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[Interview] 近藤晃央xダイスケ、大親友初コラボ!ロングインタビュー

今回はプライベートでも仲が良いという、近藤晃央とダイスケの2人へのインタビューを敢行した。11月23日と30日にそれぞれ、両A面シングルとして初めてのコラボシングルを発売する。
インタビュー中も、終始和やかに仲の良さが滲み出るようなとても良い時間だった。コラボシングルの内容はもちろん、それぞれのソロ曲も含め寒くなってきたこれからの季節にぴったりな楽曲達だと思う。
是非、インタビューから2人の仲の良さを感じてもらい、シングルに手を伸ばしてもらいたい。そして、東京と大阪でツーマンライブも決まっているので、是非会場へ足を運んでもらいたいと思う。


邑田航平(Optimanotes編集長)

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——本日はよろしくお願いいたします。

一同:よろしくお願いいたします。

——今回2人の共作という事で「クリスマスチキン」という楽曲をお互いfeat近藤さん・featダイスケさんで両A面シングルを発売されるという事で、まずそこからお伺いしていきたいんですけれども、これからクリスマスが近づいて来るにあたって本当にぴったりな楽曲だなと思いました。そもそも今回共作をしようというきっかけがどういうところから始まっていったのかなというところからお伺いしたいんですけれども。

近藤:ずいぶん前からの知り合いではあったし、仲良くなって4年ぐらいで。ライブで共演する機会もちょこちょこありましたし、元々友達と2人とも頻繁に会うタイプではないので数カ月に1回ぐらいは2人で会ったりとかしてたんですね。ダイスケの家にいって、飯作って食べたりギター弾きながら遊んだりとか。

ダイスケ:でも思うと、こんちゃん家に一回も行った事ないんだよね。入れてくれないんですよ(笑)

近藤:ミュージシャンに友達いる?って言ったら絶対名前がまず最初に出てくるので。同じグループ内じゃないですか?オフィスが違いますけどダイスケは乃木坂なんで違うんですけど、何かしらライブもそうなんですけど一緒にやれたら良いよねみたいな話しはポツポツ出てた中で、今回コラボの話を出して背中をしてくれたのがアリオラのスタッフなんですけど、元々ダイスケの担当もやってたんですね。エピックに居た時に。そのスタッフさんが僕らに対してすごい思い入れを持ってくれているので「コラボ企画やってみれば良いじゃん」みたいな、それが最初きっかけでしたね。会社の人に結構後押ししてもらったかな。

ダイスケ:元々互いやりたかったんですけど実現させてくれたというか、会社の方が。

近藤:ただ作るだけじゃなくてリリースも含めてツーマンライブとかも含めて、そういう機会を改めて貰ったような感じが最初のきっかけですかね。

——元から仲は良いという事でそういうお話は2人の中ではやりたいよねみたいなずっとあったけれども。特に動いてはいなかった?

近藤: CD出したいってことは考えたことなかったすけど、遊び感覚で曲作ったりしたら楽しいだろうなくらいには思ってましたね。

——それはお2人とも同じ思いで?

近藤:同じ思いでしたよね?

ダイスケ:同じでしたね。それはしてましたね。カラオケで一緒に歌ったりしてて、楽しいなって思ったりとか(笑)

——お2人の声の相性というか、歌い方も違うじゃないですか、歌い回しだったりとか。そういうところも含めて声の相性が良いなっていうのは最初に聴いた時に思ってなるべくしてなったコラボみたいなイメージがありました。

近藤:ギターの弾き語りをやっている人が2人でやるとフォークデュオっぽくなっちゃう傾向がイメージとしてあったんで、それもそれだけどシンガーソングライターが2人やっている感みたいな、デュオじゃなくてソロのアーティストが2人やってる感みたいなものが どうせだったらあったら良いなっていう感じで。両方とも真ん中にいる感みたいな。

——それはすごい感じましたね。ソロでも良いんですけども、コーラスが入ったりとか、他の方の声が入る楽曲は多いじゃないですか。そういう時ってメインの方が居て、それをサポートするコーラスが居てっていう構図が成り立つんですけど、2人とも真ん中に居てそれぞれの個性がどんって前に出てくる時に出てくるっていう、本当に2人でやっているなっていうのがすごいよく分かる感じになっていて、良いなと思いました。そこから仲の良さが伺えました。そういう形で今回一緒にやる事になって、最初にどこから手をつけ始めたという感じでしょうか?

