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[Interview] 電波少女 – メジャーデビューを控えた今の気持ちをMCハシシさんへ聞いた!


※このインタビューは6月12日に配信リリースされた新曲「ME」のリリース前に行われたものです。

今回は6月12日についに3ヶ月連続配信リリースの第一弾『ME』をリリースする電波少女のMCハシシさんに話を聞いてきた。
相変わらず、柔らかく吐き出される毒舌とシャイな姿の混ざった不思議な雰囲気がとても魅力的な人だった。『ME』についてはもちろん、配信中止になった『あの曲』についても少し話を聞く事が出来た。
ライブや音楽感についても、今の電波少女をそのまま表すようなインタビューになったと思う。是非、このインタビューを読んで電波少女の現在地点を確認してもらいたい。


邑田航平(Optimanotes編集長)

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――早速なんですけれども、ついに新曲が配信されますね。去年のパラノイアが 2016年の5月発売だったと思います。ほぼ1年以上ぶりの新しい音源という事で、まず1年間色々あったとは思うんですけれども、今回発売する事について何か思うところはございますか?

ハシシ:久しぶりなので若干の恐怖はありつつも、今回出す曲は、割と今までの曲調の延長線なのでそこまで不安でも無かったりします。ちょっと不安かな?ぐらいですね。

――リスナーの方がどういう反応を示してくるかというところに、ちょっと不安があるかなって感じですかね。

ハシシ:友達には好評です(笑)

――もう聴いた友人達には好評と(笑)でもそれはありがたいですよね、周りの近い人間が良いって言っているとちょっと安心しますよね。

ハシシ:不安なのでちょっと聴かせたりする事が(笑)

――私の方でも聴かせて頂きました。さっき延長線上にあるって言っていたんですけども、たしかにそう感じます。そして、よりメロディメーカーになったなという印象を受けまして。当然今回もラップはラップなんですけど、歌パート的なところは、それ以上にすごいメロディーが綺麗だなと思いました。電波少女はHIPHOPユニットだと思うのですが、メロディーの強い歌パート的なところを増やしていく事に対して意識するところはありますか?
ハシシ:純粋にラップは1曲に対して情報量がどうしても多くなっちゃうので。文字数が多いし、普通の曲に比べたらずっとリズムと言葉がばーって来るから、ソロMCだと疲れるなっていうのがどうしてもあるように思います。2MC、3MCとかのユニットだと、声が変わる事でまた違ってくるんすけど。WHO以前は2MCやそれ以上のクルーにしか所属したことがなかったので、WHO以降はそこがずっと課題でした。自分の声は高いので、ずっと聴けるタイプのMCじゃないなっていうのがどうしてもあって、そこをどう上手く飽きさせずに1曲聴かせるかってなった時にやっぱりメロディーを入れたり歌のパートなどを入れ展開のある作り方になってきましたね。

――まさに今言って頂いた感じで、今来る時に聴きながら来たんですけど、1曲の中ですごくフックになっているサビは当然あるじゃないですか、それ以外のところがよくあるJPOPですと、AメロBメロサビC挟んでサビ終わりみたいな、所謂そういう展開じゃなくて、どこをAととっていいか、 Bととっていいかみたいな感じでパートパートで全然雰囲気が変わっていくなっていうのをすごく感じていて、それが面白くもあり、1個1個のメロディーが綺麗だったりラップの部分とかは相変わらず印象的なので、詰め込んできたなっていう印象で聴かせて頂きました。ちなみにタイトルは『ME』じゃないですか?これは純粋に私っていう意味以外、裏に実は隠れている意味合いとかあったりしますか?

ハシシ:日本語読みで「目」っていう意味を込めて作りましたね。サビでも言っているんすけど目を覚ますまでっていうような表現を使ったのはそこにかけてて、あと『MO』と『RY』って曲を今まで出しててそれと繋がるように、 1単語でMEMORYってなるように今回『ME』って曲を作りました。

――今の良いですね。確かに言われてみればそうなりますね。3部作的な感じですか?

