幼少期の頃、ダンゴ虫は親しみやすい非常にカジュアルな虫だった。
彼らは進化の過程で「丸くなれたらいいな」ってことであのフォルムを形成した、云わば成功者だ。
その丸くなれるスペックと身近さから子供たちの絶大なる支持を得た。
きっと今もどこかで
ダンゴムシ『ほれ!ホンマごっつい堅いで!今ホンマごっつい堅いんやで!あれ?え?え?あ!おおきに!』
ってこんな感じで子供に捕まったりしてるはず。
日本中で「オオキニ!」「ホンマオオキニ!」「カンニンヤデ!」と響いてるにちがいない。
年も取ってしまった今となっては(気持ち悪いなぁ、、特に裏側。)という気持ちが先行して一緒に遊ぶことはもう無い。
なぜこんなにも疎遠になってしまったのだろうか。
大人になるに連れ、心が狭くなってしまったのだと思う。
またいつか誰かと一緒にダンゴ虫とたわむれる日があってもいいかなと思う今日この頃だ。
ではまた会おう。
ってね、ここじゃ終われませんね。はい、皆さん如何お過ごしでしょうか?
中野の生涯ピエロこと、野村です。野村太一でございます。Yellow Studs(通称:イエスタ)ってバンドでVo&Keyをやっている者です。
いやーダンゴムシの話でこの回を終わらせることも出来たんだけど、俺はそこまで空気の読めない人間じゃないのでね、今日は音楽関連、レコーディングの話をしようかなと思います。
Yellow StudsのCDができるまでの話をしますよ。
まずレコーディングエンジニアに電話していつが空いてるか電話します。
レコーディングはドラムから完成させていきます。
(ドラマーって相当なプレッシャーがかかって大変だなぁ、俺なら絶対できない。)っていつも思います。
そしてお次はベースを完成させ、ギター2本、キーボードを完成させます。
各パート本当に色々大変です。マジお疲れ様です。
歌は基本的に一番最後に録ります。
ここまで簡単に説明しましたが、一曲全パートが録り終わるのにおおよそ10時間かかります。うん。結構かかりますな。
ちなみにドラムを録音するだけで14本のマイクを設置します。
ギターとベースにはマイクを各2本ずつ。
歌はマイク一本です。
で、完成!じゃないんです。続きがあります。
ミックスエンジニアの登場です。音を調整したり、変えたり、色々するエンジニアです。
一曲あたり3時間くらいかけて色々やってもらいます。
ミックス作業に立ち合いしてもいいのですが、長年の付き合いで殆どエンジニアに任せておきます。そして「できたよ!」という連絡をもらったら聴きます。
そこであーじゃない、こーじゃない、あーしたい、こうしたい、という意見をぶつけます。
そして最後は未知の領域、マスタリングエンジニアの登場です。音圧、音質を調整してくれるエンジニアです。
このマスタリングという作業をしないと、他の有名なアーティストの曲と聴き比べた時に
「あれ?何この曲、薄っぺらいし迫力が全然ないね!」ってことになります。
これはもうあーじゃない、こーじゃないは言いません。
経験上、マスタリングは専門職以外の人が意見投げるとえらい仕上がりになるからです。
はい。これでCDのデータは完成です。
そしたら店頭に並べるために、出来たCDをパッケージにしたいですよね。
はい、次はCDのジャケットデザイン。
みんなご存知のカメラマンが登場します。半日かけて撮影をしてもらいます。
必要に応じてアートディレクターを入れる場合もあります。
そして写真のレタッチャーという専門職に編集をしてもらいます(レタッチといいます)。
計16~種類のデータをデザイナーが編集します。
そしてCDを作ってくれる会社にデータを渡します。
はい!後は仕上がりを待つだけ!説明へたくそだったな!俺!ごめん!
<まとめ>
・レコーディングエンジニア
・ミックスエンジニア
・マスタリングエンジニア
・カメラマン
・レタッチャー
・デザイナー(これは俺がやってます)
というプロ集団の集まりで出来たものがCDなんですよ。
大変だね!我ながらタイピングしててちょっと疲れたもん!
余談だけど、CD2000枚を発注するとミカンの箱サイズが20箱届きます。
すっごいスペースとります。売らないと生活スペースが本気で無くなります。
俺が言いたいことは
NO MUSIC, NO LIFE.
なんかじゃない。
No more!違法ダウンロード!
これだ。
【Yellow Studs MV 秋晴れの空】