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[Live Report] カラスは真っ白 – 2016年10月20日 カラスは真っ白『バックトゥザフューチャー』レコ発ワンマンツアー

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この日はカラスは真っ白の最新アルバム『バックトゥザフューチャー』のレコ発ワンマンが恵比寿リキッドルームで行われた。
会場へ入ると、すでに満員の観客達が開演を楽しそうに待っていた。
いつも感じる事だが、このライブが始まる前のドキドキ感は何物にも代え難いな。と思う。

客電が落ちる瞬間を、メンバーが登場する瞬間を、最初の音が鳴らされる瞬間をドキドキしながら待っている間、観客としてそこにいると、すでにライブが始まっているように感じる。

開演時間の19時を少し過ぎると、会場が暗転。同時にどよめきにも似た大歓声!そして、SEの中Voヤギヌマカナ以外のメンバーが現れ深々とお辞儀をした。
そして、Gtシミズコウヘイから「東京いけるかい!?」と一言、同時に始まったのはなんと「Johnny B. Goode」!その演奏の中ヤギヌマカナが現れると、一際大きな歓声が!

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同時に1曲目「ハイスピード無鉄砲」からスタート。ヤギヌマカナの歌が入った瞬間に空気が一変。鳥肌が止まらなくなった。本当に人を惹きつける素晴らしい歌声。
見とれていたら、あっという間に2曲目「メニー・メアリー」がスタート。今日もヤギヌマカナとリッケン620の相性は抜群だ!もちろん、シミズコウヘイのテレキャスは言うまでもなく最高の音を出している。
いきなり激ポップな2曲で、もうカラスは真っ白ワールドに引き込まれてしまった。

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続けて3曲目「9番目の「?」」。イントロのBaオチ・ザ・ファンクのスラップとシミズコウヘイのカッティングに痺れる。そして、その上物達をDrタイヘイが確かな技術で支える。
本当にカラスは真っ白のメンバーは演奏が上手い!

立て続けに「正義とアクチュエータ」。もう最高!曲良し!演奏良し!キャラ良し!言う事なし!
後半ヤギヌマカナにスポットライトが当たり歌う姿が印象的だった。

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シミズコウヘイから「東京まだまだいけますかー?」と煽りが入り5曲目「ニュークリアライザー」。もう、何度言っても良いと思う。カラスは真っ白の楽曲は本当にどの楽曲もポップでロックでファンクで最高だ!
なかなか、こんなに良い曲ばかり書けるバンドはいないと思う!

ここでMCを挟み、MC明け新作から「魔法陣より愛を込めて」。ピアノとヤギヌマカナのボーカルから始まるミドルテンポの楽曲にして、アルバムのリード曲。シミズコウヘイのラップが良いアクセントになっていて、とても聴きごたえのある曲だ。
後半のヤギヌマカナの「愛を込めて」という歌詞の伸びやかな歌唱に鳥肌!

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7曲目「Let it die~You shall die~」。オチ・ザ・ファンクの印象的なベースから、タイヘイの複雑なリズムとシミズコウヘイのフレーズが入ってくる瞬間にゾクッとした。良い!カラスは真っ白の楽曲の中では珍しいマイナー調の楽曲。サビのメロディに哀愁が漂っているのが印象的。

間髪開けず、そのまま8曲目「浮気DISCO」へなだれ込む。トランペットとシンセの音が印象的なイントロから、4つ打ちディスコサウンド。サビ前の静かなパートがサビを盛り上げる!観客達も楽しそうに手を振って踊っていた。そして、シミズコウヘイのギターソロと同時に歓声が上がる。とにかくリズムが終始印象的な楽曲!