ハシシ:時系列として『ME』から始まって『MO』が来て『RY』で終わるっていう構成です。なのでRYの歌詞の最後がかすれていくメモリーっていう歌詞で終わってるんですけど、そこを伏線という感じで作りましたね。

――それって『RY』をつくった時にはもう構想がハシシさんの中にはあったという事ですかね?

ハシシ:『MO』の時にはなかったんすけど、『RY』を作った時にタイトルが出来てなくて、こういうものにしようっていうふうに考えて。

――所謂スターウォーズとかドラクエ的な感じですね。エピソード0が後から来るみたいな。そうやって言われると、他の曲ももう1回聴き直そうって思いますね。ちなみに今回の楽曲の歌詞なんですけど、ME・私、っていう方の意味合いで取った時に、すごく自分が自分の事を好きだっていう自己愛的な部分は当然色々入っている中で、すごい君の存在が重要じゃないですか?ちょっと病んでいるというか、歪んだ愛の形みたいな捉え方をさせて頂いたんですけれども、単純にこの歌詞を書こうと思った時のテンション感っていうのはどういう時に書かれたんでしょうか?
ハシシ:『MO』も『RY』もなんすけど、自分のなかでは、18歳くらいの時に付き合っていた子の話なんです。今回もその子の事を書いていて、振り返った時に結局自分が好きだったんだなというふうに思ったんで、俺が相手に思う気持ちとか、してあげる事とかも最終的に自分のためになるようにやっていたんだなっていうふうに客観視出来たんで。そういう曲ってあるのかもしんないすけど、自分が知っている中では少ないなと思ったんで。こういう事を歌う曲があってもいいのかなって。

――確かにこういう内容の楽曲ってあんまり聴いた事ないなっていうのは単純にありまして、特に音楽っていうフィールドでいくとないなって思ったり。

ハシシ:自分が知っているのだと、さだまさしさんの関白宣言っていう(笑)

――関白宣言どうですか?もっと俺に付いて来い的な(笑)

ハシシ:ちょっと違うんですけど、何か今の時代にはマッチしてないのかなって。女性を軽視しているわけじゃないですけど、こういうことを言うと反感を買いそうだなと。その色が若干出ているというか、ってのはありますね。

――ぎりぎり言えるところでその言葉にして言っていくっていう意味で、ハシシさんの個性もすごく出ているし、実際これって共感する方多いんだろうなって。逆に男性でも女性でも性別関係なく共感する方がすごく多いだろうなって思って歌詞を読んだんですけど、恋愛とかって結局のところ自己愛的な部分じゃないですか?相手がいる事によって満足感を得るじゃないですけど、それによって自分がその相手に自己犠牲じゃないですけど何かを与えたりとかじゃあ何かサポートしたりとか、逆に自分が支えてもらう事もあると思うんですけれども、結局のところ全部自分自身っていうところに繋がっていって結果的にその環境というかその関係性の中で自分の事を好きになれていくっていうのがあると思うので、これが別に男性視点でも女性視点でも結構皆こういう部分てあるんじゃないかなと思いました。

ハシシ:そうですね、特に言い方悪く言えば自己中な人とかは特に共感出来る部分があったりするのかな?とは思っています。

――ストレートな歌詞だと思うんですけどこの1行って。でも結局その存在として同じこの世界の中でその人がいるっていう事によってすごい自分の精神状態が左右されるじゃないですか?

ハシシ:そうっすね。別れるのはいいんですけど他の人と付き合うのかって考えるのがしんどい部分が多くて。死んでくれたらいいなって極論を言うと。って思っちゃう事とかがあるので。そういう書き方をしましたね。

――ちなみに今回3カ月連続で配信の第1弾になるかと思うんですけれども、その後にメジャーデビューも控えているじゃないですか?たぶん制作活動ずっとやっていると思うんですけど、今回その3カ月連続配信の1曲目に恐らく他に候補もあったんじゃないかなと想像していて、その中この曲を選んだ理由って何かあるんですか?

ハシシ:純粋に自信があったんでこれを1発目に持ってきましたね。

――ちなみにブログで書かれていましたが発売中止になった『Re:カールマイヤー』があるじゃないですか?あの時ってブログに結構素直な気持ちを書かれてはいましたが、やっぱり単純に過去曲のリメイクだから嫌だっていう以上に大事な曲だからこそっていうところもやっぱり強かったんですかねあれは?