ダイスケ:今回「クリスマスチキン」というタイトルなんですけど、最初はテーマも何も決まってなくて、一緒に曲を作ろうっていうとこだけで走り始めてるんで2人でギターを一本ずつ持ってきて会社の会議室でセッションから始めたよね?一番最初は。

近藤:とりあえずはサビのメロディだけまず作って、サビが出来るまでは他はノータッチで、サビさえ出来たら後はなんとかなるみたいな。2時間ぐらいやっている中でサビがぱっと出てきたやつを、それこそ今インタビューを録音してもらっていますけど、ミュージシャンはその場で出てきたものをすぐ録っとかないと数秒後には忘れる。一回、完全うろ覚えだけど別のメロディを一旦思い浮かべて、それ良いじゃんって言った時に録音してなくて1分後ぐらいにさっきのメロディどんなんだっけって言って2人とも思い出せなくて(笑)、忘れるって事はそういうメロディなんじゃないっていう話をしたのは覚えてて。それはボツになってるんですよね。これいいんじゃないって言って録音したそのメロディが今のサビにそのまま生かされていて、サビが出来たらこのテンポでこの感じだったら、Aメロはフリースタイルで良いんじゃないかっていう事だけ決めて。メロディを決めずにそっからサビに持っていく感じのBメロくらいだけだいたい決めて、Aメロはメロディと思うのがそもそも存在しないまま一旦持って帰って家でデータを作って、お互いやりとりするという感じを続けていきましたね。

——最初だけお2人で一緒に集まってサビを作って、そのあとは自宅作業ではないですけどデータを互いに送り合って、ちょっとずつ組みあげていったという感じですかね。今回の「クリスマスチキン」を作るにあたって、一番今まで思い描いていた一緒にやってみたいね、っていうのを実現した上で楽しかったなっていう所と、逆に難しかったなっていう部分があれば教えてほしいなと思うんですけども。

近藤:基本お互いがAメロとかサビとかもそうなんですけど、主に自分がメインで歌うところは自分で歌詞を書くっていうスタンスを貫いたんですね。ダイスケが歌っているところはダイスケが歌詞を書いて、僕がメインで歌っているところは僕が歌詞を書いてっていう。最後まで貫いたんで先に僕が1Aの歌詞を書いて、元々フリースタイルなんでメロディも決まっていません、コードだけ決まっています、じゃあ1A´どうぞ!っていう丸投げですよね。返って来たものが想像の範囲外だったので(笑)それは一人でやってる感覚では絶対味わえないというか、それは楽しいですよね。こう来るんだ!こう来たか、じゃあ次どうしようみたいなやりとりの中で、良い意味でミュージシャンって皆自分の方程式というか、たまに逆算して作ったりとか、最初から作ったりとか、真ん中から作ったりとか、それぞれ形はありますけど皆自分の癖のような方程式を持っているわけじゃないですか。それってアーティストの色なんですけど確かに。悪く言うと固定観念に近い物だと思うんですよね。呪縛と言って良いか分かんないですけど、それがアーティストの色なんだけど、そこを守り過ぎるといつまでたっても殻を破れないところももちろんあるわけで、そういうものを簡単に壊せるっていうのは楽しいって事に繋がるような気はしますよね。想像外・予想外。

ダイスケ:そのドキドキ感はあったよね。データを送りあっているからこそ開いてみないと。はたしてこれは本当に組み上がるのかっていう。

近藤:例えば、本当に自分が歌うだけだったらダイスケが作ってくれたものに対して俺はこっちにいきたいんだけどなと思ったとしても、結曲結局それを貫かないことが結果作品になってみて、なるほどな!みたいな方に繋がっているのでダイスケもダイスケで俺が作ったものに対して本当はもっとこっち行きたいんだけど、俺がこうしたいんだったらそれはそれとしてみたいな、たぶんお互いにあったと思うんで、超えちゃうとコラボ成立しないから、尊重し合いもそうだしそういう感覚は一人でやっていると絶対に分からないというか。ましてボーカリストが2人居てソングライターが2人なんで。

——自分自身だと自分で思い描いてこれが完成形というところまで2人共持っていくわけじゃないですか。それが自分が方程式とは違う斜め上から飛んでくるわけですね(笑)おぉ!こんなの来たなっていうところから。でもそれを尊重して妥協点ではないですけども、一番良い形で収まるというか、ぴったり来るところをお互い探しながら組み上げていくっていう作業なわけですね。

