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[Interview] 綾野ましろ – 現在の綾野ましろのストーリーを紡ぐ傑作1st Album「WHITE PLACE」を語る!

今回は10/5に待望の、本当に待望のファーストアルバム「WHITE PLACE」をリリースする綾野ましろへインタビューを行った。
綾野ましろは、その名前の通り、本当に真っ白な存在だと感じた。どんな色にでも染まる。そして、その染まった色をきちんと自分色へ変えて表現が出来る。そんな稀有なシンガーだと思う。
会話からも彼女の人柄がよく出ていると思う。真っ直ぐで、音楽に対して真摯だ。そして、とても人間味溢れる魅力的な人物だと思った。
彼女の今がこれでもかと詰まったアルバム「WHITE PLACE」を是非沢山の人に手にとって欲しい。そして、彼女の歌声を聴いて欲しい。きっと彼女の歌声はあなたに何かしらの感情をもたらすだろう。
このインタビューを読んで、より深くアルバムを理解した上で聴いてもらえると、尚嬉しいと思う。

邑田航平(Optimanotes編集長)

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——それでは、始めさせて頂きます。早速なんですけれども10月5日発売の「WHITE PLACE」こちら早速拝聴させて頂きました。とても格好良い作品だなと言う印象を持ったんですけれども、まず最初にお伺いしたいのがデビューしてから2年で初めてのファーストアルバムというのは結構長いタームだと思うんですけれども、今現在のアルバム発売を前にした心境を教えて頂けますでしょうか?

綾野:デビューさせて頂いてから4枚シングルをリリースして、3枚目と4枚目の間にライブの音源も含めて9曲入りのコンセプトアルバムを出したんです。というのもあってフルアルバムに至るまで2年という時間があったんですけど、よくイベントとかでも「早くフルアルバムが欲しいな」という声を頂いてたので、この制作が決まった時は本当に素直に嬉しくて。ましろの白っていう意味も込めてWHITEという単語を使って、PLACEが居場所っていう意味での場所。それを掛け合わせて「WHITE PLACE」というタイトルにしたんです。その名の通り、私と皆とのひとつの居場所としてこのファーストアルバムが皆の元に届いて、そばにある存在であったら良いなという思いを込めました。

——今回の「WHITE PLACE」というタイトルなんですけれども、綾野さんが主導を持って意見
を出しながらタイトルを考えていったという感じなんでしょうか?

綾野:そうですね。綾野ましろのチーム皆で出し合った意見があって、その中から決めたという感じですね。もちろん私も色んな案を出したり他の人も出してくれた中で、掛け合わせたりとか自分の中でどんどん色んな言葉を造語でも良いからガンガン作っていって、その中で格好良い響きと意味合いを持たせたっていうのもあったんですけど。もっとお洒落というか、難しい言葉とかも色々あるんだけど、なんとなく白っていうのと、私が皆との居場所を作るために音楽をやっているというのもあるので、居場所と白を絶対入れたい・連想させるタイトルにしたいっていうので「WHITE PLACE」っていうのがすごくシンプルでわかりやすいかなという考えからこれになりましたね。

——今作は既に発表されている楽曲の他に6曲新たにレコーディングされた楽曲が入ってますが、この2年間のベスト盤のようなものになっているかと思いました。2年前のデビュー当時の楽曲と新たにレコーディングされた楽曲が混在しているアルバムだと思うんですけれども、この2年間の全てを詰め込んでいったという感じなんでしょうか?