ハシシ:よく言えばそうだったり、純粋にアレンジも入っているんで、そこも受け入れてもらえるのかなっていう恐怖だとか。ちょっと色々考えるのが。面倒くさくなっちゃって(笑)

――個人的にはあの楽曲って勝手なリスナー視点のイメージではあるんですけれども、すごく電波少女を象徴するというかアティチュードみたいなものが詰まってる楽曲だと思っていて、なので大切であり、ただ逆に言えば、もし出していたとしてもすごい反響があったと思いますし。なのであのブログを読ませて頂いて、そういう思いで止めたんだなっていうところで。ただ今後当然出てくると思うので、その時がすごい楽しみだなっていう気持でお待ちしております。

ハシシ:出さなかった事により箔がついたなと思ってます(笑)

――逆にさらに楽しみにされている方が増えたんじゃないかなと思います。前にワンマンライブに伺った時にもライブでやられていて、終わった後に沢山観客の方が出て行くじゃないですか?『Re:カールマイヤー』の話をしながら、やっぱ最高だわ!みたいな人が結構居て自分の耳に入って来てて、やっぱり皆好きなんだなあの曲って思いました。

ハシシ:そういう会話するんすね(笑)

――ファンの方達とかってそういう会話をしながら帰りますよ。やっぱりライブを観てるんで、ライブが終った瞬間って、たぶん皆頭の中できっと電波少女だけなんですよね。その中でその日のライブの事をとにかく話したいっていうので。1人でぼっち参戦している人とかは別ですけど誰かと一緒に来てる方っていうのはやっぱり電波少女の話しかしないので、観客席とかに居ると結構その日のライブの話を皆されていて、耳に入ってくる言葉を色々聴いていたら、結構な割合であの楽曲の話をされている方が多かったので、たぶん今後出てきたらドカンとファンが盛り上がるのではないかと思いつつ発表楽しみにしております。

ハシシ:ありがとうございます。

――今後メジャーデビューを控えていると言いつつ、現状でもう既にデビュー前にも関わらず色んなイベントが決まっているじゃないですか?例えばセカイノオワリの主催イベントに出たりとか、DOTAMAさんとのツーマンもありますし、メジャーデビュー決まったからっていう訳じゃないんですけれども、デビューしてからこういうのがどんどん出ていくっていうのはイメージしやすいんですけども、その前に結構大きいイベントが既に決まっていってるっていうのは今状況として客観視した時にどんな気分ですか?

ハシシ:でもメジャーデビューが決まってるからじゃないですかね?

――だから決まっていってるんだろうなっていう感じですかね?

ハシシ:なのかなと。相手の会社の方も出しやすいのかなって。

――例えばセカイノオワリのイベントとかって個人的に結構繋がるところがあったりとかして。セカイノオワリのFUKASEさんとかがTwitterで、元々違うアーティストですけどぼくりり君の事を呟いていたりとか、自身も『ANTI HERO』っていうラップっぽい英語の曲を出していたりとかするじゃないですか?なので何となく電波少女に共感するというところはすごくイメージが湧いていて。でもセカイノオワリってライブの世界観も含め、すごいファンタジーじゃないですか?そこに電波少女が出るっていうのは何か全くイメージが違うと感じていて。1個のイベントの中でそういう全く別のものを出していくっていうのは、どういう気分なのかなって単純に思ったりもしました。

ハシシ:純粋に嬉しいし楽しみです。憧れているアーティストの1人なので。よくどういうアーティストになりたいですか?みたいな言われた時にセカオワになりたいですって言って。やっぱり、「え?なんで?」ってなるんですよ。「ちょっと違うでしょ?」って言われるんですけど、音楽性とかそういう部分は置いといて、完全に自分達だけで自分達のやりたい世界観を作って、それがあんだけの人達に波及しているのを見ると嫌でも憧れちゃうなっていうのがずっとあったんで。そういう人に呼んでもらえたっていうのはすごいありがたいですね。言ったら世間的には無名の俺らに少しスポットを当ててくれるっていうのはすごいなって。俺が逆だったらそんな事しねぇなって(笑) 無名の奴にわざわざ自分の客を与えるようなチャンスを絶対作んないので俺だったら。懐が大きいし、嬉しいです純粋に。