ダイスケ:それは面白かったね確かに。

近藤:それも言い変えれば一つの難しい点でもあるんですけれど結果は楽しかったかなっていう感じはしますね。

ダイスケ:一回こんちゃんにそれダメよって感じで言われたけどね(笑)最初全編にバンジョーを入れていたんですよ。ベタっとバッキングをバンジョーでやって送った時には全否定されましたね(笑)色が変わり過ぎると。結果バンジョーはちょっと入って良いところに収まったんですけど、そういうのが刺激的というか。

近藤:それは何が理由なんだっけな?まったりというかどちらかというとクリスマスを楽しめてない人の曲なんですよね、簡単に言うと。ハッピーのクリスマスなくてロンリークリスマスなんで。バンジョーが入ってきた瞬間にめっちゃハッピー(笑)

——切ないみたいな感じが全くそれで消えてしまうって事に(笑)楽しげなクリスマスになってしまう。

ダイスケ:愉快な感じに(笑)良かったなって思うそこは。結果0にはせず、良い塩梅でやれたんで。

近藤:買ったばっかりの楽器をそこで入れたがるタイプの人だと思うんですよ。ちょうどバンジョー買ったタイミングだったんですよね。

——それを実際に弾いたんですか?

ダイスケ:普通に良いと思って入れたらバシッ!と切られて(笑)でもちゃんと入れてもらえたから良かったですけど。

——初バンジョーは入って完成したわけですね?逆にこれは苦労したなみたいなところはあるんですかね?

ダイスケ:俺がパソコン壊れてデータやり録りが出来なかった。

近藤:それは苦労だったね。PC全部飛んじゃって、起動しなくなっちゃったんです。ソフトはダイスケはCUBASEで、僕はLogicなんですけど。ソフトが違うんで、毎回相手のデータを全部書き出してステムでやりとりしてたんですけど、PCが無くなっちゃったんで、オーディオを送ったところで開けない。iTunesで再生くらいは出来るんですけど。しばらくレスポンスがなくて、PC買うまでは一時的にガレージバンドでやってもらったりとか。

ダイスケ:CUBASEを入れ直してから早かったね?

近藤:そうですね、それからレスポンスがスムーズに進むようになったので。あとは今回2人で歌っている感っていうのを出したいからハモが多かった。Aメロとかも、全ハモ入っているんですよ。自分の曲だったらAでこんなにハモは入れないだろうなっていう量が入ってるんで。メインボーカルだけじゃなくて、ボーカルもハモリも含めてレコーディングはちょっと大変だったかもしれないですね。量としてはコラボだから半分くらいだろうと思ってたんですよ。そしたら全然ソロより多かったっていう(笑)

ダイスケ:互いのレコーディングが終わった後にそっからコーラスを考えていくのが大変でしたね。

近藤:物量が減ると思っていたらそうじゃなかった(笑)

ダイスケ:レコーディングを変える度にマイクセッティングとか、全部変えないきゃいけないので時間もとっていたよね。高さも調整したり、声質もちょっと違うから。彼は本当に背が高いんで、彼の後にブースに入ると劣等感を感じるんですよ。歌録のマイクが本当に高くて。彼はそこに顔があるんだなと思って。

近藤:ちょっと上に歌っていたけどね。

ダイスケ:すっごい悔しかった。

近藤:身長高かったら良かったのにとか思うの?

ダイスケ:それはぶっちゃけこうやってネタにしているからこそ、そんなに気にしていないと思いきや、来世では長身に生まれたいなと。「気持分かれ」って思って。

近藤:一回昔、カウントダウンライブの時に、お姫様だっこしてあげたんですよ。

ダイスケ:勝手にですよ!20000人とかいる観衆の前で。

近藤:2万人くらいる遊園地でカウントライブ行ったんですけど。花火どっかーんって上がって、ハッピーニューイヤーってやっている時に勢いでお姫様だっこをしたんですよ。そしたらガチギレしまして(笑)

ダイスケ:「ふざけんなよ!恥ずかしいよ!」って。恥ずかしいですよね?新年のタイミングで大観衆の前で男だしさ俺(笑)

近藤:可愛いダイスケをアピールしようと思って。

——お話しを聞いていると、物量はさっき増えたというのも含めて作り方もビートルズスタイルですよね。ジョン&ポールのそれぞれ歌うパートは自分で作って歌詞も自分で書いて自分が歌う。でもコーラスは全面入っているみたいな。さかのぼっていくと実は王道スタイルっていうのを今思って。

近藤:じゃあ結末は仲が悪くなるぞ(笑)

