ここ最近立て続けにマーベル関連の作品を見続けているので、どうしても僕が書く映画はマーベル寄りになってしまうのでどうにかしないといけないなぁと、
いや別に自分の好きな事書くんだから気にしなくていいじゃないと思いながらも、それでもという気持ちにはなっているんですよね。
そして今回もスパイダーマンが公開されたので当然の様にトムホランドの可愛らしさなどなどをつづろうと
思っていたんだが、
やはりそこはディズニー。
名作「アラジン」が名作たる威厳を示して堂々と僕の中にランクインしてきたので今回はアラジンにします。
今回は字幕か吹き替えかかなり悩んだんだよ、どっちも見たい。
まあ見るんだけどね。
取り敢えず初回は字幕で見ました。
冒頭から名曲「アラビアン・ナイト」が僕の心を鷲掴みました。
もうカッコイイよかっこよすぎだよ。
こんなに引きのいいOPはまれだと思うすごくワクワクする曲だよね。
話はアニメのアラジンを元にしているんだけど、
所々で現代のはやりの様なものを絡めてきていてうまいこと作ってんなーと、本編を邪魔しないアレンジがちりばめられていた。
特にジャファーとアラジンに共通点的なものを作り、アラジンにはジャファーの話を聞かせる切っ掛けや、ジャファー自身の野望とそれでも憎みきれない人間臭さを与えていた。
そして最近の作品のはやりでもある「女性」とその先にある「力強さ」を見事に描いている気がした。
ナオミ・スコット演じるジャスミンが、兵士を押し退け力の限りに歌う「スピーチレス」は鳥肌が立ち涙があふれるほどの力強さと女性としてのパワーを感じる曲だった。
そして原作とは違い、今回の「アラジン」ではジャスミンが権力を持ち、自身の意思でアラジンと結ばれるため国を変える。
この演出がどれほど現代の社会に影響を及ぼすかは定かではないが、
若い世代がこの作品を見て、未来に対しての希望や夢を持って生きてくれるんだろうなぁと期待せずにはいられない。
そして今回の「アラジン」最大のアレンジは、最後にジーニーは人間に戻り旅に出ると言う事。
ランプの魔人の枷を解き放つだけではなく、ジーニー自身が人間になりたいと願うのだ。
なんでもでき何にでもなれるジーニーが唯一自分の力で成し得なかった願い。
自ら王子になることを願い、失敗し元の姿に戻りたいと願ったアラジン。
人間の姿になり人間として自由に生きたかったジーニー。
この二人が惹かれあい描かれた「アラジン」は、どれだけお金があり権力があり、自由に何でもできるとしても。
そこに本当の幸せがあるわけではないという事を僕らに教えてくれた。
本当に持っていて幸せなモノとは、
自由に使えるお金ではなく自由に使える時間なのかもしれないと。
僕は旅立ったジーニーを見てそう感じるのだった。