、そして、デザインで言えば、何も塗っていない、白い余白の部分。その空間の取り方で同じ形の図形を配置したとしても全く別の印象に仕上がります。
様々なことに当てはまりそうですが、見えている部分の体裁も大事だけど、見えてない部分、何も無い部分も同じくらい重要という話しですね。

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心を「無」にするお話
人間の脳は、何もしていなくても、常に何かをかかえ、何かを思考し続けていると言われています。
複雑なことや、嫌なこと、悲しいこと、様々な感情を常に思考しています。
僕は数年位前から(できるだけ)毎朝、座禅をやっています。「雲堂」というアプリを使って、すごく気楽なもんですけど。いわゆる修行の座禅というよりも、仕事に入るため、1日をスタートするためのスイッチのような感じでしょうか。
心を「無」にすること、禅の世界では「空」にするとも言われています。
まぁ、小難しいことは抜きにして、決まった時間の間、黙って座っていること、だけです。その間は深く呼吸をする。
「無」にしたいと考えれば考えるほど、頭の中にはびっくりするくらいいろんなことが浮かんできます。ほんとびっくりするくらい。だったら「無」にしたいと考えないほうが「無」に近いんじゃないかと思ってしまう。
足がかゆいなとか、Gパンがきついなとか、あのメールはどう返信しようかとか、午後は何から仕事しようかとか。最初は、たったの5分が地獄のような5分に感じてとても長かった。自分の中のコツとしては、そんなの浮かんじゃったら、浮かばしとけばいいやくらいに考えて、とにかく黙って座っとく。深く呼吸をしながら。5分も座ってられない自分を感じれることがまずは収穫だと思う。
そんなことを毎日続けていると、いつの日か、それが苦じゃなくなってきたりする。だけど日によっては逆戻りしたり。むしろ最初の頃よりつらかったり。1年たってもまったくその繰り返し。変わったといえば、30分くらいは座っていられるようになったことかな。

「無」、何も考えずに、何もしないで、黙って座っとくって難しいなぁ。
「無」という空間はこの世に果たして存在するのだろうか。

「タン」「ウン」「タン」「ウン」「タン」「ウン」
仕事のことばかり考えてる人がいるとしたら、たまには立ち止まって、自分の中の「無」について考えてみるのもいいのではないでしょうか。行動している自分と同じくらい大切な何かが見つかるはずです。時には休んで「無」を探す。
何も無いも重要だ。

ハイロック

ハイロックメディアクリエイター

投稿者の過去記事

Fresh News Delivery 管理人
アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。人気サイトFresh News Delivery、ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。2014年、渋谷にLIL’RIRE CAFEをオープン。カフェでの新しいメディア表現を企画。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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