綾野:そうですね、私の現在進行形のベスト盤です。デビュー当時から応援してくれている人達もそうだし、例えば「Lotus Pain」で初めてアニメを通して知りましたとか、やっぱり最初からだけじゃなくて途中から知ってくれている人もいるだろうっていう意味も込めて、最初からの軌跡をたどる感じで曲を選んでいきました。そして最近作詞もさせて頂いているので新曲6曲では作詞をいっぱいしたり、アップテンポの曲でも今までにないバリエーションで入れたり、得意としているバラードとかミディアムテンポの楽曲もしっかり作るとか、すごくバラエティに富んでいるので1曲として似たような曲がなく出来あがっているっていうのもポイントです。ライブの映像も入っているので途中から綾野ましろを知って応援してくれている人達は、音源を追う事が出来てもライブってなかなか行かないとその瞬間なので分からないところがあると思うんで、ファーストワンマンの映像を是非見てもらって、次のライブに備えてもらうというか、どうしたら楽しめるかなっていうのを感じてもらえたら良いかなっていう思いで入れました。

——作詞した曲のお話が出ていたんですけれども、数曲作詞曲が入っていますが、作詞をされる時どういった時に歌詞が浮かぶ事が多いでしょうか?

綾野:その歌詞の元となるワードとかシチュエーションっていうのは常にメモしたりする事が多いんですけど、曲が出来て頂いた時にテーマを決めます。その楽曲に合った世界観と逆にすごくミスマッチのように感じて歌詞と楽曲を合わせた時に、そのアンバランスさが面白かったり格好良かったり、色んなバランスを考えながら作るので、先に歌詞を書くというよりかは、音を頂いてそれに合わせたテーマをその時に考えて「わーっ」と書くっていう感じが多いです。

——ちなみに今後、今はまだ他の方が作詞されている曲も沢山あると思うんですけれども、最終的には作詞は全部自分でやりたいとかそういった思いはあったりするんでしょうか?

綾野:そうですね。出来たら良いなって思うし、作曲の方もチャレンジしたいなって思うんですけど、例えばアニメの主題歌とかって言う時は「Lotus Pain」の場合は私がすごく大ファンだったんですけど、そういう思い入れは作詞をする上で良い時と悪い時があると思っていて、それによって自分の感じた事だけになってしまうと場合によってはファンの人が疑問を感じる楽曲になってしまうこともあるのかなと。全部自分の歌詞で世界観を統一みたいな偏った自分本位な意識にはならないようにしたいので、作詞家さんに詞を書いて頂いて、その歌詞の世界観に自分が入り込んでそれを表現するっていうやり方もすごくありだと思うので、そこはバランスですね。

——またアルバムに戻るんですけれども、新曲6曲についてはアルバムの発売と同時に発表になる楽曲ですが、既に発表されている楽曲がほぼ全て何かしらのタイアップになっているという事で、これはすごい事だと思っているんですけれども、そんなご自身の今の状況をどうお考えでしょうか?

綾野:周りの環境にもすごく恵まれていて、スタッフさんと、表現する側がどちら側も一方的にはならずにお互いの意見を汲み取りつつ出来てるっていうのがあるからこそ繋がっていくんだなって思うんですよね。やっぱり途中でどっちかだけの考えになってしまったりとか、上手くいかない事があると、なかなか良い音楽が生まれなかったりするんですけど、でもそういうのをなるべくなくして、お互いの意見を聞き合って作っているっていう意味では、すごくチームに恵まれているなと思うし。今も北海道に住んでるんですけど、以前、北海道で自分でライブをやってた頃っていうのは、歌はもちろん楽しいし表現したいというのは変わらないんだけども、なんかちょっと寂しい気持ちがあったというか路上ライブをしてても聴いてくれる人が少なかったりとか、やっぱり自分自身表現する技術っていうのも乏しかったから、そういうのも色んな人と関わっていく中で学べて、すごい貴重な経験を沢山させてもらってますね。ライブも沢山やらせて頂いたりとか。

——では同じく新曲6曲のレコーディングについてなんですが、6曲それぞれ様々な作家の方が関わって制作されていますが、特に印象的だった楽曲はこの6曲の中でありますでしょうか?

