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ハイロック的音楽のすすめ Vol.27 – 道具としての音楽

音楽には、さまざまな楽しみ方と使い方がある。たとえば、落ち込んでいるときに元気をもらったり、走るときに気分を高めたり、と。今日はそんな音楽との関わり方を自分でも確認する意味で、僕ハイロックのある一日を振り返りながら紹介していきたいと思う。

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まず朝起きて一番最初にするのは、ビル・ウィザースのレコードに針を落とすこと。今は、Google Homeのテスト期間につき、レコードではなくデジタルなプレイリストからの再生ではあるが、毎朝変わらない習慣。同じレコードを毎朝聞くというのは、もちろんその曲が好きというのが一番の理由ではあるが、朝の行動を、決まった「音(曲)」と結びつけ、その音を聞くと頭が思い出し、体が自動的に行動するという習慣化のプログラムにも役立っている。これは決して狙ってやり始めたわけではなく、好きな曲を毎日聞いて朝のタスクをこなしていたら、そうなっていることに気づいた、という具合。

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一通り、朝のタスクが終了すると、本格的な仕事に取り掛かる。
午前中のクオリティーの高い時間帯は、主に発想や大切なデザインの仕上げに当てている。ワークデスクの脇から伸びるアームにセットしたiPadのプレイリストの中から選ぶわけだけれど、これといった曲は決まって無く、ジャズやクラシックなど静かで表現の大きな曲を選ぶことが多い。脳の思考を邪魔されず心地よく頭を使うために。

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ランチを済ませた午後からは、主に、HIVISIONの更新や平坦な作業、雑務などにあてる。そんな仕事にぴったりなのは、この連載でも過去に紹介したゲームミュージックだ。RPGの主人公が冒険によってステージを進んでいく情景と作業を淡々とこなしていく自分がみごとにシンクロしてとても作業がはかどるのだ。

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小さな休憩を挟みながら集中力を保つことを心がけてはいるが、午後になるとどうしてもパフォーマンスが低下する。そんなときは最近導入したエアロバイクが役に立つ。運動して血液の循環を高めることで、脳のエネルギーとなる酸素を十分に送り込む。ジョギングでも縄跳びでも運動をすることには大きなメリットが有るのだが、エアロバイクの利点は「ながら」でできること。ネトフリでドラマを見ながら、録画したテレビ番組を見ながら、など、その「ながら」に意識が向いて、億劫な運動も楽しくあっという間に終わってしまう。最近はアームで取り付けたiPad miniでアップルミュージックの新譜のチェックなどに当てたりもしている。

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買い物や打ち合わせなどの車の移動中にはラジオを聞くことが多い。自分でもJ-WAVEのコーナーを持っているということもあるがラジオというメディアにとても興味がある。音楽と専門的な情報をバランス良くインプットできる素晴らしいメディアだ。

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仕事が終わった夜には、読書をしたり、映画を見たり、調べごとをしたり、ゆっくりとリラックスして趣味的な時間を過ごす。最近は友人から教えてもらって購入した「ブッダマシーン」という楽しいおもちゃで遊んでいる。北京在住のアーティスト FM3 こと Christiaan Virant と Zhang Jian がプロデュースしたループ再生マシーンで、音楽作品であり、新しい音楽メディア(フォーマット)のカタチであり、このマシン自体もアート作品としての側面を持っている。

とまぁ僕のある一日を振り返るとこんな感じ。
こうしてみると、音楽との関わりは深く、自分の行動のパフォーマンスを高めるキー(きっかけ)として使っていることがよく分かる。モノが大好きな僕は、その作業によってさまざまな道具を所有し、使っているが、音楽もまたその道具のひとつなのだ。

ハイロック

ハイロックメディアクリエイター

投稿者の過去記事

Fresh News Delivery 管理人
アパレルブランド「A BATHING APE®」のグラフィックデザインを経て2011年独立。表現の場を選ばないメディアクリエイターとしてのキャリアをスタート。人気サイトFresh News Delivery、ファッション誌GRINDでの連載をはじめメディア各方面にてグッドデザインアイテム、最新のガジェットを紹介。2014年、渋谷にLIL’RIRE CAFEをオープン。カフェでの新しいメディア表現を企画。著書に『I LOVE FND ボクがコレを選ぶ理由』。

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