12月が始まりましたね。
毎年感じることだけど、始まったら最後
一瞬で「あけましておめでとうございます」と新年の挨拶をしているような。
前回はハジメマシテのご挨拶で初回スタートを切りました。
今回からは、何かしらのシチュエーションに絡めたキモノスタイルを見ていただこうかなと思っています。
それと「ちょっと着てみたいんだけどなぁ〜」とうっすらと興味を持ってる人が
「単純に楽しそう!」と更に近い存在に感じてもらえると嬉しいので
ワンポイントアドバイス的な事も軽く。
キモノを楽しむようになってから、季節のモチーフ、イベント等に敏感になりました。
シンプルなシルエットの中に如何にイメージを組み込むか!という事が楽しみの一つだったりします。
というか、それが楽しくって仕方がない。
12月はクリスマスや年末の飲み会、パーティなどなど
ちょっとオメカシをする機会が多くなる時期。
キモノをオメカシアイテムにする迄は、普段と同じような格好で出かける事もあったけど
今では日常の中に「ちょっとした特別」を持つ楽しさを強く意識するようになっています。
例えば洋服だと
ライブに行く時はそのアーティストのTシャツを着る→着た時から明らかにテンション上がる!
そんな感じ。
ドレスアップだけではなくって、その日の楽しさをより濃くする出で立ち。
纏うだけでニヤリとする日が増えると、そりゃぁ更に楽しくなるわけです。
今回のテーマは「街の明かりはミラーボール」
友達とクリスマスパーティ
ちょっとオメカシしようかな
というスタイル。
キモノは「ランタナチーター/JET NIGHT」と名前をつけたオリジナルです。
「七変化」という和名を持つお花「ランタナ」
ミラーボールの光のようにクルクルキラキラ回るチーター
闇の中を変化しながら駆け抜けていく
なぜJETなのか・・・・
「街の明かりは ミラーボールで 統一された 新しい制度
スパーーーーク!ジェット!シッティーーー!!」
Blankey Jet City/Sea Side Jet City
私の作るものには、結構高い確率でブランキーの歌詞だったり風景だったりが混じりこみます。
自然に繋がるというよりも、好きだからずっとぎゅっと手を繋いでいたいというのが近いかも。
風景を感じる歌詞だとすぐに吸い込まれていく。
ミラーボールのキラキラと丸い姿をオビにスライド
キモノとオビ合わせて一つのイメージ作り。
赤と黒のボーダー帯揚げは「レッドタンバリン」
赤いタンバリンを上手に打ってる女の子がミラーボールの下で揺れてます。
襟元やバッグにも光る小物を散らしてパーティ仕様。
説明をしないと伝わらない自己満足の極みコーディネートの完成!
クリスマスね!と一目瞭然なモチーフを使わずに、小物でクリスマスカラーやパーティっぽさをプラスして少しずつ盛っています。
誰に伝わらなかったとしても、本人非常に気持ちが良いのですよ。
曲を身に纏っている事が楽しいんですよね。
ライブで音と光と振動を全身に浴びると気持ち良いじゃないですか。
それの延長線上にある行為。
キモノを着る人たちと集まるパーティだともっと全力で「よ!クリスマスだね!」な盛装コーディネートをします。
今回のコーディネートは、お洋服のお友達と楽しむスタイル。
⚫︎今回のアイテム価格
キモノは5万円代 オビは古着で1万円弱。
洋服と同じで、キモノにも古着屋さんがあって、プチプラからお宝逸品まで色々。
このキモノは家で気軽に洗えます。
⚫︎冬のキモノスタイル
とにかく首、手首、足首が冷えます。
首→お洋服の時に使っているストール等
手首→ロンググローブ
足首→ストッキングや厚手足袋
ここを温めておけば大丈夫。
和洋ミックスにして、中にタートルネックを着てブーツを履いちゃえば寒さ知らずです。
キモノ用コートがなくっても、ドルマンスリーブコート、ポンチョ、ぬっくぬく大判ストール等で防寒も問題無し。
私は首筋が出ているのが素敵・・・とか思ってやせ我慢をする事が多々あり。
キンキンに冷えてきたら観念して、ぐるっと巻きつけ温もりに埋もれます。。。。
冬のいい所は、着付けがあまり上手く出来ていなくてもいろんなもので覆い隠せる所。
外を歩いたり電車に乗ってみたりして初めてわかる、洋服とは違った感覚というのがあるので
習うより慣れろ!という部分においてはお出かけに最適な季節なんですよ。
いつもより背筋がシャンと伸びる
心地よいうっすらとした緊張感
心が揺れて跳ねるモノ
⚫︎今月のイベントのお知らせ
「ファッションとキモノとイキモノ展」
第二夜 イキモノの晩餐会
伊勢丹新宿店 本館2階
センターパーク TOKYO解放区にて
12月7日(水)〜13日(火)開催
遊びに来てください。