綾野:「スパイラルガーデン」という3曲目に収録されている曲で、すごくアップテンポで今までの楽曲の中でもハードな方に分類されているんですけど、すごくライブが見える楽曲だなぁって思っていて。でも盛り上がれるだけじゃなく、作詞させて頂いていますが、詩の内容が少しダークで寂しい悲しい歌詞になっているのんで、ライブで盛り上がれるんだけど、詞の部分ではちょっと考える事があるっていうアンバランス感っていうのをあえて狙って作っているので、皆から盛り上がれるとか好きな曲だなって言われたら良いなって思ってます。

——ありがとうございます。「スパイラルガーデン」は確かにすごい格好良いなと思って。特に最初の方に入っていたので仰った通りハードじゃないですか?ギターの音とかもすごい印象的で、すごい飛び込んで来て「うわっ格好良いな」と思って聴かせて頂きました。

綾野:Dメロの展開が今までには無い展開なので。ありがとうございます。

——次にこれは選ぶのは大変だと思うんですけれども、今作の中で一番綾野のさんの中で大事な曲があれば教えてください。なければ大丈夫です。

綾野:やはりすごく思い入れがあるのは「Lotus Pain」という曲で、初めてのバラードシングルで、なおかつ単独での作詞が初めてという自分の中でも挑戦した1曲になっていて、小学生くらいの頃からずっと大好きで追いかけている作品のテーマソングだったので、作詞をする上でプレッシャーもあったり、ドキドキする部分もあったんですけど、それを乗り越えて1つ自分での意識も変わったり作詞にも挑戦したいなって思いが強くなったり、さらに「D.Gray-man」の事も好きになったし。海外の人からの感想とかすごく反応があったり今までのファン層とはまた違ったところ?男性が多かったりするんですけど、女性のファンもすごく沢山いらっしゃる作品なんで、そういった意味で自分の中で広がった1曲になったので大きいですね。

——次に今年1月に先ほど仰っていた、コンセプトアルバム「early days」が出てますが、それから今8ヶ月ほど経ちました。「early days」を出した頃と現在の綾野さんの立っている場所というか、何か変化があれば教えて頂いてよろしいですか?

綾野:「early days」はコンセプトがしっかりあって、地元北海道での生まれてきた感情だったり事柄だったりを曲の中にちりばめて、歌詞や楽曲が北海道を感じさせる暖かみがあったりとか、それこそ春夏秋冬でいうと冬が色濃いので、冬にフォーカスを当てて作った曲があったりとか、北海道にこだわっていたので、その時の気持ちと今作での気持ちっていうのはまた違いますね。地元の洞爺湖っていう湖がすごく綺麗なところなんですけど、「early days」の楽曲を歌う時は、湖に向かって小さい頃歌っていたような記憶がすごく浮かぶんですけど、今回は色んな事に挑戦しながら、こんなふうに内容の濃い色んな綾野ましろを見てもらって、これまで全部出し切るみたいな形になったので、次の未知なる場所に向かって歩き出さなければいけないし、それに向かって出来る事を沢山増やしたいなって新たな希望が生まれている一枚になっています。なので、留まっているというよりかは、前に進んでいきたい気持ちが沢山込められた一枚です。

——次にアルバム全曲聴かせて頂いたんですけれども、先ほどから仰っているバラードからポップな曲・キャッチーな曲からハードな曲まで本当にバランス良い豊かな色んな曲が入っているかと思っています。ただ全体感として私の個人的な感じですけど2010年代以降のアニメソングみたいなものをすごく彷彿させる部分が多いなと思いました。それは楽曲のアレンジだったりとか、綾野ましろさんの力強い歌声であったりとか、そういうところも含めなんですけど、制作する段階でそういった今までタイアップでアニメに使われている事も多いという事で、アニメソングみたいなものは何か想像の中にあって制作されていたのかなと思ったんですけど、そこら辺はどうでしょうか?

綾野:私は1曲の中にきちんとストーリーを作って、頭の中でその情景とか色とか質感とか色んなものを想像して感じながら歌うっていうのが好きなんです。アニメのタイアップとかそういう事は関係なくとも1曲の中にストーリーがあってっていう意味では1曲ごとにアニメ制作のその作品から出来るとか、何かしらのアニメにきっとハマるとか、世界観をしっかり作られていると思います。

——凄く納得しました。それですね。1曲がストーリーっぽいというか物語っぽいというか。そこら辺を多分感じたんだと思います。ありがとうございます。そんな綾野ましろさんの音楽なんですけど、本当に幅広いジャンルの音楽をやられているので、ご自身では音楽のジャンルはどういったところに属されていると思っていますか?