——ポールもジョンの事はまだ好きみたいですから。

近藤:オノヨーコの事はめちゃくちゃ言ってましたけどね。

——じゃあオノヨーコが入って来なければ問題ないですね。じゃあ「クリスマスチキン」から離れさせて頂きまして。今回のシングルの3曲目に収録されている「操り人形劇」「類人猿」こちらでもお互いfeatという形で入っていらっしゃると思うんですけれども。こちらの方にもお互いが入ってくるというのは最初から決めていた事なんでしょうか。

近藤:コラボ曲は1曲の予定ではなくて、最初2曲って言われたんですけど、2曲にするとまた5:5の曲になっちゃうから。5:5の曲は「クリスマスチキン」でやったんで。だったら9:1くらいの割合で。1曲ずつの合計3曲にしたいって話しをして、「操り人形劇」僕が9割作って。「類人猿」はダイスケが9割作って、サビのメロディだけお互いが「クリスマスチキン」と同じように一緒に居る時にメロディを考えてサビのメロディ以外は歌詞も含め全部それぞれがやるって言うスタンスで「クリスマスチキン」が5:5。他の2曲が9:1っていうそれぞれの世界観にお招きするっていうスタンスで、同じコラボでも趣旨が違うかもしれないですね。

——サビのメロディに関しては「操り人形劇」「類人猿」も「クリスマスチキン」と同じように2人で完全に作り上げたという感じなんですかね?

ダイスケ:会議室でギターを弾いている時に。

やっぱり同じシンガーソングライター同士という事で、作る方程式とかメロディ・個性とか全然違うと思うので。コラボではなくオリジナルで今回出てきた1曲目の楽曲に対してどういう思いがあるのかなというのすごい気になっていて。

ダイスケ:レコーディングの時に聴いたくらいで細かい事は言えないんですけど、やりよったなって思いましたね。すげぇシンプルなアレンジじゃないですか。弦とギターとピアノだけというのがやられたなっていうか。「うわー!俺もやりてぇそれ!」と思った(笑)本当にシンプルに格好良いサウンドだなと思った。間奏のコードが格好良いなと思った。

近藤:ほとんど覚えていないじゃん(笑)

ダイスケ:そのアレンジいつか俺もやってみたいなと思った。

近藤:「スノウドーム」はタイトルだけ聴いて、割とポップソングなのかなと思ってそういうイメージを持ったら、いざ始まったら全然違くて僕はダイスケの暗い曲が好きなので、マイナーコードとか、それに部類する曲だなと思ったので、まだ完成品は聴いていないんすけど聴くのは楽しみですね。

——1曲目も含めて季節感がすごい出ているなというのは。2人の楽曲を聴いて思いました。「涙腺」なんか思いきりバラードじゃないですか。なので声とメロディが前面に出ていて先程言っていたピアノがあったり弦があったりっていうのが、雰囲気を盛り上げてくれるではないですけれども、涙腺を刺激するみたいな、本当にシンプルで良い曲だなと思いましたし。「スノウドーム」の方も同じような感覚を覚えました。頂いた資料の中にクリスマスイブに2人で鍋をやった事があると。すごい引っかかりまして。クリスマスイブに男2人で鍋っていうのがすごい面白くて。その時の思い出話があれば教えて頂きたい。なんでそもそもそうなったというところから。

ダイスケ:お互いとにかく予定がなかったんでしょうね、

近藤:その年の11月の末にNARUTOのコンピレーションアルバムを発売する時に、渋谷で僕とダイスケと7!!(セブンウップス)でライブをやったんですよ。その時に7!!(セブンウップス)も含め3組で、赤鼻のトナカイを歌ったんですよ。その流れで皆さんクリスマスの予定は何ですか?ってステージ上で聞かれて、予定ないですって言ったんすよ。ライブ入ってこないかなみたいな事を言ってたんすけど。じゃあ近藤さん予定は?って。「じゃあ俺はダイスケの家に行きます。」って言うところが発端だった。

ダイスケ:それで本当に来たんだよね。

近藤:24日に電話しても全然出なくて、出たと思ったら明日じゃないのっ?イブ?って言って(笑)

