[編集長日記] 復活の近藤晃央を観た!

今回はライブレポという形ではなく、こちらの日記で書かせてもらいます。
タイトル通りですが、4/28(日)に東京キネマ倶楽部にて近藤晃央の復活ライブ「第3話」を観てきました。第して「賢者はジャッジメントに踊りだして」と名付けられたライブ。このタイトルから近藤晃央っぽさが出ていて思わずニヤリとしてしまうのだが、踊る胸を抑えながら会場へ行きましたよ。
結構早くについたので、まだ会場内が満員になる前から入れて満喫出来ました。

東京キネマ倶楽部は様々なアーティストのライブで何度も訪れているけれど、本当に雰囲気のある会場で入った瞬間からなんか良いんですよね。エレベーターで上がっていくのだけれど、6階に着きエレベーターのドアが開いた瞬間からなんか異世界に入ったような雰囲気が漂っていて、とても素敵です。

そんなこんなで会場の雰囲気を満喫していたら、どんどん観客が増えていき、17時の開演時間には会場は満員でした。身動き取れない感じ。みんな待ってたんだな。っていうのが伝わってくる。

会場暗転して、バンドメンバー~近藤晃央の登場で会場はおおいに湧いていた。そして始まるライブ。心情呼吸からスタート。ステージ上、真っ白の衣装で揃えた6人が眩く見える。

近藤晃央って、こんなにテンション高かったっけ?と思わされるような、とにかく本人がライブを、演奏を届ける事を楽しんでいたように思う。飛び跳ね、しゃがみ、ステージギリギリまで出て来て、観客を煽り、コールアンドレスポンスを楽しみ、とにかくこの日観た彼の姿は最高に自然で、最高にかっこよく、それでいて演奏される楽曲は相変わらずの振れ幅で、とにかく最高であった。


MCで本人も言っていたけれど、ドロっとした楽曲があったり、ラブソングがあったり、でもこれからもそういう音楽の振り幅は大切にしたい。と、それはつまり今回復活してこれからも音楽を届け続けるという宣言であって、その場にいた観客や僕にとってもこれ以上ない程嬉しい言葉だった。

彼はこの日沢山の話をしてくれた。どれも無駄なものはなく、大切に言葉を選びながら、様々な事を伝えてくれた。その真っ直ぐな姿勢と言葉にまた胸を打たれたのだけれど、印象に残っている中で、「自身の音楽がもしもリスナーの後押しをしているのであれば、それは最後のほんの少しの部分で、音楽だけで人を後押し出来たり救えたりするものではない。」というものだった。音楽を聴くというところまで精神的に来られたあなた方の力だと、そして最後にきっと自分の音楽が少しだけ後押しをしているのだと。彼はそう言った。
確かにそうなのかもしれない。と僕は彼の言葉を聞いていた。本当に精神的に追い詰められている時に音楽を聴く余裕があるか?と言われれば、僕は無いと思う。勿論、それでもそういう時こそ音楽を聴きたい。という人もいるだろう。でも、僕はきっと音楽を聴く余裕を無くしてしまうタイプだから、その言葉が凄く響いた。
会場にも様々なタイプの人がいただろうから、この話に共感した人、共感しなかった人、色々いたと思う。でも、僕はその最後の少しでも後押し出来る音楽の持つ力。というのを信じている。
音楽は確実に救済になり得る。

この日の近藤晃央のライブが、それを体現していたし、奏でる音楽が物語っていた。
数曲披露された新曲の中に「メニメ」という楽曲があったのだが、自分は人に優しくされれば優しくしたいし、傷付けられたら傷付けたい人間だという事を話した後に、この楽曲のタイトルは「傷=傷」とも見えるから、「メニメ」というタイトルだという話をして披露された。楽曲はこれぞ近藤晃央というべき内容の、言葉が胸に刺さるような楽曲だったのだが、決して人を救うのは優しい歌だけではない。彼の言うドロっとした楽曲だって、人の胸を打つし、人を救う力がある。
そういう意味で、この日演奏された楽曲はどの楽曲も本当に力強く、曲の存在感が大きく、それを届ける近藤晃央という人間の凄み、みたいなものをおおいに感じさせてくれた。


最後アンコールのラストはマイクやアンプを使わずにアコースティックギターと生歌で「らへん」が披露されてライブは終わった。

終わってみれば、2時間超えの長いライブだった。でも、そんな事少しも感じさせないライブだった。活動休止期間を経て、それでも音楽を今後もやっていくと決意した近藤晃央のライブは、その決意が十分に伝わるものだったし、何より最高の質のライブだった。何度震えたか。これからの彼は大丈夫と心から思わせてくれるものだった。

勿論、これから彼のゆく道には様々な大変な事が待ち受けているのだろう。でも、そんな事全部きっと彼なら弾き飛ばすだろうし、応援してくれるファンも沢山いる。だから、今度こそ行こう、武道館へ。そう思った。

ちなみに、セットリストが本当に最高だったので、最後にセットリストを添えてこの日記を終えようと思う。

【セットリスト】
OPENING
01, 心情呼吸
02, エーアイ
03, あい
04, 恋文
05, 無知 (新曲/未発表曲)
06, あの娘が嫌い
07, クレーマー
08, 理婦人ナ社会
09, メニメ (新曲/未発表曲)
10, あたしごとき (新曲/未発表曲)
11, ベッドインフレームアウト
12, ビビリーバー
13, テテ
14, 相言葉

[EN]
01, 存在照明
02, らへん

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2019年4月28日 東京キネマ倶楽部
近藤晃央 LIVE 2019「賢者はジャッジメントに踊りだして〜第3話〜」

Kohei Murata

Kohei Murata編集長・ライター

投稿者の過去記事

バンド活動を通して、自分の音楽を世界に発信する事を志しながら、同時に仕事での独立を目指して様々な業種を経験する。バンドでは日本のみならず台湾でも活動を行い、台湾でのアルバム2枚のリリースや大型野外フェスティバルへの出演も果たす。
その後、様々な仕事を経験し2015年独立。
現在は音楽メディアOptimanotesの編集長兼ライターとして、記事の執筆をしている。

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