みなさんこんにちは!ハイロックです。
今回は「面倒くさいことを楽しむ」というお話。
最近は、歳を取ったせいなのか、効率の良すぎる生活の反動なのか、理由は定かではありませんが、わざわざ面倒くさいことを選び、それを楽しんでいる自分がいます。それは無理やり自分に仕向けているわけでもなく、なんとなく自然にそっちのほうを選んでしまっているような気がします。
たとえば、
わざわざ(マシンではなく)ハンドドリップでコーヒーを淹れる
わざわざ(amazonではなく)本屋へ出かける
わざわざ(車ではなく)自転車に乗ってコンビニへ行く
わざわざ(SNSや電話ではなく)直接友人に会って話を聞く
わざわざ(電気炊飯器でなく)鍋で米を炊く
わざわざ(パソコンではなく)紙と鉛筆でデザインする
わざわざ(デジカメではなく)フィルムで写真を撮る
などなど。…..ざっとこんな感じ。
音楽を聞くことも例外ではなく、前回のコラムでも書いたように、毎朝わざわざレコードに針を落として好きな曲を聞いています。そしてもう一つわざわざな音楽といえばカセットテープ。ただこれは最近に始まったことではなく、学生時代から自分の中で絶えることなく唯一ずっと聴き続けているメディアでもあります。ラジカセにガジャンっとセットして、A面が終わるとガシャンっとB面に裏返る。なんとも面倒くさい音楽の聞き方です。だけどこれがかっこいい、気持ちいい。でかいラジカセにヒップホップのカセットテープを入れて爆音で聞く、自分にとってこれぞ「ヒップホップ」。カテゴリーとしての音楽もあるけど、聞き方にもカテゴリーはあるんですよね、、、自分の中で。
世の中的にもこのわざわざ面倒くさいことが好きな人もいるようで、waltzというカセットテープ専門店が中目黒にオープンしています。この時代にカセットテープ屋ってすごいなぁ。友人の稲崎くんが記事にしてるので読んでみてください。なかなか面白い記事でした。(https://silly.amebahypes.com/posts/493557)
※MUROさんのKING OF DIGGIN’シリーズは擦り切れるくらい聞いています。
というわけで、「面倒くさいことを楽しむ」というお話。
もちろん便利で楽なことを否定することなく、むしろそれらがベースにあるから面倒くさいことを楽しむことができているんだと思っています。便利を極め面倒くさいを楽しむ。これが今の僕のライフスタイル。