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【Live Report】大比良瑞希 – 2016年9月12日 at 渋谷duo

7月にファーストアルバム「TRUE ROMANCE」をリリースし、大型フェスへの出演など勢力的に活動の場を広げている大比良瑞希のライブを渋谷Duoで観てきた。

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この日は、エレキギター1本での弾き語り。アーバンで硬派で芯があって凛としたステージで、これはひとつの完成系をみているようだった。一見、常に目新しく、珍しいことをしなきゃという彼女の研ぎ澄まされた感覚から離れたように見えるが、彼女にしか出せない音と声は、どこの枠にも収まりきらないものだ。ROCKでオシャレでとても鮮やかだった。
チェロやMPCの入るステージも素晴らしいが、
彼女の飛び抜けたジャンルにハマらないバランス感覚を感じるためにもエレキギターソロライブも見て欲しい。
30分のステージは、乾いたオルタナポップを感じさせる”焚き火”からスタート。アルバムでは中間に位置し、ひと息つかせる意味合いのある曲だが、ライブでは、はじまりに位置し、焚き火を囲むかのように、今日この場に集まった人の心を掴んでいた。
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MCではつい先日”焚き火”のMVを撮り終えたとの新しい報告もあり、そこで、彼女は初めて焚き火を体験したらしい。
あまりにもよい画がとれたので、あっと言う間に編集も終え、近日中に公開予定とのこと。
こちらも楽しみ。

2曲目はSunday Monday。
ソロになって、初めて作った曲。大比良瑞希の代表曲で、ライブによってアレンジが変わるの興味深い。音が増えても減ってもその説得力が変わらないのは、曲の構成とキャッチャーなメロディが素晴らしいからだと思う。

3曲目は、Everything gives me chance what I love it
映画のシーンのような、MVが話題の楽曲で
まだ観てない方はぜひ↓

ES-335で鳴らす深みのある乾いたギターのメロディが切なさと儚さを運んできて、この秋のはじまりにもぴったり。
サビを歌う伸びやかな声に会場は包まれ、一本の映画を見ているように感情を揺さぶられた。

4曲目は、微熱。
ラップトップを使用したステージ。
彼女が、ただのシンガーソングライターではなくマルチな才能を持っている事を証明する曲。プロデューサーでありチェロでのライブサポートも行っている伊藤修平ともに、トラックメイキング、アレンジ、ミックスを自らが熟している。秀逸なビートメイキングと、表現力ある空間音が飛び交う。このエレキのセットリストの中にスタイリッシュに収まるバランスが素晴らしい。
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5曲目はTIME LIMIT。こちらもCDとはまた別のアレンジで聴かせてくれた。
手を広げ今の現状を展望するかのような楽曲が、
強さを増し、しっかり足をつけ立って先を見つめるような曲の印象を残し、説得力のあるステージだった。

MCあけ最後の曲は、aspiration。アンビエントな雰囲気を漂わせたところから、しっとりとはじまる。
空気を含む彼女の声は、辛めの炭酸の栓をあけたかのようで、音響的側面でも重要な役割を果たし、楽曲を彩ってゆく。
足元に並ぶコンパクトエフェクターの使い方も巧く、最後は大比良瑞希が去った後に、ノイズを含むギターループだけが残る演出。
音は鳴り止まない、、実に華やかに人の心を掴んだステージ。その場にいる人は皆、魅了されていた。
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この日のシンプルなライブセットで、活躍していたのが、彼女が使い熟しているコンパクトエフェクター。ナインボルトペダルのディレイと、リバーブ。なんてったって、ビジュアルも可愛いく愛着の湧くデザイン。そして、Gibson ES-335との相性もよく、音に深みのある空間と彼女の声に合うツヤ感を作ってくれていた。
http://lepintl.jimdo.com/エフェクター/ninevolt-pedals/

そんな、彼女の今後のライブの詳細は、こちらに記載。
http://ohiramizuki.com/index.html/
【9月のライブ情報】
9.19 (月・祝)
CIRCUS FES 2016


会場 下北沢CIRCUS / カトリック世田谷教会 
時間 OPEN 13:00 / START 13:30 
一般 前売 ¥3,000 / 当日 ¥3,500  学割:前売 ¥2,000 / 当日 ¥2,500 (共に+1food&1drink ¥1,000) 

ご予約&詳細はこちらから

9.24 (土)
りんご音楽祭

アルプス公園: 〒390-0861 長野県松本市 蟻ケ崎2455番地

10/19にはアルゼンチンの歌姫マリナ・ファフェスの来日ファイナル公演で共演。
こちらも、エレキギターソロで出演してくれる。
詳細はこちら

日本を代表する表現力のあるアーティストとして
今後も見逃せない。

【1st Album “TRUE ROMANCE”特設サイト】
http://ohiramizuki.com/index.html/true_romance.html

大比良瑞希プロフィール
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東京出身のシンガー/コンポーザー/トラックメーカー。
2015年よりソロ活動スタート。
チェリストでもありプロデューサーの伊藤修平と共作の、1st Mini Album『LIP NOISE』は、「タワーレコード2015年・冬の100選」にも選出。FUJI ROCK FESTIVAL出演やトーフビーツの作品にコーラスで参加するなどの活躍でも注目を集める。LUCKY TAPESのコーラスとしても活動
http://ohiramizuki.com/

34423

34423電子音楽家

投稿者の過去記事

容姿と相対する硬派なサウンドと鮮烈なヴィジュアルイメージで注目を集め、2013年初の世界デビュー盤"Tough and Tender"(邂逅)をリリースし話題をさらった。その後も都内の大型フェスなど勢力的に活動を重ね、今年2月待望の2ndアルバム”Masquerade”(邂逅)をリリース。また、鈴木光司原作 福田陽平監督のホラー映画「アイズ」、田中佑和監督長編映画「青春群青色の夏」などをはじめ様々な映画の劇伴をつとめている。
ライターとしては、感覚的な独自の観点から“好きなもの”を柔らかく芯のある言葉で伝えている。
探究心と、直感による閃きを大事にワクワクを書き留めている。

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