ダイスケ:そうだね勘違いしていた。

近藤:部屋を掃除するからちょっと待ってって。鍋の具材を買ってね?何鍋だったか全く覚えていないけど。

ダイスケ:洋風鍋だよ。アクパッツァ鍋みたいなイタリアン鍋みたいな。最後リゾットみたいにして食わなかったっけ。

近藤:全然覚えてねぇ、カラオケ行った事は覚えているんだけど。

ダイスケ:めちゃ飲みあげて2人でカラオケ行ってデュエットしてたね。今思えば、それがコラボの始まりだったかもしれないですね。

近藤:環8沿いのとこでしょ?環7沿いか。
今でも車でそこを通るとね、ここダイスケと来たところだなって(笑)

ダイスケ:思い出に刻まれてるじゃん(笑)

近藤:その時に行った事しかないから分かる。

——24日に電話して繋がって、部屋を片づけた後に待ち合わせしてスーパーに買い物へ行って、一緒に料理を作って鍋食べて?(笑)

近藤:鍋作ったというかほとんど突っ込むだけですけどね。鍋がないって言ったからその間にホットプレートを買ってきて。

——その日に鍋も食べるのに、その日にホットプレートを買ってきたんですか?

ダイスケ:クリスマステンションですよね。

——二人で飲んだくれて、そのあとカラオケに…

近藤:カラオケから帰って来た後にまたダイスケの家に行った気がするんだよな。

ダイスケ:カラオケ帰ってきてまた飲み直して朝方解散したのを覚えている。

近藤:あんた寝てたよ。最後寝ていたよ。

ダイスケ:めっちゃ寂しいじゃん一人で。

近藤:まぁ自分の家だから良いでしょう(笑)結構2~3年前なので若干記憶があいまいなんですけど。

——3カ月に一回くらい会うって言うのは、朝方までみたいな感じではなくて結構ライトな感じで会って?

近藤:日によりますかね?集合時間が早い時は 11:00か12:00くらいには解散しますし。

ダイスケ:最近こんちゃんいつも車だからね。あんまりお酒を飲めないよね。

近藤:元々ダイスケに比べるとそんなに飲める口じゃないんで。

ダイスケ:ぜひ鍋をつつきたいですねまた。

近藤:ダイエット中なんでしょ?今。

ダイスケ:そうだった。鍋は太んないんで大丈夫。白菜ばっか食っとく。

——お互い会いたいなっていうタイミングとかあるんですか?

近藤:たぶん落ち着いた時でしょうね、ひと段落した時。キャンペーンやツアーが終わったそういう感じのタイミングじゃないですかね。あとはトラブルがあったとか。

ダイスケ:会社が同じなので、色んな会社がらみの相談事とかの話はしてたよね。

近藤:ミュージシャンって同じチームでやっていますけど、一人だけ立場が特殊というか、会社員じゃないんで、そういう相談をするのもどちらかというと同じミュージシャン同士のほうが案外分かったりもするし、その人がどんな人なのかもある程度分かったりとかするんで、そういう意味では凄い近い感じですね。

——且つお互いシンガーソングライターであるみたいなところもあるんですかね。そういうところには。

近藤:そうですね、歌って踊る人と比べると共通点は多いので、それぞれ皆タイプが違うのはもちろんなのですべてではないかもしれないですけど、話題の中で共感しあう事も沢山あります。

——今までそうやって色々積み重ねてきて、今があると思うんですけど、そもそも最初に仲良くなっていくきっかけになったのってレーベルメイトだったからっていうのは一番なんですかね?

近藤:レーベルメイトに近いのかもしれないですけど、ソニーミュージックの新人発掘部署でSDグループっていうのがありまして、僕らはSDグループのいわゆる同時期に育成されていたアーティストで、しかも担当が同じ人だったんですよ。2008年とか2009年とか 6・7年ぐらい前の話なんですけど、お互いデビュー前に。

ダイスケ:その時は顔見知りでそんなに話した事はなかったんですけど。

近藤:当時男性シンガーソングライターは久しくヒットしていないというか、女性シンガーソングライターが盛り上がっている中で男性シンガーソングライターが全然新しい人が出てこない中で強化育成されていて 40人くらいソニーミュージックの中だけでもそんぐらい育成されていて、そのアーティストが5・6組が集まって月に1回、1階のコラボカフェでフリーライブをやってたんです。男性シンガーソングライターしか出れないイベントなんですけど。そこにお互い出ていた。なので、存在は知っていましたけど絡みが共演するだけとかだと、そのイベントも何回も出たんであんまりダイスケの時いつだっけな?ってくらいうろ覚えなんですけど、とりあえず誰とも仲良くなれないイベントだったんです(笑)