――そうするとライブのステージが云々というよりは単純にセカイノオワリと一緒のイベントに出て一緒にステージを作れるっていう事が今のところが楽しみだし嬉しいというところですね。

ハシシ:意味がすごい在るなって思います。その日のライブも当然大事ではあるんですけど、そこに出してもらえるチャンスをもらえた事がちょっと報われた気がしました。 そういった方に認めてもらえて。認めてもらったのか分かんないですけど。

――でも全く認めてなくて興味も無かったら呼ばないですからねそもそも。

ハシシ:そうですね、よっぽど性格が悪くない限り。でも分かんないですからね。当日出るまでは何されるか分かんない(笑)ステージでマイクあれ?って。見たか?こいつらのライブ酷いだろうって(笑)普通に純粋に嬉しいですね。

――いきなりヒール役で紹介されるかも知れないですね。マイクの音を消されるみたいな(笑)絶対ないと思いますけどね。この組み合わせは全然イメージしてなかったので面白良いなと思って。

ハシシ:あと唯一のいとことお母さんが好きなんですセカオワ、だから嬉しいっすね(笑)

――紅白に出たら両親に報告して、両親喜ぶ的な?

ハシシ:でも言った時はえーすごいね!って言ってましたね。今までで報告したライブの中では。

――今までで一番評判が良かったんですか?

ハシシ:親には。

――ファンだったら、え!一緒にやるの?みたいな感じですよね。

ハシシ:だし、やっぱりテレビで見ている人なんで、すごい有名人なので。

――ちなみにDOTAMAさんって今までは特に現場でご一緒する機会とかあったんですか?

ハシシ:結構ありました。色々HIPHOP系の色の強いイベントとかでご一緒させて頂いたりとか、それこそ本当にお互い全然お客さんが居ないイベントで、キャパ100人くらいにお客さん半分くらいしか入っていないようなライブとかでも一緒でしたし、自分達主催のスリーマンの時とかにも出てもらったりとか、あとそこのレーベルが主催しているささくれフェスにも呼んでもらったりとかで、地味に交流があります。

――じゃあ全く初めてでいきなり呼ばれてツーマンやりますっていう感じではないんですね。

ハシシ:しかもいつもDOTAMAさんだけ声かけて来てくれるんでそういうイベントとかで。勘違いかもしれないですけど電波の事を気に入ってくれていて、すごいアウェイのライブとかでも1番後ろの席から、電波かませ!とか叫んでくれるんすよ、熱い方ですごい大好きですね自分は。

――DOTAMAさんって言えばフリースタイルダンジョンのモンスターの1人として大活躍中じゃないですか?でもあの番組自体がすごい流行っているじゃないですか世間的に。HIPHOPの見方ってあの番組の見方で変わったんだろうなと思っていて、フリースタイルダンジョンって当たり前だけどフリースタイルでバトルするっていう番組なんですけど、ツーマンライブとなったらとDOTAMAさんとフリースタイルとか?

ハシシ:絶対やんないです(笑)

――組む機会ないんですか?

ハシシ:やらないです出来ないのでフリースタイルは。あれやってないと出来ないので本当に。

――日常的にって事ですね。ちょっと見てみたいですね、個人的にハシシさんがフリースタイルやったらどんな言葉を吐き出すのかっていう。

ハシシ:ファンのキッズによく言われますね。出てよとか(笑)

――今までの楽曲もそうですけど言ってきた事が結構リアルにネガティブな事だったりっていうのを包み隠さず吐き出すじゃないですか?なのでそれがバトルとかフリースタイルってなった時にどういう言葉が出ているのかっていうのをすごい1ファンとしては気になるところではあったりしますね、今後チャレンジもしないですか?