綾野:よく言ってくださるのはアニソンアーティストっていうふうにジャンルとしては括って頂いているし、やっぱりアニメの曲を歌う事が多いし、その片方で小さい頃からJ-Popとか洋楽とか幅広く聴いていて、その中でロックだったりビジュアル系の音楽とかアイドルさんの世界観とかサブカルと言われるようなジャンルに私はすごく惹かれて、そういった音楽を聴く事が多いんですよね。ラップとかR&Bとかそういうのが苦手とかでもなく、それが自分の中でピンとくればすごく好きになるというか。たまにジャンルに分ける事が少ないけど、だからといって器用貧乏な感じで色々やりたい訳ではなくて、基本的にはロックな格好良い曲なんだけどメロディがすごくしっかりしていて、耳に残る感じっていうのが好きなんです。例えばロックを聴いていても最後までシャウトで終わるよりかは、シャウトもやるんだけど、すごいサビで「こんなに綺麗なメロディ歌うの!?」みたいな音楽があったりするじゃないですか。そういうのに惹かれたりとか。ずっとL’Arc~en~Cielさんが好きなんですけど、そういうジャンルには影響受けているのかなっていうのを思います。

——ありがとうございます。今アニソンアーティストというイメージというワードが出てきたんですけれども、やはり綾野さんといえばアニメとは今現状では切り離せな良いメージがあるなと思っております。実際にアニメは好きだったり見たりするんでしょうか?

綾野:そうですね。昔から好きなのは少女戦士系とか。おジャ魔女どれみから始まってセーラームーンとかプリキュアとかも見てきたり、後はダークファンタジー。デビューシングルの「ideal White」も「Fate」だったんですけど、「Fate」のような王道のダークファンタジーっていうのを好きだったり、基本的にはダークな感じが好きで、それは楽曲にも影響があったりするんですけど、アニメはすごく好きだし、最近の子はアニソンって言われているジャンルでロックテイストの曲多いじゃないですか。こういうアニソンアーテイストとかソロアーティストはそういうのが多くて、だから自分がやりたいジャンルにすごく近いかなと思います。アニメももちろん好きだし「D.Gray-man HALLOW」っていうのは小学生くらいの時からずっと好きだったりとか。ずっと好きって曲げないで来て良かったなって瞬間でもあったし、アニメにはすごく救われています。

——私も結構アニメが好きで見るタイプなんですけれども、アニメって特に最近はアニメに対して主題歌、エンディングでもオープニングでも良いんですけれども、絶対的に必要な存在だと思っていて、アニメの世界観を増幅させるというか、すごく対になっているようなものだと思うんですけれども、綾野さんの中でアニメの主題歌というのはどんな存在だと思っていますか?

綾野:アニメの主題歌は、そのアニメの世界観を彩る1つの要素として欠かせないものだと思うんですよね。アニメの世界観とかが素晴らしくて、というのは大前提にあるんですけれども、そこに歌という表現が入って、エンディングオープニングの映像がついたりもするじゃないですか?さらに想像を膨らませる作用があるものかなと思うんですよ。なので楽曲を聴いたら、例えばあるシーンが思い出せますとかそのアニメを見たらこの曲を思い出しますとか、すごく密接に繋がっているものだと思うから、さっき仰られたように欠かせない密接なものなんじゃないかと思います。

——ありがとうございます。今作アルバムをリリースした後、楽曲自体もそうなんですけれども、音楽的にここで一区切りをつけて、今後の綾野ましろさんの音楽はどんな方向へ向かっていきたいなど、もし考えている事があったりしたら教えて頂きたいなと思っています。