ダイスケ:皆デビューしたいと思っている男性シンガーソングライターのなので、全員がデビュー出来るわけじゃないじゃないですか。一触即発じゃないですけどすごくライバル感がみんな強くて、イベントも関係者がいっぱい来るようなライブだったので仲良くなるような余裕がなかった。

近藤:控室もステージの隣にある部屋みたいなところだったので、がやがやしていたら聴こえちゃうから基本何も喋らないくらいの感じだったので、改めて話すって言ってもあの時話したら何を話していたんだろう。「どこに住んでるの?」と「何歳ですか?」とかそれくらいの話しか皆しなかったんですけど、でもたまたま同じ人が担当していて、結果40人居た男性シンガーソングライターでソニーミュージックの中でデビューしたのがこの2人だけだったんですよ。

ダイスケ:全然当時知らなかったんですよ。こんちゃんがデビューしたのも知らなかったし こんちゃんも俺がデビューしたのも知らなかったし。

近藤:デビューしたのは知っていたけど、それも同じ担当だった人に何となく伝え聞いただけというか、僕テレビも見なかったので、犬連れて旅している事も知らなかったですし(笑)

——あの旅をしていた時はメジャー?

ダイスケ:デビュー直後でした。新人から2・3年たった時にたまたま岡山でイベントで共演したんすよ。近藤君デビューしてたんだって気付いてそこから交流を持ち始めたよね。

近藤:その日に連絡先を交換しました。その岡山の時に、僕らしか出てなかったんですけど2人で出ていて、そのSDに居た時の担当してくれていた人が岡山出身だったので、何かの縁で岡山で再会しましたよみたいな連絡をしたりとか、デビューする時に2人とも関わってくれた女性スタッフが居るんですけど、この間も2人で会いに行ったりとかレーベルはアリオラとエピックなので正確には違うんですけど、関わってくれた人が皆一緒だったのでそういう縁もあったかもしれないですね。

——そもそも40組くらい居たシンガーソングライターの中で本当に2人だけデビューしたっていうのが奇跡的な運命を(笑)

近藤:他のレーベルでデビューした子達は何人かいるので ソニーの中で結果的にデビューしたのが僕らだけだったので、何かしら縁があったんでしょうね。

——偶然担当者の方が同じだったとか縁があって、しばらく岡山まで連絡先を交換していなかったのも結構不思議です。

近藤:あなた東京にいなかったでしょう?

ダイスケ:俺東京に居なかった。日本二周しました(笑)

——全然関係無い話しに飛ぶんですけど、お互いの今までに出している楽曲で好きな楽曲についてお互い話して頂ければなと思います。

近藤: 2曲ぐらいでいうと、未だタイトルが分かんないんだけど、それこそSDの時のライブでやっていた曲がなんて曲なのかなって。

ダイスケ:今それやっているかな?めっちゃ遡るね、どんな曲それ?

近藤:一部分だけずっと覚えているんだよね「♪水たまりの中を~」

ダイスケ:「鼻歌」って曲だ。陽の目を見なかった曲ですね(笑)俺も好きだったその歌!よくSDの頃歌ってた。よく覚えているね!えー懐かしい。

近藤:その曲だけ覚えている。

——何で陽の目を見なかったんですか?そんなすてきな曲が。

ダイスケ:なんででしょうね、そんなに振るわなかったんじゃないですか?聴かした時にあんまり(笑)響かなかったんじゃないですか?今度作ってみようかな?もう1回改めて。
俺もその部分しか覚えていないけど。

——いいじゃないですか。その部分から広げて今響く形にこれがきっかけで、それで表に出たら良い話しじゃないですか。

ダイスケ:こんちゃんのおかげかもしれない。

近藤:本当?じゃあ半分くらい印税入れるようにして(笑)

ダイスケ:「ブラックナイトタウン」とか好きだけど。こんちゃん節がさく裂している歌謡臭ね。本当に毒々しい感じが利いていてひりひりするというか俺にはないなって思って。
あれも好きだけどね「♪届けたくて~」(心情呼吸)メロとしてすごい。

近藤:ダイスケの曲、「ごじょうはん」

ダイスケ:比較的昔の曲だな、SD時代の曲だな。

近藤:あれだって入っているでしょう。最近だとね「♪君が~」ってやつ

ダイスケ:「惑星プラトニック」だ!歌い上げるやつね、あれも好き 1番くらい好きかな。

近藤:一応全部CDはあるはずなんだよな。もう一回タイトルと照らし合わせながらちゃんと聴いてみよう。

ダイスケ:僕、こんちゃんのライブに遊びにいくんですけど、彼のつくる舞台が好きですね。セルフプロデュースがすごくて、ワンマンライブの照明一つとっても自分が買ってきたりするんですよ。エジソンランプって知ってます?ちょっとお洒落なエジソンランプを沢山つるして、あれ俺真似した。結構刺激的でいつも発見がある。

近藤:真似するくらいだったら俺の奴もっていけば良かったじゃん(笑)

ダイスケ:それも言いづらくてさ。

近藤:あの電球めちゃ買ったんですよ。家にしばらくあったんですけど邪魔過ぎて会社に置かせてもらっています。

ダイスケ:まじで?それいらないの?

