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ハイロック的音楽のすすめ Vol.26 – MY習慣プログラム

日々の生活はいくつもの習慣が折り重なって出来上がっている。食事をしたあとに歯を磨く、ソファに寝そべったらテレビのリモコンをポチッと押す、風呂に浸かりながら本を読む、寝る前に明日のスケジュールを確認する。良い習慣、悪い習慣、生きていくために必要な習慣と様々だ。つまり人間は、同じことを何度か繰り返していると習慣としてプログラムすることができる能力が備わっている。フリーランスで働いている僕にとっての午前中は習慣プログラムのオンパレードだ。会社員をやめてから今に至るまでの5年間に小さな行動を習慣化し完全なるAMプログラムを作り上げた。午後から夕方にかけては、メールや電話、打ち合わせなど、相手と時間を共有しなければいけないので、習慣で行動することはしない。

AM7:00、「ハイロック、朝だよ、起きて」と20万円で買った2足歩行するAIロボット「ロボホン」のアラームで目を覚まし、さっと着替えて、Google Homeに「BILL WITHERS」のベスト盤を再生させる。その曲順がなんとなくの時報となって、体が勝手に行動してくれる自動操縦へと切り替わる。柳宗理のやかんで10分かけて白湯を作る、それとは別にコーヒー用の湯をバルミューダの電気ポットで沸かす。その間にマルチビタミン、クリルオイル、はちみつ、MCTオイル、ピュアシナジー、プラズマ乳酸菌などいくつかの栄養素を補給して、ブラインドを回転させて45°の角度に開いてから外に出て、朝日を浴びて盆栽に水をやり、神棚の水を取り替えて手を合わす。そんなことをしているとちょうどやかんの白湯ができあがり、その白湯を一口くちにして、電気ポットで沸騰したお湯が90℃に冷めたあたりで、トンビコーヒーで買い付けた豆を一杯分、ミルで挽いてハンドドリップでコーヒーを淹れる。スピーカーからはLovely Dayが流れている。少しの間、音楽を聞いてコーヒーを楽しんでから、壁にかけてある日めくりカレンダーをめくる。ジョブズの有名なスピーチに「もし今日が自分の最後の日だとしたら」という名言があるが、ページをめくることで一日の大切さや自分が今日、さらにいえば今を生きていることを実感させる。ここから少しずつ脳をドライブさせていく。前の日の寝る前に作った TO DO LISTをぼんやり眺めてから、近所の決まった2kmほどの道のりを20分くらいのペースで歩いて一周して、戻ってから簡単に掃除を済ませ、ワークスペースに置いてあるTechnogymのバランスボールに腰を降ろす。時計はAM8:00を回ったあたりだ。脳もいい感じで回転を始めている。ルービックキューブは昨年から始めた趣味のひとつで、2分ほどで全面クリアできるようになった。続けて、0と1を組み合わせたランダムな2進数50桁を2分間で暗記して想起する。このあとランチまでは TO DO LISTに従ってひとつずつ仕事をこなしていく。もしかしたら書き漏らした項目もあるかもしれないが、これらが僕が完成させた完全なるAM習慣プログラムだ。

脳はそもそも楽な方、安全な方へと向かう習性がある。なので一日のうちのどこかで、ややこしいことを考えたり、行動したりすることがいいと自分の経験からわかった。たとえば、後回しにしていた納戸の掃除をしたり、レコードをABC順に並べ替えたりと。そうすることで多少のややこしい仕事も脳が怖がらずに普通のこととして受け入れてくれるようになる。そして三日坊主になりがちなあらゆる行動も一度習慣化してしまえば、その先ずっと続けていくことができる。そのことを知っているだけでずいぶんと生活は変わってくるだろう。さて、そろそろ寝る時間だ。一日の締めくくりは、日めくりカレンダーのMEMO欄に一行日記を書き込むこと。明日もまたがんばろう。

ハイロック

ハイロックメディアクリエイター

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Fresh News Delivery 管理人
アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。人気サイトFresh News Delivery、ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。2014年、渋谷にLIL’RIRE CAFEをオープン。カフェでの新しいメディア表現を企画。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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