さらに間を開けずに「サヨナラ!フラッシュバック!」Aメロ、とにかく演奏隊が凄い!現代音楽やフリーキーなJazzでも聴いている気分になる演奏!そして、サビで一気に開けてカラスは真っ白節になる。振り幅が凄いなと感心してしまった!
ここまでずっと攻め続ける姿勢を崩さない彼らの演奏に、完全に飲まれて引き込まれてしまっている自分がいる。

10曲目、ここで1度ヤギヌマカナがステージを去り「fifth blues」。この楽曲はエフェクトをかけたシミズコウヘイのボーカルとキーボードのアドリブプレイがとても印象的。気持ちの良い演奏。其々の演奏力が高いからこそ成り立つ。そんな楽曲だ。

11曲目、ヤギヌマカナが衣装を変えてステージへ戻ると歓声が上がる。そして「カーネーション」。この楽曲は新作「バックトゥザフューチャー」で個人的にとてもやられた楽曲!90年代の渋谷系、フリッパーズギターやピチカートファイブあたりを彷彿とさせる、とても爽やかな楽曲。オチ・ザ・ファンクのウォーキングベースがとても気持ち良い。

続いて、メロウなエレピにヤギヌマカナのボーカルが気持ち良い「night museum」。途中オチ・ザ・ファンクの歌うパートがあるのだが、そこがとても良いフックになっている。
どの楽曲でも思う事なのだが、カラスは真っ白の本髄はライブに在り!と思う。
ライブ感、自由度、肉体性、各パートの主張、それらがライブに凝縮されている!

13曲目「そまって」。ヤギヌマカナのボーカルと歌詞がとても心地良く飛んで来る。そして、間奏でのスラップベースが凄い!そこへ歯切れの良いカッティングギターが入り、タイヘイのタイトなドラムが演奏をまとめる。本当に素晴らしいバランス。
聴いていて演奏への安心感がある!

さらに間を開けずに攻める!「そまって」が終わると同時に「シャイ・ルック・ホームズ」のイントロが始まる。これぞカラスは真っ白流ポップソング!ファンクな演奏の上に激ポップなヤギヌマカナのメロディ。
そして、楽曲途中でシミズコウヘイのMCが入る。「ツアーで話し過ぎてMC減らされたよー!」と笑いを誘った後、観客とのコールアンドレスポンス。
そこから、シミズコウヘイのギターカッティング→シミズコウヘイを押し退け、サポートメンバーのトランペットが見事なソロを披露!観客達も大盛り上がりで楽しそうにしていた!

バックのスクリーンにYASAI FUNKと表示され、面白い映像に合わせ「YASAI FUNK」が始まった。サビでは、スクリーンに大きく「サビ」と表示され、とても面白かった!

続いてタイヘイのドラムから「Oh my sugar」。ヤギヌマカナが振り付けを踊りながら歌う姿に見入ってしまった。これでもかという程ポップなミドルテンポソング。でも、ここで終わらないのがカラスは真っ白だ。間奏で演奏隊が一気に主張を始め、楽曲の印象が一変!そして、しっかりと間奏終わりで元の雰囲気へ戻って来る。これぞ、アレンジの妙だと思わされた!

MCを挟み18曲目「スカート・スカート・スリープ」。シミズコウヘイのギターとヤギヌマカナのボーカルだけで始まる。歌詞がよく聴き取れる。
その間、タイヘイが前に出てきて、ヤギヌマカナのスカートをヒラヒラと動かすと会場中が笑い声で埋まった。
そして、それぞれ持ち位置へ戻りBPMが上がりバンドでの演奏がスタート。本当にポップで最高のメロディ。間奏のワウを効かせたシミズコウヘイのギターソロも最高!

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ここで、タイヘイがカラスは真っ白の公式キャラのからしくんをステージへ呼び込む。タイヘイ演じる毒舌キャラのからしくんとメンバーの絡みがしばらくあり、また会場が笑い声で埋まった!笑
観客もステージも合わせてダンスの練習をしてから「革命前夜」サビで会場中が同じ振り付けを踊り、最高の一体感だった!