近藤:いらないって事はないけど。でもめったに使わないから。

ダイスケ:あと結構彼が最後にアンプラグドで歌ったりするんですけど、それも好きかな。シンガーソングライター魂みたいな、客席に出て歌うところとか、こうでなくちゃなとそれも真似した(笑)
真似てエッセンスとして俺も感化されて、アンプとかマイクとかそういう話じゃねぇなって去年だったんですけど超気持ちよかったよね、やったの。

近藤:会場によるけどね。全く広がらないところは広がらない。気持ち良くないところは気持ちよくないけど。

ダイスケ:僕は彼のライブで刺激もらってますね。。

近藤:それでいうんだったら、2年前の渋谷公会堂の時にアンコールでなぜかピアノの弾き語りをやってて、歌い終わったらほっとしたのかめちゃくちゃ号泣していたんですよね。

ダイスケ:人生初めてのピアノの弾き語りだったんですよ。後にも先にもあの時だけだったので、一生懸命練習して本番まで一回も成功した事がなくて、渋谷公会堂の舞台で成功したので気持ち良かったよね。

近藤:それでほっとしたのか涙が出来て、終わった後に挨拶に行ったら、こいつ自ら歩み寄ってきて抱きしめられたんですよ(笑)

ダイスケ:高まってたんで申し訳ない。

近藤:抱きしめられてああそうかそうか、そんなに大変だったんだなと思ったんですけどそれ以来1回もピアノ弾いているところ見た事がない、最初で最後(笑)

——そうすると楽曲もそうですけど ライブとかも含めて結構刺激を受けてエッセンスではないですけど、自分の中に取り込んでまた新しいものを作っていくような刺激はお互あるという感覚ですね。

近藤:ダイスケは結構僕じゃなくて、他の共演アーティストとかをライバル視している。逆にそれは良い意味ですごいなと思います。ダイスケは仲良くなったから「それ何?」とか興味持ったら聞きますけど、ふだん普通にライブで共演したからって俺誰かに興味あるかって言うたらあんまり無くて。

ダイスケ:そんな飄々とした感じが良い所だよね。良いところか分からないけどプレッシャーに押しゃられない気持ちというか。

近藤:もうちょっと周りの人に興味を持った方が良いんだろうなというところはある。

ダイスケ:思った事を何でも言えるんですよ、彼って良い事でも悪い事ばっかり言う。それが生きてて楽しいだろうなって(笑)
ことステージ上では格好良く見えるのよ。MCってお客さんの顔色を伺いながら喋っちゃうんだけど、彼は平気で前のどこどののライブより盛り上がってないんじゃない?とか平気でポンって言っちゃうんですよ。その強さというかそのツンデレ感。

近藤:どこデレっとしとるん今

ダイスケ:まだデレっととしていないけど、アゲるところではアゲる。そのギャップは多分心をつかんで離さないんだろうなって思う。

近藤:ダイスケファンは結構Sな人が多いの?

ダイスケ:それは違う、俺がMって事?

近藤:ダイスケがMでお客さんがS。

ダイスケ:違う違うそんな図式はないんだって。良いなと思って本当に思った事を。日常でもステージMCでも格好良いなと思って。

近藤:だから友達がいなくなるんでしょうね(笑)

ダイスケ:俺がいるよ。

近藤:人を傷つける事を平気で言うんで。脳を介さないんですよ。ここからここにいっちゃうんで、すぐ言葉に出ちゃう。

ダイスケ:僕はそういうところがすごい好きで、2人で話していても嘘を言わないだろうなこの人っていうか。悩みを相談しても本当に思った事を言ってくれるだろうし。

近藤:じゃあ今度思いきり嘘つくね(笑)

ダイスケ:やめて。やめてお願いだから。

近藤:大した芝居が出来ないけど。それこそ一人芝居でもライブでやっていて。あれは本当にすごいと思った。ライブの中で、しかもストーリーが一番最後にやる曲への導入みたいな 10分くらいかな?