綾野:今はちょうど作業も先週終わったばっかりで、また楽曲を披露するライブすらしてない状況なので、次の事というよりかは、今はワンマンライブに向けてすごい気持ちが行っているんですけれども、根本はやっぱり変わらずに今の音楽性を軸としてやりたいなと思っています。作詞とかアートワークとかを含めて1つの作品だし、もっともっと自分が入り込んで、スタッフさんとディスカッションを重ねて、これからの綾野ましろの音楽を考えたいですね。変わらずにファンの皆がどういうのが聴きたいのかなっていうのがすごく気になっているので、そこも取り入れつつ自分がずっと好きで憧れてきた音楽性というものには近づけていきたいかなと思います。

——そうするとシンガーというのは一番大きなファクターではあると思うんですけども、そこに付随する色々な制作過程のクリエーションみたいなものにも色々高まっていってクリエイターとしても関わっていければという。

綾野:作詞をしてみて、それまではなんとなく1曲通して全部作詞してそれを前面に打ち出した時にっていうのを考えた時に、まだ自信がなかった自分がいたりとかもあったんですけど、「Lotus Pain」で作詞楽しいなって心から思えるようになって、今も新曲とかもさせて貰ってたけど、もっと幅広く色んなシチュエーションでの歌詞を書きたいし、ダークな部分が好きっていう自分がいるから、そこをもっと突き詰めたりとかもしたいんですよね。昔から絵を書いたり、ものづくりがすごく好きだから、クリエイティブに行きたいですね。突き詰めて色々やってみたいなと思います。

——ありがとうございます。では今作のレコーディングで一番苦労したエピソードがあれば教えて頂いてよろしいでしょうか?

綾野:アルバム製作って、すごく長いスパンでやるイメージがあって、初めてだったから「どうなるんだろう」と不安になった部分もあったんですよね。「Lotus Pain」のリリースイベントが沢山入ってる中で、その合間を縫って新曲の作詞・レコーディングをしたりとか、最初の方は忙しいんじゃないかなと思って心が不安でしたね。でも意外とやってみるとイベントで皆と楽しくライブをしたりとか、握手会とかで喋ったりしているうちに、それも良いリフレッシュになって、製作があっという間に終わっちゃって、むしろちょっと寂しいくらい。まだまだ作りたいなって思うくらいの気持ちなんですよ。次へ向けてまた目指したいなと思います。

——ありがとうございます。今回のアルバム初回盤に付いてくるブックレットなんですが、ドイツで撮影をされたという事で、普段アーティスト写真みたいなものは撮影する事あると思うんですけれども、今回は写真集のような印象ですね。

綾野:1年前にアニメフェスでドイツに行った時に撮ったんですけど、空気が澄んでいて地元北海道になんとなく気候が似てるなと。湿度が低くて、午前中とかすごく温かいんだけど夕方になると急に涼しくなるという空気感がすごく似ていて、ご飯も美味しくてドイツ好きになってしまいました。なんとなくまだちょっと若い感じもするんですよ。1年前なんだけど(笑)

——ちなみに普段のアーティスト写真を撮影するのと、こういう写真集的なものを撮影するので心持ちって何か違ったりするんでしょうか?

綾野:やっぱりアーティスト写真は、皆で話し合って決めたシチュエーションとか予めこういうポーズが欲しいっていうのがあって、そこに向かって作っていく感じはするんだけど、今回自然の中という街並みの中で撮っているのが多いので、別にセットも予めあるわけではなく、この辺で撮ろうくらいしか決めずに、カメラマンさんと自由にディスカッションしながら撮影しました。こうやって動いてみようとかってやっているうちに、自分は本当に孤独に1人でドイツに舞い降りて右も左も分からない、寂しい天使を演じるような気持ちで、乗り移ったように楽しく撮ってました。実際に表紙の写真とかは駅なんですよ。駅の人がいっぱいいる中でちょっと空いたところを見計らって「行ってみよう」って言って急いで行ってくるくる回ったりとかしてました(笑)

——結構引きの写真なんでカメラマンも結構遠いですよね。

綾野:すごい遠くにいるんですけど、遠くからジェスチャーとかで伝えられるっていう(笑)うずくまってみたりとか色んなポーズの指示があって最初戸惑いましたが、その殻を打ち破った瞬間楽しくなっちゃいました。

——かなり良い写真が沢山入っているんで、初回盤入手して欲しいですね。

綾野:ものづくりというか、表現をしてそれを作品にしていくっていうの好きなんだなって最近思います。

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——ありがとうございます。ちなみに今ドイツでのライブの話もあったんですけれども、ライブは海外でも沢山やられていらっしゃいますが、日本と海外でのライブの違いみたいなものって何か感じていらっしゃいますか?

