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[編集長日記] 同調、激情、凶暴、魂を抉る夜

観てきました。
CIVILIAN主催INCIDENT619の名古屋公演。ゲストはさユりさん。
CIVILIAN+さユりさんのライブ、しかもさユりさんのバックバンドがCIVILIANとあっては観なければならん!

というわけで、名古屋のビジネスホテルの一室で、ポチポチとこのブログ書いてるんだけど、とっにかく素晴らしかったとしか言えない。
先日、CIVILIANの公式Twitterでコヤマさんが「あなたは僕なのか」とのコメントを残してますが、本当にその意味を観せられた夜だった。

僕は、CIVILIANもさユりさんも何度もライブを観てきているので、さユりさんの普段のバンド編成の音も知っているし、CIVILIANの演奏力も知っていたけれど、化学反応ってこういう事を言うんだろうな。と素直に関心してしまった。
勿論、さユりさんの時はフロントでさユりさんが歌っているのだけれど、ちゃんと後ろにCIVILIANがいる。この感覚は伝えづらいのだけど、CIVILIANは紛れもなくCIVILIANだった。でも、どう観てもさユりさんだった。この一見違和感を覚えそうな構図なのに、そこにあったのは、シンクロ・同調だった。
これは、一重に2アーティストの出す音の根底に流れるものが似ているって事なんじゃないかな。と思ったりした。
CIVILIANの演奏のアンコールで、さユりさんが出てきて、1曲CIVILIAN(Lyu:Lyu)の曲を歌う場面があったのだけど、そこで僕は上記した事を確信した。コヤマさんが歌っている時は当然素晴らしい。作者本人の歌唱だからっていうのもあるけれど、それ以上にコヤマさんの歌の迫力や表現力、伝えたいという気持ちが観ている僕にも伝わってくるから、いつも感動させられるのだけれど、それと同じ感覚をCIVILIANの楽曲を歌うさユりさんにも覚えた。

さユりさんの楽曲も、CIVILIANの楽曲も凶暴性を孕んでいて、激情する楽曲が多いと思う。それだけに、聴いていて胸を掴まれて、歌詞に心を抉られて、涙腺が緩んで崩壊するのだけれど、そこにおける同調感が本当に似ていて、両者共に感情の入り方が尋常ではなかった。

いままで観てきた両者のステージングとは明らかに違う、いつもより激しい演奏、そして歌唱、歌の表現。
こんな奇跡のようなステージを観れて僕は心底幸せだった。最後にはしっかり泣かされたし、いつもと同じように心を救済されたような、浄化されたような気持ちになったのだが、思えば過去に書いてきたCIVILIANの各種レビュー・レポも、さユりさんのレビュー・レポも、僕は救いの歌。と言ってきたな。と思い出したりした。

そうなんだよね、両者共に今の時代、少なくとも僕は彼らしか救済をくれるアーティストを知らない。
さユりさんは、本当に救済の女神だと思ったし、CIVILIANもバンドではあるけれど、その存在そのものが救済だと思っている。

今の時代、誰しも何かを抱えている、そんな時代に救世主たるべくして音楽を鳴らしている2アーティストだと思っている。

今日、象徴的に思えた瞬間がちょっとあって、明らかにさユりさんファンとCIVILIANファンと見た目で分かる人達が、それぞれのアーティストが演奏している時に、全く同じテンションでステージを食い入るように魅入り、自然と体を動かしているのを観て、「あー、彼らもきっとこの2アーティストに同じものを感じているんだろうな。」と思った。

人が生きていく。というのは本当に大変な事だ。それは、学生であっても、社会人であっても変わらない。みんな大変な想いを抱えて生きている。音楽になんて意識がいかない人も沢山いる。でもさ、もし何かのきっかけでこの文章を読んでくれたら、是非CIVILIANとさユりさんの音楽に触れてみて欲しい。
必ずあなたの心に何か訴えかけてくる事をお約束します。

とにかくね、まとまりが無くなってきたけれど、僕は今日この2アーティストの共演を観れて死ぬ程幸せなわけで、あんな素晴らしいものを観せられたら、死ねないくらい救われたわけで、だからこの気持ちを誰かに共有出来たら嬉しいと思っている。

ああ、名古屋の夜は更けていくけれど、数時間前のあのステージが頭から離れない。
いつもより饒舌なコヤマさんが何度もさユりさんへの感謝を言葉にしていたけれど、きっとコヤマさんにとっても救いの夜だったんじゃないのかな。なんて勘ぐってしまう。

いつかまた、この2アーティストの共演を観たいので、心からその時を待っていようと思う。

ここまで読んでくれてありがとうございました。

Optimanotes編集長の邑田でした。みなさん、おやすみなさい。良い夜を。

Kohei Murata

Kohei Murata編集長・ライター

投稿者の過去記事

バンド活動を通して、自分の音楽を世界に発信する事を志しながら、同時に仕事での独立を目指して様々な業種を経験する。バンドでは日本のみならず台湾でも活動を行い、台湾でのアルバム2枚のリリースや大型野外フェスティバルへの出演も果たす。
その後、様々な仕事を経験し2015年独立。
現在は音楽メディアOptimanotesの編集長兼ライターとして、記事の執筆をしている。

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