ダイスケ:30分くらいかな?

近藤:30分かけて曲に入っていくストーリーを作っていくっていう一人芝居をやってて、芝居として優れているか優れていないかっていうのはミュージシャンなので分からないんですけど、さっきのピアノの話もそうですけど、やれそうにない事にトライするチャレンジ精神みたいなのものは絶対僕にはないので、そこに突き進んでいくひたむきさとか純粋さとかそういうのは本当に裏がないんで彼は。純粋さって言ったら失礼なのかもしれないけど、一種の才能だなと思いますね。純粋すぎて大変な事もあるだろうと思うけど。明らかにタイプというか人間皆違うかもしれないですけど、本当に正反対だと思います。真逆だなと思います。

——それだけ真逆だから仲良くなれたし、きっと今回のコラボが成立したって言う事なんでしょうね?きっと。似たような考えだったりとか、逆にそこのちょっとした誤差でぶつかりそうじゃないですか。それが全然違うからこそ違うものとして受け入れられるというかお互い。っていうところがあるのかなとお話を聞いて感じましたね。

ダイスケ:そうですね、確かにあるかもね。

近藤:またでもこれから、ツーマンまでだから2カ月ぐらいか。僕ら過去こんなに短い頻度で会った事ない(笑)

ダイスケ:確かに2・3カ月とかそれくらいだったね。

近藤:なので今後この関係が良くなっていくのか逆に崩壊するのか(笑)まだ分からないですけど。ツーマンの立ち位置が端と端になったり(笑)真ん中にバンドでアーティストっていう。なかなか無い。そうならないようにやっていきたいですね。

——それを口に出しているって事は大丈夫ですよ、きっと。最後に「クリスマチキン」について、このインタビューを読んで下さる方にメッセージを頂きたいんですけれども、お2人から一言ずつという事で「クリスマスチキン」をメインに他の2曲について触れてお互いにPRじゃないですけれどもアピールを何かして頂ければと思います。

近藤:お互いにソロ曲が1曲目に入っていて、それがリード曲なんですけど。そして5:5のコラボ曲「クリスマスチキン」っていう曲が入っていて、そして3曲目に9:1っていう、お互いのそれぞれの色にお互いが飛び込むものが入ってて、3曲なんですけど展開としてはコンピレーションアルバムのようなテイストの違いを存分に楽しんでもらえると思いますし、それぞれコンセプトは曲が統一されているわけではないのでそれぞれの世界なんですけど、その分飽きないというか、1人のアーティストが好きっていうだけじゃなくて。

ダイスケ:お互いのお客さんがそれぞれの世界に遊びに来てくれたら良いなというか。

近藤:そうですね、そういうのももちろん。今ダイスケを応援してくれている人も含めそうだし、あと全然関係ないところから入ってきて、どこにひっかかるか分からないですけど窓口が広いというか、シングルではなかなかないボリューム感みたいなものがあるので、そういうのを楽しんで聴いてもらえたら良いですし、ツーマンライブが東京と大阪であるので、それをライブでやったらどうなるのかなというところも含め、わくわくしてほしいなと思いますね。

ダイスケ:コラボしたんですけど、本当にさっきと同じ事を言うと、それぞれのお客さんの垣根をなくして、近藤晃央&ダイスケという一つのアーティストとして作った感じがあるので、それを皆で楽しんでもらいたいなって思いますね。コラボ発表してからTwitterとかを見ていると、それぞれの客さんが互いのTwitterにリプライしてくれたりとか、交流を持ち始めたりしてるんですよ。それも面白くて、僕らもだしお客さんの中でも幅が広がるのかなとか。「ダイスケさん、近藤晃央さんっていう素敵なアーティスト紹介してくれてありがとう」とか。皆の世界が広がっていけば良いなと思いますね。その総括にツーマンライブを皆で楽しめれば良いなと思います。

——ありがとうございます。では本日のインタビューは以上になります。

一同:ありがとうございました。

Kohei Murata

Kohei Murata編集長・ライター

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バンド活動を通して、自分の音楽を世界に発信する事を志しながら、同時に仕事での独立を目指して様々な業種を経験する。バンドでは日本のみならず台湾でも活動を行い、台湾でのアルバム2枚のリリースや大型野外フェスティバルへの出演も果たす。
その後、様々な仕事を経験し2015年独立。
現在は音楽メディアOptimanotesの編集長兼ライターとして、記事の執筆をしている。

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