綾野:なんとなく慣れない感じっていう意味での不安感とかは最初はあったんですけど、いざ行ってみるとそんなにライブの熱さっていう意味ではどっちが上とか下ってなくて、行かせて頂くのはアニソンフェスが多いので、アニメの事を好きで主題歌を聴いてくれててっていう意味では日本も海外も変わらないんですよね。海外でも日本語で歌詞覚えて一緒に歌ってくれたりとか、フリを覚えてくれたり。そういった意味では変わらないんだけど、海を越えて来た事がなかった、見た事もなかった土地の人が自分の事を知ってくれていて、歌を覚えていてくれてっていうのはすごく感動しました、不思議だなって(笑)人間ってすごいものを色々生み出したんだなと思いました。情報が伝わる技術とかCDとか音っていう意味でもそうですけど、「なんで知ってるのー」って思います(笑)「すごい!」って思って。

——ありがとうございます。日本・海外問わずなんですけれども、普段のライブで特に何か意識している事などありますでしょうか?

綾野:音源というかCDを忠実に表現する事っていうのも大事にしつつなんですけど、ライブならではの間合いだったり、曲と曲との繋ぎの部分で皆を煽って更に気分を高めて次の曲に行ったりとか、ライブならではのハプニングみたいなものをすごく求めていて(笑)わざと作るわけじゃないんだけど、「ライブだから何かあったら良いよなー」とか、そういうものをすごく思っています。MC中でも皆から反応があったら凄い嬉しいし、曲でも皆が一体になって同じような反応示してくれたりとか、自然とファンの方々の中でフリが決まってたとか、そういうハプニング性っていうのをライブは生み出してくれるんじゃないかなっていう期待感がいつもあります。

——その場限りの瞬間だからこその偶然性というか。

綾野:その瞬間を楽しみたいし、それが本当に皆と私との歴史になっていくっていう。それがすごい素敵だなと思って、ライブは毎回新鮮な気持ちで楽しめますね。

——ありがとうございます。本当にライブは一期一会の瞬間だと思っています。

綾野:10・11月サードワンマンなんですけど、新曲も沢山入るので、皆アルバムを聴いてぜひ遊びに来て欲しいなと思います。

——私も行きたいです(笑)

綾野:是非いらして下さい。

——行かせていただけるのであれば(笑)ぜひ見たいです。次なんですが、この質問なんですけど、初めてインタビューさせて頂くアーティストの方皆さんに聞いています。構成する要素という事についてなんですが、アーティスト綾野ましろを構成する要素は様々あると思うんですけれども、その中で一番重要な3つの要素を考えて教えて頂いてよろしいでしょうか?そのうちの1つでも抜けたら綾野ましろではなくなってしまうみたいなものです。

綾野:まずはつくる事かな?創造の創です。音楽でもなんでも良いんですよね、オブジェだとか絵を描く事とかですね。あとは歌う事。そして、辛い食べ物。オススメは…調味料なんですよ私どっちかというと。すごいピンポイントなんですけどキムチの素(笑)。

——キムチが好きなんじゃなくてキムチの素?違う料理に使うんですか?

綾野:結構何でも入れちゃうんですよ、ラー油みたいな感じで。ラー油も大好きだし、香辛料とかも大好き、スパイスも大好きだし、山椒とかも好きだし、唐辛子も好きだし、辛くてしびれるものが大好きなんです。

——山椒とかばっちりですね。

綾野:刺激が欲しいんでしょうね(笑)

——肉体的な刺激ですね、辛いっていう(笑)じゃあ作る事、歌う事、辛いもの。大丈夫ですか?増やします?