ハシシ:しないっすね(笑)

――今のところ、何か精神状態が変わらない限り?(笑)

ハシシ:する事ないと思います。でもやってたんですよ2005・6・7年とかはめちゃくちゃやってて。けど飽きたのと音源があまり作れなくなったんでその時期・・・やめました(笑)

――あと最近Twitterを見させて頂いたんですけど Twitterで結構自由に呟いていらっしゃるじゃないですか?

ハシシ:(笑)すみません。

――なんで謝るんですか(笑)いつも面白いなと思いながら見てるんですけど、他の人がサビとか全部用意してくれてトラックとかも全部用意されてみたいな呟きがあったじゃないですか?そういうのをやってみたいけど結局サビは自分で作りたいしなとかがあったと思うんですけど、今後実際にトラックメーカーみたいな方から、サビとかも全部用意されてちょっとハシシさんこの曲歌ってよ、みたいな機会があったらやってみても良いかなみたいなのってあるんですか?

ハシシ:好きな方だったら全然良いですね。作るメロディーとかが好きだったらむしろお願いしたいくらいですね。楽なのでそっちの方が(笑)

――全然ジャンルも問わずでいいんですけど、この人がトラック作ってくれたらすげぇ歌いたいみたいな、単純に普段聴いているアーティストの方でそのくらい好きなアーティストの方っていますか?

ハシシ:難しいっすねそうなると居過ぎて難しいです。

――質問変えて、普段聴いている音楽ってどんなのを聴いています?

ハシシ:割とジャンルレスで聴いてますね。それこそ海外のポップス寄りなロックバンドとかが好きですね。全然詳しくないですけど。あとは、最近だとチャンス・ザ・ラッパーとかすげぇ尊敬というか、ラッパーって付いてるのにあんなに歌うし色んな事に挑戦しているし、あの人の出す曲って流行り物じゃないと思っててどちらかというと一生聴かれる曲だなって。流行に左右されない曲を。割と時代的に本当使い捨てみたいな曲がHIPHOPとかだと多い印象があって、その時期にしか聴かれないような。それがすごい嫌で、やっぱ 5年たっても10年たっても聴かれる曲を作り続けたいなって。特にHIPHOPのアーティストって作るスピードとかも早かったりとか、サクっと作って録ってる方が多いんで。歌う曲も別にHIPHOPに限らないですけど新曲ばっかりみたいな。ここ最近出して1・2年の曲しか歌わないとか多いんですけど、俺はそれが嫌でいつまでも自分が力を込めた曲をポイントポイントで歌っていきたいなってのがあるので、そういうのを心掛けてます。

――電波少女はまさに当てはまっているんじゃないかなと思うんですけど、やっぱり今言っていたムーブメントってどうしてもあるじゃないですか。どういうジャンルでも。こういうアーティストが流行ると一斉にそういうアーティストが増殖していくじゃないですけど、例えばバンドとかでもアマチュアのライブハウスに行っても一斉に皆そういう音楽をやり始めるみたいな流行っているような。皆似ているなとか。

ハシシ:この前行ったライブハウスはSuchmosしかいなかったっすね(笑)こんなにいる?って思うくらい(笑)

――でも分かります。先月下北沢のキャパの大きくないライブハウスにちょっと行く用事があって行ったんですけどやっぱりSuchmosでした(笑)

ハシシ:超多かったっすね。それも友人の付き合いでたまたま行った箱で。

――流行ってんだやっぱりみたいな?(笑)

ハシシ:居たんだこういう人達みたいな。

――きっと居たんじゃないんですよね。Suchmosが売れてちょっと変化してそういう要素を取り入れたらSuchmosになっちゃったみたいな方がたぶん増えたんだと思うんですよね。

ハシシ:ありますよね、結構そういうの。

――どうしたってムーブメントはあるんだと思うんですけど、その中でやっぱ電波少女は特殊ですよねっていう話なんですけど。それこそ本当に昔の曲WHOに入っている曲だったりBIOSに入っている曲だったり、今聴いてもどこを切り取っても電波少女にしか聴こえないっていうか、ちゃんと個性があるっていうのはすごい格好良いなと思って。ちゃんとタイムレスな音楽を作れているなと。偉そうですけどいつも聴いています。HIPHOPもそうじゃないですか、やっぱりダミ声で歌うラッパーが流行ると皆ダミ声になったりとかそういうちょっとした流れってあると思うんですけど。

