「お・も・て・な・し」が世間を沸かせてから大分年月が経った。
2020年に東京オリンピックがもうすぐそこまで来ている。
東京では外国人用に天井を高くしたタクシーが増え、喫煙スペースは一気になくなった。
じゃぁ、個人的に、あくまで個人的につっこんでおこう。
当初7000億だった予算が現在は3兆円
→膨れ上がりすぎ。
オリンピックにおける経済効果約、7兆〜32兆円(10年間)
→まて、なんだそのふり幅。幅広すぎ。
予想される4,000万人の訪日外国人客数
→来すぎ。治安は大丈夫なのか。(日本の人口:約1億2477万6364人)
世界のみんなが楽しめる東京オリンピックになるといいですね!
といい子ちゃん発言をしたいところだが、
果たして国民全員を巻き込んでまでやらなきゃいけないイベントなんだろうか。
責任の所在は?最後の最後は国民?
イメージ的には不安要素たっぷり感が否めない。果たしてどうなることやら。
個人的に違う意味でオリンピックにドキドキしている。
はい、どうもどうも。中野区の「迷える子羊」こと野村太一で御座います。
ここしばらくネットに自分の意見を述べることを控えていました。
当たり障りのない発言を心掛けていたのですが、
超ヒマ。退屈。つまらない。
「肝心なことを言わない」ってのは非常に意味が無いので手始めにオリンピックに対していきなり本音をぶちまけてみました。
さて最近は天気が不安定ですごい低気圧。俺の周りで体の不調を訴える友人もチラホラ。
このジメジメした空気を吹っ飛ばす企画はないのか悩んでいました。
そこで先日「低気圧に負けるな!」をコンセプトに刑事裁判の傍聴に行くことになりました。
よし、レッツ霞が関。
<なんで裁判に行くの?>
・日常と非日常の狭間を傍聴してみたい
・映画よりももっとノンフィクションなストーリーを見たい
・犯罪を犯してしまった
・将来、司法関係の仕事に就きたい
こんな感じ。。。
裁判が「傍聴する」って表現を使うのはおごそかな空気をまとわなきゃだからだろうね。
フランクに言うなら「見学する」かな。俺は見学するという気持ちです。
<どんな人が集まるの?>
実に色々な人種が裁判所には集まる。
弁護士、親族、報道関係者、普段着の人、絵を描く人、メモを取る人、寝ちゃう人、高校生。色々な人種がいる。
裁判中に携帯が鳴っちゃうウッカリさんがいるよ。
裁判官にめちゃくちゃ怒られてたから注意しよう。
<ごはん食べたい>
大丈夫。地下一階に行くと食堂とコンビニがあるんだよ。
俺は日本で一番おごそかな食堂とコンビニだと思ってます。
<裁判を見るまでの流れを教えて?>
入口で身体検査→
機械で自分が見たい裁判の時間を調べる→
時間になったら各法廷に移動→
着席
分からない場合は周りの人に聞くと教えてくれる。
以下感想です。
この日俺は「殺人」の判決を見たんだよ。
1m足らずの木の柵の向こうに殺人者がいてね。なんとも言えない気持ちになった。
一線を越えてしまった人間がそこにいて、そいつに殺された被害者もいるわけで。色々な思いが交錯する。
「判決、被告を17年の懲役に処する」から始まったその判決と共に報道陣が騒がしく退廷する。
俺はじっと被告を見つめる。目は合わない。
思ったより若い。その辺のドンキにいそうな普通な人に見える。
んー。人を殺めておいて17年の懲役ってのは短いんじゃないかと思う。
俺が被害者の親族ならこの柵を軽々と飛び越えてそいつを殺してしまうんじゃないか、とか色々な想像をした。
人を殺めるっていうのはどんな気持ちなのか知る由もないが、できる限りこの光景と人物を覚えておこうと思った。
裁判が終わったあと、冷たそうな廊下を歩き裁判所を後にする訳だけど彼はこれから刑に服する。俺は変わらず日常を送る。被害者はかえってこない。
今日も知らないところで誰かが事件を起こしたり、裁判が行われたりしてると思うと空は一層どんよりと見える。
まぁどんよりした気持ちの時に裁判所は違うなって思った。
この国は平和に見えるけど毎日毎日事件は当然のように起こってるって事を忘れてはいけないなと思いました。