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[Live Report] MIYAVI – 2016年10月10日 MIYAVI Japan Tour 2016 “NEW BEAT, NEW FUTURE”

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今回のMIYAVIのJapan Tour、観るのはこれで2度目になる。前回観た時はアルバムの凄さに打ちのめされた後のライブで、更にその格好良さに打ちのめされた。
そこからJapan Tour全日程を経て、ついにFinalだ!

会場の幕張メッセイベントホールは、僕が会場に入った時にはすでに凄い熱気だった。思わず上着を脱ぐ程の。と言えば分かりやすいだろうか。

そして、開演時間を迎えるとほぼ同時に客電が落ち、今回のツアーメンバー3人がステージに現れた。会場からは悲鳴にも似た歓声!みんな東京公演を待っていたのが良く分かる。
そして、派手な電飾で飾られたステージ上から最初に放たれたのは「Fire Bird」めっちゃくちゃ外音が良い!!ギターの音ヤバイ!!いきなり後頭部ぶん殴られた気分。やっぱりMIYAVI凄いわっ。前回観た時より遥かに格好良くなってる。この短期間で。なんなの!?
続け様に「Raise Me Up」。これで完全に会場はダンスフロア。しかし、この曲のギターは本当に良いな。個人的な好みもあるのだが、踊らずにはいられないビートとギターだと改めて思った。

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3曲目「Mission Impossible Theme」。ピックアップをフロントにして歪ませたようなギターの音色が最高。そして、途中入れてくるアームプレイが良い。
この人のテレキャスの音って、テレキャスの良いところだけ残しながら、ぶっとくて輪郭のある音がする。やっぱりギターは種類や値段じゃなくて、弾き手だな。と思わせる。

短いMCでメンバー紹介と全国回ってきた報告をし、「Into The Red」。boboのドラムからギターのスクラッチノイズ、リフが始まると同時に会場が沸く!ここは巨大なダンスホールだ。
MIYAVIがステージを右へ左へ移動しながら、ギターのアドリブをすると、その度に大歓声。この会場の空気感最高だな。お客さんも最高!

そして、ワウかな?エフェクトをかけ「Come Alive」スタート。とにかく攻める攻める。「踊れ!踊れ!」と言わんばかりのセットリスト。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」って、以前のアルバムで歌ってたけれど、そんな時代とは比にならない進化とダンス感。これ観るだけなんて勿体無い。僕は踊る阿呆だ。

しっかし、彼のギタープレイを観ていると、同じギタリストとして、思わずギターが弾きたくてウズウズする。なんて気持ち良さそうにギターを弾くんだろうか。

続いて観客を煽って「Let Go」のコーラス部の大合唱。「聞こえねーよ、Tokyo!!」と煽りを入れるMIYAVI格好良い。そのまま曲へ突入!ハイテンションなまま曲が終わりMCへ。

今回のアルバムについて語るMIYAVIの言葉はとても紳士的だった。心を込めて作ったアルバムだという事、挑戦し続ける事、飛び続ける事。彼の今の心情が表れたMCだった。メインストリームでギターミュージックが鳴っていない中、今作「Fire Bird」を投下した事。本当にチャレンジングな事だと思う。

そして、「Dim It」へ。のっけのギターがあまりに良い音過ぎて思わずMIYAVIを2度見した!笑
アウトロ、シンセサイザーの上で高音のロングトーンソロを弾く彼は純粋に美しかった。

ギターソロから「She Don’t Know How To Dance」。途中ダンサーが次々と登場し、楽曲のリフに合わせパフォーマンスするコーナーが設けられていた。ダンサーvsMIYAVIの構図、エンターテイメントとして最高だった。曲名の彼女もダンスの仕方は自由だって思ったかもしれない、そんなパフォーマンス。

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ステージ上を埋め尽くしたダンサー達が退場し、「Afraid To Be Cool」。今度は観客が踊る順番だ。boboのオープンハット・4つ打ちのドラムのサビで自然と身体が動く。彼のギター、彼の音楽はそんな人間の本能に訴えかけてくる。
本当最っ高!!

「次の曲も一緒に歌ってもらえたらと思います。」と言って始まったのは「Cry Like This」。シンガロングする為にあるかのようなコーラス部からスタートした。会場は大合唱。この一体感がライブの醍醐味の一つだよね。なんて思った。

そして!なんと「Guard You」!!まさか聴けると思わなかった!優しいギターソロから曲が始まり、イントロのギターで、もう泣きそう。めちゃくちゃ名曲だと思う。本当に。
ギターソロも胸に突き刺さってくるような音色をしていた。楽曲終わりの歓声も他の曲より大きかったように感じた。

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ステージ両サイドの巨大ディスプレイに映像でメッセージが流れ、そのまま「The Others」。イントロのギター格好良い!そして歌が始まってからのリズムも良い、サビ~ギターソロの流れも良い。そして、ドラムだけの上でシンガロング!もはやこの曲はMIYAVIの代表曲の1曲だな。と思った。

お次は「Long Nights」。個人的にこの楽曲のコーラス部が凄く好きで、今日も聴けるのを楽しみにしていた。期待を全く裏切らない。女性コーラスに被せてくるワーミーの効いたギターソロがヤバイ。鳥肌。後半MIYAVIのシャウトで更に鳥肌が止まらなくなった。

