50年間、銀座のランドマークとしてソニーの今を発信し続けてきたソニービルディングが来年の4月で残念ながら解体。
現在は、最後の展示となる「It’s a Sony展」が開催されている。
ソニーが歩んできた歴史を振り返ると共に、2018年に誕生する銀座ソニーパークを見据えた多様なイベントプログラムを実施。ソニーの過去・現在・未来を体感できる特別展示だ。
その展示を楽しむのはもちろんだけど、解体されてしまう建物「ソニービル」をよく目に焼き付けておくことを忘れてはいけない。
引用
複合的なショールームを中心とするソニービルの機能をさらに高める構造として、建築家芦原義信氏が産み出した「花びら構造」。地上の普通階を「田」の字型にし、いずれもが100m²になるように区分しています。さらにこれらの100m²ごとのフロアの高さを90cmずつずらすことで、1階から7階までを連続した1つの空間にしています。どこに立っても上下2段までの空間を見通すことができ、1階から8階にわたる全25層ものフロアが1つのフロアとして広がっているように感じられます。ショールームに集まる人々の動きを上から下へとスムーズに導き、おのおのの展示を様々な角度からみることができるこの構造は、まさにビルの中で「縦の銀ぶら」を実現しています。
外観、内観をよくチェックしつつ、これからできる「パーク」を想像してみてもいいだろう。
銀座の一等地であるあの場所にどんな「パーク」ができるのか、今からとてもワクワクする。
数寄屋橋の交差点の向こうからソニービルを眺め、中に入ると「It’s a Sony展」の大きなビジュアルとSONYのロゴを象った大きなソファーが出迎えてくれる。
歴代のロゴ。
スチャダラのANIさんや、みうらじゅんさん、藤原ヒロシさんなどの著名人のMYソニーも展示。
懐かしいお猿のCM。
近年でテレビはだいぶ進化した。
プレステゾーンでは壁一面のスクリーン展示。JUN WATANABEくんもご満悦。
ソニーと言えば、、
今見てもとてもかわいいMy First Sony (マイ・ファースト・ソニー) 。復刻して欲しいなぁ。
ここ最近また人気のカセットテープ。あぁこれ持ってたなぁ、懐かしい。
メッセージを書いて壁に貼り付けることができる。
ソニー展限定のガチャガチャ
歴代プロダクトがオリジナルラバーストラップになっている。
無料で配布されているジャーナルも読み応えありで素晴らしかった。
It’s a Sony展
会期
Part-1 2016年11月12日(土)〜 2017年2月12日(日)
Part-2 2017年2月17日(金)〜 2017年3月31日(金)
※ 2017年1月1日(日), 2月20日(月)は休館日となります。
会場
ソニービル 1〜4F
開館時間
11:00〜19:00
※ 2016年12月31日(土), 2017年1月2日(月)・3日(火) 11:00-18:00
1940年代から2000年代までまでを6つのゾーンに分けて綺麗に展示されている。懐かしくもあり未来も感じる素晴らしい展示だった。
最後にもう一度言うが、展示とともにソニービルをよく目に焼き付けるべし。家に帰って余韻に浸りながら貰ってきたジャーナルを読み込んでいると、このビルこそがソニースピリッツの表れであり、ソニー最大のプロダクトであり、この展示の一番の目玉であったのではないかと思った。
さようなら、ソニービルディング