ハシシ:めちゃくちゃ強いですよHIPHOPは。本当にその時代のアイコンが毎回いるんで、すると同じような。特に最近で言うとトラップミュージックがめちゃくちゃ流行ってて、どちらかというと答え合わせに近いくらいの同じ事を出来る人の方が面白がられたりとか、めちゃくちゃ流行ってる人も日本人でここまで近づけれましたとか、別に俺はそれはそれで1つのゲームだなとは思っているんですけど、でもそのアートというかスポーツには参加したくないなと思ってて。だからよく、「そういうのやんないの?」とか聞かれるんですけど、やりたくないって結構答えてますね。想像力を放棄しているなって正直。ラップをする筋肉というか技術の勝負みたいな部分だけで完結すると勿体無いなってのがすごく思うんです。けどその上で独自のものを作っている人とかに関してはすごく尊敬するんですけど、どちらかというと本当にクローンみたいなのが割と多くてHIPHOPとかは特にそういう風潮がありますね。

――分かります、それすごく感じます、悪くはないんですよ。本当に上手くコピー出来てるというかすごい上手くクローン出来てるんですけど、やっぱり1線踏み越えてはないなっていう、そこの絶対的な領域みたいなところに踏み込むための線を皆超えられなくて下にいるっていうのをすごい感じるんで。語弊があるんですけど、すごいそっから外れているところの斜め上の方にビヨーンって電波少女進んでいってるなっていうのを、今回の新曲もさっきすごいメロディーメーカーって話をしたんですけど本当にパートにしても1曲の中にどんだけ詰め込むんだっていう新しい要素が色々入っていて、本当にオリジナルだなと思っていて。さっき自信があったんでこの曲にしましたってのもすごい納得がいくなと思います。個人的には海外だとケンドリックラマーとか大好きなんですけど、全然他の人とやってる事が違うみたいな、歌っている事も。

ハシシ:面白いっすね。

――そういうおもしろい事やれているっていうのはすごい格好良い事だなと思います。ちなみにちょっと話を変えるんですけど、ショートムービーの上映とライブツアーあるじゃないですか、ショートムービーの監督は結構有名な方のミュージックビデオとか手掛けている若手のディレクターさんが作っているという事で、こちらってその作品自体は
ハシシさんも、すでに観ているんですか?

ハシシ:今台本状態ですね。

――どうですか?何か面白そうなものになりそうですか?

ハシシ:どんよりするかなって感じですね、自分の好きな世界観です。元気付けられるような内容ではないんで確実に。それを見て色々、それぞれが色んな受け取り方をしてほしいなとか、というか自分の人生の1部分にすごい被っている部分もあるので、ハシシこんなのだったんだっていう見方でもいいですし、全く別物として見てもらってもいいですし、フィクションなんですけど、自分の実体験を話した上で物語を作ってもらったんで自分は割と面白いです。

――決して見てハッピーになれるようなものではないって言う事なんですね。

ハシシ:不愉快になる人もいるかもしんないし、ピュアな方とかだと。絶望だなと思う方もいるかもしんないし、そういうものを見てポジティブに解釈出来る力を持ってる人とかもいると思うんで、答えが出ない内容なので道徳の時間じゃないすけど、そっからそれぞれ持ち帰って。

――どう解釈するかは観た人次第というところですかね?あとは全国のライブツアーに対して何か今思ってる事ってありますか?1個1個堅実にこなしていこうっていう感じですかね?

