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ハイロック的音楽のすすめ Vol.15 – 「持ち物は少ないほうがかっこいい」と心に念じながら今日もまたモノを買っている。

これだけモノを買って、所有して、それを紹介している自分が言うのもなんなのだけれど、究極言うと持ち物は少ないほうがかっこいいと思っている。なので出来る工夫や努力をその裏側ではたくさんしている。たとえば、買ってきたモノの付属品やパッケージなど必要ないものはその場で捨てて、必要な説明書や保証書はファイリングして整理整頓。そして必要不可欠な日用品なんかはストックをあまり持たないことと、吟味して選び、基本は一生モノとして考えるが、必要に応じてアップデートして入れ替える。昔は取っておいた読み終わった本や紙袋などは一切持たない。「持ち物は少ないほうがかっこいい」といつも心に念じながら過ごしていると必然的にモノのセレクトのクオリティーも上がり、不必要なモノをストックすることも無くなる。それから、一個手に入れたら二個手放すくらいに考えておくと、モノが入ってきても耐えうる環境を構築することができる。とはいえ、昔ほどモノを買わなくなった。その理由は、インターネットが発達して、たいていのモノはいつでも、あとからでも手に入れることが出来るようになったから。このフィギアは今買っておかないと一生手に入れられない、とか、このTシャツは2枚買いしておかなくちゃ、みたいな焦りの気持ちがなくなった。多少の代金の代償は支払うことになるが今買わなくても、あとから買うことが出来る。つまりはモノを所有する意味がなくなった。

今しているのは、目に見えている物理的なモノの話しなのだけれど、パソコンの中のデータも同じことが言える。できればデスクトップはいつでもすっきりしておきたいものだ。自分のパソコンの中のデータの主なものとしては、仕事のファイル、写真、一番容量を取っているのが音楽データだ。物理的なモノの話しといっしょで究極言うと持ち物は少ないほうがかっこいいと思っている。(このかっこいいには、すっきりとか、気持ちいいとか、快適という意味も含まれる)うーん、音楽データか。この音楽データというのが意外と厄介で、パソコンの容量を圧迫して、iPhoneの大容量モデルを買わなくちゃいけない理由にもなっている。ましてや、よく聞く音楽は別として一年に一回聞くか聞かないかのデータのために。思い立つと意外と踏ん切りよくアクションを起こす自分の性格も手伝って、持っている10,000曲以上の音楽データを全て捨てた。なんとも言えない爽快感。何かの呪縛から解き放たれた気分だ。頭で考えているよりも実際にやってみて初めて見えてくる景色というものがある。結論から言うと(今のところ)何も困ることはなかった。Apple Musicやスポティファイ、Amazon Primeミュージックを使えば、自分の場合はまったく困ることがなかった。むしろ音楽データを所有してそれを聞いていたときよりも今のほうがさまざまな曲を聞き、その音楽から違った音楽を探す楽しみも増えた。モノを手放すテクニックは、モノを手に入れる(セレクトする)テクニックと表裏一体。いつでも同時に考えてなくてはならない。「持ち物は少ないほうがかっこいい」と心に念じながら今日もまたモノを買っている。

ハイロック

ハイロックメディアクリエイター

投稿者の過去記事

Fresh News Delivery 管理人
アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。人気サイトFresh News Delivery、ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。2014年、渋谷にLIL’RIRE CAFEをオープン。カフェでの新しいメディア表現を企画。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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