昨年から急激にハマり、今年も絶賛マイブーム中のキャンプ。
キャンプとは都会生活から離れ、自然に身を委ねるもので、不自由さをあえて楽しむ趣味である。そのスタイルは様々でULと呼ばれる極端に荷物を軽量化して山歩きをしながら行うキャンプや生活道具一式を持ち出してしまうようなリッチなオートキャンプ、家族みんなで気軽に楽しむファミリーキャンプなど本当に様々な楽しみ方がある。モノ好きの僕としては、もちろんキャンプ自体も楽しいのだが、その前の準備であるギアを吟味して買い揃えることがとても楽しい。キャンプの回数を重ねるたびに自分の向かうべきスタイルの方向性や必要なものが見えてくる。例えば、クーラーボックスはどれくらいの大きさが必要か?という問に対して、冷えたビールを何本飲みたいかとどんなものをどのくらい貯蔵するかを考えて、実体験のもとで一つの答えが導き出されていく。その答えの中には必ず明確な理由が含まれていなくてはいけない。
さて、キャンプに出かけると日常生活では聞くことのない自然の音を存分に楽しむことになる。水がバシャバシャ跳ねる音や焚き火のパチパチと燃える音、鳥の声、虫の声、動物の鳴き声、風で葉がカサカサと重なり合う音など、とても心地よく耳に入ってくる。そんな中で浮かび上がってくる問が、、、
キャンプに音楽は必要か?
過去のキャンプでは、iPhoneとBluetoothスピーカーの組み合わせであったり、大きなラジカセを持ち込んでみたり、いくつか試してみたもののなかなかしっくりくるものがない。まだ答えを見つけている最中。ただ、今のベストは、iPad ProでMcIntoshオーディオインターフェイスアプリを使って音楽を再生させる方法。リッチなアナログメーターが夜のキャンプ場に怪しく青光してくれる。音量はうっすらと。あくまでも主役は自然の音であり、僕たちのおしゃべりだ。そのうしろでうっすらとMcIntoshから音楽が流れてくる。このくらいの音量であったらわざわざ別途スピーカーを準備することもなく、iPadの内蔵スピーカーで十分にこと足りてしまう。自然の中で裸になった自分に何が必要なのか、その答えを探す楽しみをキャンプは与えてくれる。ああ、キャンプは楽しいなぁ。