綾野:増やしたら4って微妙ですよね。辛い物を刺激にした方が良いのかな?どっちが良いと思います?(笑)

——刺激ですかね?

綾野:それだったら辛いものも含まれますもんね。刺激にします。

——日常生活における刺激(笑)

綾野:そうですよね(笑)日常生活じゃない刺激はなんなんだろうって思いますけど、刺激でいきます。

——ありがとうございます。残り少ないんですけれども音楽から離れさせて頂きまして、今一番綾野さんの中で旬の物や事、何でもいんですけど旬なものを教えて頂いてよろしいでしょうか?

綾野:肉です。肉って言ってもちゃんとした肉なんですけど、昔モツ系ばっかり食べていて、普通の赤身とかサシが入った感じとか苦手だったんですよね。だけど、すごく突然ここ数ヶ月すごい肉を欲している自分がいて、キャンペーンとかで色んなところに行くんですけど、大阪だったらたこ焼きとか福岡だったら明太子とか色々あるじゃないですか?でもその土地の肉料理を食べるみたいな。どうしても肉が食べたくなって、生ハムとかでも良いし、モツではない普通のちゃんとした身の部分っていうのがすごい好きになったんですよ。牛乳も昔は苦手だったけど最近すごく好きになったりとか、チーズが好きだったり、すごく牛に…(笑)

——牛が好きになった?(笑)

綾野:牛にまつわるものが好きになってて、自分でも驚きなんですけどマイブームなんですよね。

——ぜひ三重に行って松阪牛とか食べてみてください。お伊勢参りのついでに松阪牛。

綾野:三重県まだ行った事なくて行きたいですね。食べたいです。サシとか美しいって思って画像収集しちゃった。キラキラ光ってる感じが良いですよね。写真撮る時とかすごい寄って撮ったりとか。

——ありがとうございます。今後の展望や野望について、近い将来の目標と遠い未来の目標を教えてください。

綾野:ワンマンライブが今年の10月11月だから、2016年の締め括りのようになってくるじゃないですか。デビューして2年の節目でもあるので、3年目に向けて色々計画を立てているところなので楽しみにしていて欲しいなと思います。先の未来の目標としては、音楽とかものづくりみたいな事をしていると終わりが見えなくて、どんどん自分も変わっていくし成長していくし、環境も変わっていくので。やりたい事っていうのは止めれないし、終わりとか答えとかってなかなか無いんだけれども、やっぱり自分自身もそうだし、応援してくれている皆とか、それを超えて私の存在を知らない人にも自慢出来るぐらいチーム綾野ましろで良いものを作っていきたいなって思います。それがどんどんその輪が広がっていって、新しいひとつの国が出来ちゃうくらい大きくなっていけたら良いなって思います。

——ありがとうございます。最後に今回のインタビュー記事を読んでくださる読者の方に対して今作「WHITE PLACE」のメッセージをお願いしてもよろしいでしょうか?

綾野:デビューして2年でのベスト盤のような内容の濃い作品になっているので、ずっと応援してくれている方にはもちろん届けたいなという大切な作品になりました。是非皆んなの居場所になったら良いなって思ってます。そしてこの記事で綾野ましろの事を読んで知ってくれた皆さんもこの曲好きだなっていう曲がきっと「WHITE PLACE」の中から見つかると思うので是非一度手にとって聴いてみて欲しいなと思います。そしてライブにも遊びにきてもらえると嬉しいです!

——本日はありがとうございました。

綾野:ありがとうございました。



Kohei Murata

Kohei Murata編集長・ライター

投稿者の過去記事

バンド活動を通して、自分の音楽を世界に発信する事を志しながら、同時に仕事での独立を目指して様々な業種を経験する。バンドでは日本のみならず台湾でも活動を行い、台湾でのアルバム2枚のリリースや大型野外フェスティバルへの出演も果たす。
その後、様々な仕事を経験し2015年独立。
現在は音楽メディアOptimanotesの編集長兼ライターとして、記事の執筆をしている。

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