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ハイロック的音楽のすすめ Vol.23 – 80年代オマージュ愛が溢れるドラマ『ストレンジャー・シングス』

今回は、10月27日から配信がスタートするNetflixのオリジナル・ドラマ『ストレンジャー・シングス 2』の話。

なぜこのドラマに僕が特別ハマっているのかと言えば、もちろん奇っ怪なSFホラーとしてのストーリー展開も秀逸ではあるが、そこにスタンドバイミーやグーニーズっぽいキッズたちの探偵ゴッコ的な要素も加えられていること。とにかく見ていてワクワクしてしまう。それからドラマの舞台となっている80年代インディアナ州の雰囲気がめちゃくちゃいい。ファッションや車、キッズたちのBMXやトランシーバー、スーパーマーケット、ゲームセンターとどれをとっても僕にとってはツボなものばかり。たとえばBMXに付いている大きめのライトなんかはこのドラマを見て、すぐに真似して買ったほどだ。とにかく80年代のオマージュ愛に溢れ、スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、ジョン・カーペンター、スティーブン・キングなどから強い影響を受けていることがわかる。とりわけ僕が80年代が好きなのは、街の風景やプロダクトに統一感があること。70年代でもしかりなのだが、僕の趣味的には少し古すぎて、80年代は、素材や技術の進歩によって生み出されるものやデザインが少し未来を見始めている感覚があるから好き。2017年現在では、さまざまな時代のものが混在していて風景やプロダクトを取ってみても少し混乱してしまっているように思う。さらに余談ではあるがストレンジャー・シングスの新シリーズのことを「シーズン2」とは言わずに単に「2」というらしい。これは監督であるダファー兄弟の意向らしく、推測するに、これまた80年代のオマージュで、当時まだ連続ドラマという概念もそれほど確立されてなく、シーズンという言葉を使ってしまうといきなり今風な感覚が芽生えてしまうからじゃないだろうか。ゴーストバスターズ2やバック・トゥ・ザ・フューチャー2など、当時は映画のシリーズものも多かった、そんなところまでしっかりサンプリングしているのだ。上の写真のタイトルデザインを見れば一目瞭然、めちゃくちゃ80年代っぽい。

さて、このドラマを語る上でもうひとつ重要なのが、音楽。独特なシンセサイザーの音色で作り上げられたテクノポップサウンドがダファー兄弟が作り上げた世界観をさらに深めてくれている。調べてみるとレトロウェイヴというカテゴリーの音楽でカイル・ディクソン&マイケル・スタインが担当。アナログ・シンセサイザー奏者からなるバンド、SURVIVEのメンバーなのだとか。

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ラッキーなことに先日、ネットフリックスが主催した『ストレンジャー・シングス 2』の世界最速試写会にお呼ばれされて、第一話を見てきた。ネタバレになるので多くは語れないが、しょっぱなからドカーンと始まり期待以上の面白さだった。会場は普段はクラブらしく音響設備も完璧。大きい音で見るストレンジャー・シングスは格別だった。普段はパソコンでささっと見てしまってるが次からはサウンドシステムが完備したリビングで見ようと思った。そしてその会場にはウィルの家の電飾された壁までも見事に再現されていた。写真はそこで寝転んでお昼寝風の様子。

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さらに驚きの演出はそれだけにとどまらず、劇中に登場するEggoのワッフルまで用意されていた。まさか日本でこれを食べることができるとは!パッケージも変わらずレトロな感じでかっこよかった。

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さてさて、10月27日から配信がスタートするNetflixのオリジナル・ドラマ『ストレンジャー・シングス 2』。純粋にSFホラーとしてストーリーを楽しみながら、さらに80年代のオマージュ愛を感じながら見てみてはいかがだろうか。ビンテージカーやビンテージデニム、はたまたビンテージワインを味わうように、この作品の奥深さも味わって欲しい。

『ストレンジャー・シングス』おさらい映像
https://www.netflix.com/watch/80117716

ハイロック

ハイロックメディアクリエイター

投稿者の過去記事

Fresh News Delivery 管理人
アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。人気サイトFresh News Delivery、ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。2014年、渋谷にLIL’RIRE CAFEをオープン。カフェでの新しいメディア表現を企画。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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