ハシシ:ヒッチハイク企画の時に毎回ライブの終わりとか、その県ごとにまた来ますって言ったんですよ。正直あの時期は気が気じゃなかったというか、一生懸命歌ってはいたんですけど、どっか上の空だったり完全に気持ちが込めれてなかったりしたなって思ってて。それだけじゃなく物理的にライブを途中で中止せざるを得なかったとか、悔いの残るものが多くて。意味が分からないですけど謝る事が多く、今日は本当すみませんでしたって、また来るんでみたいな。次はライブハウスで会いましょう、こんな外じゃなくてみたいな。今回全国じゃないですけど主要都市で少しでもその時のリベンジだったり、恩返しの気持ちだったり、そういうのがいつかはちゃんと約束しちゃったんで回りつつ、今回ちょっとそういう気持ちを持って行けたらいいなっていう意味ではすごく意気込みはあります。

――約束を守りに行くという事ですね。

ハシシ:そうですね、男なんで(笑)

――いいですね男なんで(笑)第2弾、第3弾とまだまだ配信も続いてメジャーデビューも控えていて、本当に今バタバタだと思うんですけど、その中6月12日に第一弾ついにデジタルリリースで配信されますが、聴いてくれる方、皆さんに対して何かの『ME』に対するメッセージを頂いてよろしでしょうか?

ハシシ:電波少女の全体の曲数の中でも割合でいうと意外とラブソングが少なくて、リードとかで出しているんで多いイメージも持っている方もいるかと思うんですけど、割と少なくて、なおかつ失恋の曲しか書いてなかったので。付き合っている当時の気持ちを歌った事はなかったので、今回初めて歌ったので何かそういうところに新鮮味を感じてもらえたら。意外と無かったっていう意味で嬉しいなっていうのと、まだまだこれから色んな事に挑戦出来たらなとは思ってます。音楽としての挑戦をしていきたいなと思っています。

――音楽としてですね。もうあれですもんね、ヒッチハイクはもう嫌っていう話ですもんね(笑)

ハシシ:ヒッチハイクじゃないです(笑)

――音楽的にも変化しつつ、進化ではないですけど新しい事に挑戦しながら色んな音楽がもっと出せていけたらなっていう気持でいるっていう感じですかね。

ハシシ:そうっすね、両方していきたいですね。進化も変化もしていきたいです。

――進化に関しては全く疑いようも持っていないんですけど僕は。聴く度にすげぇなと思っていて。全然違いますよ、何かもう本当にラップ1個取っても違いますよね。違いますよねとしか言えないんですけど、どんどん個性も強くなりますし、ただ嫌みな個性ではなくてどんどん格好良くなっていくな、この人。っていう気持ちで聴いているので。なので進化を全然疑っていないです。トラックもどんどん良くなってきますし、なので第2弾・第3弾、そのあとに控えているメジャーデビューのアルバムも格好良いものになるんだろうなと。さっき言っていた「あの曲」がどのタイミングで出るのか僕は知らないですけど、「あの曲」が出る事を楽しみに、私も1ファンとして楽しみにしております。あっこのタイミングで出してきたんだ!ってウキウキすると思うんで(笑)

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「ME」配信中!
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ライブ情報
SHORT MOVIE 上映&全国LIVE TOUR開催
-半自伝的Short Movie-
メンバーハシシの実体験を基にし、ノンフィクションではないまでも苦悩する若者像を描いた群像劇。卑屈で情けない男の悲哀を描く。何かを目指す若者に共感を得る作品作り。
制作会社祭
監督:山岸聖太※星野源、KANABOON、乃木坂46のMVを手掛け、2017年公開「傷だらけの悪魔」などの映画もとる若手ディレクター。

-開催日程-※情報解禁5月30日予定
・8月5日札幌スピリチュアルラウンジ
・8月6日:仙台バードランド
・8月20日:高円寺high
・8月13日:愛知club3star
・8月11日:大阪club vijon
・8月12日:広島:BACKBEAT
・9月1日:高松RIZIN
・9月2日:福岡graf
・9月3日:宮崎:FLOOR R

Kohei Murata

Kohei Murata編集長・ライター

投稿者の過去記事

バンド活動を通して、自分の音楽を世界に発信する事を志しながら、同時に仕事での独立を目指して様々な業種を経験する。バンドでは日本のみならず台湾でも活動を行い、台湾でのアルバム2枚のリリースや大型野外フェスティバルへの出演も果たす。
その後、様々な仕事を経験し2015年独立。
現在は音楽メディアOptimanotesの編集長兼ライターとして、記事の執筆をしている。

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