楽曲が終わると、ステージを暗くし、レーザーパフォーマンスに女性の語りが入る。バックミュージックは「Another World」女性の語りが終わると同時に楽曲が始まった。
今作「Fire Bird」の1曲目を飾るこの楽曲は、僕の心をアルバムで鷲掴みにした曲だ。とにかくギターとビートが素晴らしい。この曲のギターソロで、彼が前作の何歩も先へと進化している事を感じた。
ライブでは、ただ再現するのではなく、更に更に肉体的に鳴らされる。前回観たライブの時より更に進化していると思った。彼の進化はとどまる事を知らない。

ここで、スラップ奏法が全面に!そして、リフを同時録音して、ギターを重ねてゆく。「Universe Ha!!!!!!!」派手なレーザーの演出と攻め攻めな楽曲でテンションが上がる!観客のボルテージも上がってきている!後半のギターソロ、ヤベー!!!

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間を空けて、boboと完璧に息の合ったキメを披露!格好良過ぎて、思わず笑ってしまった。なんだ、このカリスマ!
そして、スラップ奏法が印象的な「Survive」へ。終始boboのビートとMIYAVIスラップが格好良い。ラストの掛け合いなんて言葉の出ない格好良さがあった。

間髪空けずに「Horizon」シンセサイザーのイントロがもろダンスミュージックで、会場はまたしてもダンスフロア状態に!皆両手を上げ、好きなように楽しんでいた。後半サビがまたしてもシンガロングに。
自らギターミュージックと呼ぶMIYAVIの音楽で、これだけ何度もシンガロングが起こるのは、彼がメロディメイカーでもある。という事の証明だと思う。

またしても間髪空けずに「Day 1」へ。引き続き会場はダンスフロア状態だ。僕は何を観せられているのだろうか。1人のソロシンガーのライブ?超優秀なDJのパフォーマンス?ギタリストのライブ?なんと言うか、その全部の要素が全て混ざった上で、その全てが想像の遥か上をいくクオリティで、なんと言うかポカンとステージを眺めて、小さな声で「すげぇ…」とつぶやいている自分がいる。
彼のスケールは本当に計り知れない。

本編ラスト「Steal The Sun」。歌とギターをしっかりと会場中に聴かせ、もはや聴き入る事しか出来ない格好良過ぎるギターソロが会場を埋める。観客も皆そんなMIYAVIに魅入っていた。

本編が終わり、ステージからメンバーがいなくなるとすぐに観客からアンコールが始まる。大きな声で「MIYAVI!MIYAVI!」とコールが繰り返される。

そんなアンコールに応えステージへMIYAVIが戻ってきた。MCで新譜の企画をしている事、来年上半期には出せそうな事、ワールドツアーが2月から始まる事がアナウンスされた。
そして、メンバー紹介を兼ねてboboとLanyがステージへ呼び込まれ、メンバーとの思い出話を語った。

そして、アンコールで演奏されたのは「Real?」だ。R&Bの要素も入ったようなダンサブルな楽曲。スラップ奏法のリフが特徴的だ。

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そして、ラスト「What’s My Name?」この曲のリフはいつ聴いても良いなぁ。ギターコピーしたのを思い出す!間奏でboboのビートが強くなり、ギターソロが映える!
MIYAVIが「What’s My Name?」と歌う度に観客席からは大きな声で「MIYAVIー!」とレスポンスが返る。自然とコールアンドレスポンスになってしまうこの曲は本当に良いなぁ。と思った。

そして、ライブが終わりメンバー3人前に出てきて観客との記念撮影。とても良いライブだった。前回観た時の何倍も良かった。本当に短い期間で、恐ろしい進化を遂げて東京へ戻ってきた。
アルバム「Fire Bird」のライブの完成形を聴けた気がする。でも、きっと来年からのワールドツアーで更に磨かれて格好良くなるんだろうな。
是非、また必ず東京へ戻ってきて欲しい。そして、更に磨かれた演奏を観せて欲しい。

MIYAVIは過大評価でもなんでもなく、今の日本を代表するギタリストだと思う。そして、日本のみならず世界の一流ギタリストと同じように肩を並べる存在だと思う。今日の演奏を観てそれが僕の中で確信に変わった。
MIYAVIはまだまだ大きくなるし、まだまだ進化するし飛び続けるだろう。そんなMIYAVIを僕はいつまでも観ていたい。終演後、そんな事をずっと思いながら「Fire Bird」を聴きながら帰路に着いた。

最高のステージをありがとう、MIYAVI。

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2016年10月10日 幕張メッセイベントホール
MIYAVI – Japan Tour 2016 “NEW BEAT, NEW FUTURE”

Photo by Yusuke Okada, Keiko Tanabe

Kohei Murata

Kohei Murata編集長・ライター

投稿者の過去記事

バンド活動を通して、自分の音楽を世界に発信する事を志しながら、同時に仕事での独立を目指して様々な業種を経験する。バンドでは日本のみならず台湾でも活動を行い、台湾でのアルバム2枚のリリースや大型野外フェスティバルへの出演も果たす。
その後、様々な仕事を経験し2015年独立。
現在は音楽メディアOptimanotesの編集長兼ライターとして、記事の執筆をしている。

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