からしくんがステージを去り「ヒズムリアリズム」。シミズコウヘイのカッティングギターが冴える!ヤギヌマカナのボーカルも相変わらず調子が良さそうだ。今日のカラスは真っ白の演奏は本当に素晴らしい。
ボーカル・ギター・ベース・ドラム、その全てが本当に素晴らしく、バンド感がカッコ良くて気持ち良すぎる。

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MCにてシミズコウヘイから、リキッドルームでワンマンが出来る嬉しさが語られた。
そして、観客を煽り「fake!fake!」もはやカラスは真っ白の代表曲の1曲と言っていいと思う楽曲。言葉はいらない気がする。とにかく最高の演奏だった!!終始鳥肌!
そして、本編ラスト「みずいろ」。ラストにこの2曲を持って来るあたり、セットリストの組み方も最高だ!ピアノとトランペットも大活躍する、ノリの良いグッドメロディな楽曲で本編を終えた。
ステージメンバー全員並んで深々とお辞儀をしてからステージを去るまで、大きな拍手は鳴り止まず、直後会場からは大きなアンコールが!

そして、アンコールに応えメンバーが再度ステージへ現れると観客からは大歓声。
演奏されたのは「HIMITSUスパーク」。この楽曲も代表曲だと思う!シミズコウヘイのギターが終始カッコ良い!!途中オブリでスラップを入れてくるオチ・ザ・ファンクも、タイトに強靭に楽曲を引っ張るタイヘイも最高だ!
もちろん、ヤギヌマカナのボーカルは言うまでもなく素晴らしい!
バックに流していたMVの映像も相まって、本当に素晴らしい演奏だった!

MCにて、今ツアーの物販ランキングがシミズコウヘイから発表され、1位がシミズコウヘイ発案のシミTという事で、他のメンバーから強引に褒めちぎられ困るシミズコウヘイがとても面白かった!笑
その後、メンバーと観客の写真撮影があり、アンコールラスト「雨傘パレット」が演奏された。とても爽やかなこの楽曲で、心が洗われるような、とてもスッキリとした気持ちでライブが終わった、、、、

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と思ったら、まさかのダブルアンコール!!「サニー・サイドアップ」!!!最後は観客達を思い切り踊らせにきた!シンプルな演奏ながら、とてもダンサブルなサンバのリズムが印象的な曲だ。
本当に気持ちの良いラストだった!

カラスは真っ白の音源は普段から大好きでよく聴いている。でも、やっぱりライブは素晴らしいなぁ。と強く感じさせてくれるようなワンマンだった。
セットリストも、ニューアルバムからも存分に演奏しつつ、過去の代表曲も沢山盛り込んだベスト盤を聴いているかのようなセットリストだった。
やはり生演奏は良い!一期一会、今日というこの日しか体験出来ない心から素敵なワンマンだったと思う。

2ndフルアルバム「バックトゥザフューチャー」もまだ発売されたばかり、カラスは真っ白はまだまだこれから大きくなってゆくに違いない。そんな確信を得るような素晴らしい演奏だった。

リキッドルームから、もっと大きな会場へ、そしてもっともっと沢山の人にカラスは真っ白の音楽が届いて欲しい、届くはずだ。と思った。

これから先のカラスは真っ白の快進撃が今から楽しみでならない。

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2016年10月20日 恵比寿リキッドルーム
カラスは真っ白『バックトゥザフューチャー』レコ発ワンマンツアー

Kohei Murata

Kohei Murata編集長・ライター

投稿者の過去記事

バンド活動を通して、自分の音楽を世界に発信する事を志しながら、同時に仕事での独立を目指して様々な業種を経験する。バンドでは日本のみならず台湾でも活動を行い、台湾でのアルバム2枚のリリースや大型野外フェスティバルへの出演も果たす。
その後、様々な仕事を経験し2015年独立。
現在は音楽メディアOptimanotesの編集長兼ライターとして、記事の執筆をしている。

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