一気に秋過ぎやしませんか…
着るものに迷いますねぇ。
嬉しいやら戸惑うやらな9月頭。
和装の衣替えについては6月のコラムでも書きましたが、
あくまでも随分前に作られたガイドラインなので、今の日本の気温には対応していないです。
裏地がついた「袷」10月〜5月
一枚仕立ての「単衣」6.9月
一枚仕立てで透ける「薄物」7.8月
実際の私の衣替えは
「袷」10月半ば〜5月頭
「単衣」5月〜6月頭、9月半ば〜10月半ば
「薄物」6月〜9月半ば
体感で変えるので、これもだいたいな感じです。
薄物を着る期間が増えています。
6月は夏に向かうシーズン。
9月は秋に向かうシーズン。
同じ枠の単衣アイテムを、色やモチーフでこれから訪れる季節感を演出すると空気に馴染む
というのは、洋服をコーディネートするのと同じです。
そして、今ユカタの自由度がかなり上がっているので、単衣と薄物を兼用出来る見え方をするものがたくさん出ていますよ。
今月紹介するものも、ユカタ、夏キモノ、単衣キモノを兼用出来ます。
涼しくて、そんなに透け度が強くない という素材なので汎用性が高いんです。
ヴォーカル.ピアノ.アコーディオンのゆかさん
バイオリンのさちさん
によるネオクラシックユニット。
「見目麗しい」という言葉がぴったりなお二人なのですよ。
お振袖姿のアルバムジャケット。
可愛いいいいいなぁー!!とじっとりと眺めてしまいます。
7月〜8月にかけて行われた
黒色すみれ「拾肆-14-」ツアー。
タイミングが合い、東京と京都2公演行けたんですが、演出の楽しさに印象が強く残った
「六畳半ラプンツェル」
6畳半に閉じ込められたというイメージでお部屋仕様にして撮ってみました。
黒色すみれと、挿絵画家.グラフィックデザイナー宇野亞喜良さんのコラボレーションユカタ/キモノなんですよ。
ラプンツェルのMVはなかったので、別の曲のすみれちゃんをどうぞ。
ラプンツェルの長〜い髪の毛を編んで帯締めにしました。
「あぁ、気持ちの良い朝ね
小鳥たちがごあいさつ」
キモノにも飛んでいる蝶を、オビ周りにたくさん集めました。
「ほんとはここから逃げたい
羽根が生えて飛んだ…!」
耳にも羽根を追加。
持っていたわ…髪の毛バッグ!
実際にキモノスタイルでは私は使わないサイズ感なのですが、
コーディネートイメージとしてぴったりなので登場させました。
バランス的に見て、小さめのバッグが好きなのです。
●今回のアイテム価格
キモノは3万円台。 「宇野亞喜良+黒色すみれ」
涼しいポリエステル素材で、洗濯機で簡単に洗えてアイロン要らずな優秀なタイプ。←7.8月と同じ説明。暑い季節の味方。
オビは3万円台。「C.H.O.K.O×AGURI」です。
半幅オビは基本通年使えます。
(ウール素材などは暑い季節には不向き)
●半衿のアレンジを楽しむ
ポリエステル縮緬の無地半衿を数百円で販売されているのを見かけたらまとめ買いします。
衿のカーブに綺麗に沿ってくれるし、洗えるしでとても使い勝手がいいのです。
コーディネートに物足りなさを感じた時に自分で手を加えて楽しみます。
三つ編み、フィッシュボーンを連想させるリボンを用意しました。
縦半分に折って、折り目ギリギリにリボンを固定します。
お襦袢に縫い付ける時に調整出来るので、ギリギリ具合はそんなに神経質にならなくても大丈夫ですよ。
マチ針等で固定して、ミシンか手縫い。
もしくは、布を貼り合わせるボンドを使うと楽ですよね。
ボンド、私は使ったことがないので
強度、耐久性がどんな感じなのか分からないのですが。
風にユラユラするイメージにして縫い付けました。
リボンにボリュームがあり過ぎると、胸元がモコモコ浮くのでご注意を。
いつもより背筋がシャンと伸びる
心地よいうっすらとした緊張感
心が揺れて跳ねるモノ