「どこでもいい。さぁ、行こうか。」 Vol.17 – 夏が来る

今にも雨が落ちてきそうな空の下でアジサイが花を咲かせている。
季節感のない黒の上下を身にまとった僕はしばらく見とれていた。
車の排気ガスとタバコの臭いの中、少しだけ夏の香りがした。

もうそこまで来ている。
雨でびしょ濡れになったら空は晴れる。

YES!オラ、ワクワクしてきたぞ!

夏を遊ぼうじゃないか!

夏を、、、。遊ぼう、、、じゃないか、、。

でも、一体どうやって?

ナイトプール?海?キャンプ?バーベキュー?セミトリ?

OK!考えていこう?みんなで一緒に考えていこう?

はい、中野の脱線機関車トーマスこと野村です。野村太一です。
夏の遊び方を知らない39歳。キャンプに憧れる年頃でございます。

虫の鳴き声の中、暗闇で炎に照らされたいんです。
ナイフに刺したベーコンを直接火につけて焼きたいんです。
森と一体化したいんです。
レイブとかフェスに参加できないんです。
インスタグラムにアップする写真がありません。
ナイトプールが怖いんです。
ハッシュタグを付けるのが面倒なんです。

嗚呼、夏の楽しみ方を知らないままここまで来てしまった。
まずは夏を連想させるものを洗い出し、そこから答えを出していこうじゃないか。

・タピオカ
・砂浜
・バーベキュー
・キャンプ
・スイカ
・サーフィン
・熱中症対策

お。出てきた出てきた。夏の香りがプンプンするぜ。

これをAIに勝るとも劣らない俺のブレーンで変換してみようか。

答え:翌日、私は浜辺に行き、激しい日差しの中でタピオカの行列でバーベキューをしました。 焼きそばを焼いていますか?
私は夜キャンプし、スイカを食べながらサーフィンをします。 熱中症対策は万全です!

こいつぁ答えをはじき出すどころじゃない。
わからない。。。無理して全部やろうとするからこうなるんだ。

「流行に乗る楽しみ」っていう考え方もあるんだろうけど、「無理しない」というのが一つの答えだね。

もうあれだ。スイカと風鈴を買って来よう。

パリピになるには天性の才能を持っていないと無理。

夏は楽しむんじゃなくて感じるものなんだよ。きっと。

【Yellow Studs MV 秋晴れの空】

野村 太一

野村 太一Yellow Studs(Vo.Key)、音楽制作、web制作、デザイナー、ナレーター

投稿者の過去記事

18歳で上京。美容専門学校に入学するも途中で退学。家賃29000円の風呂なしアパートやら転々としつつ中野に腰を据える。
数々のバイトで食いつないできたが、30歳で晴れてバンドやら何やらで生計を立てることになる。
社会人経験ゼロのダメ人間。

特集記事

LIT

コラム記事







Staff Recommend

PAGE TOP